YSパソコン用語解説集(ファイル関連)

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< > 共有ファイル (shared file) : @複数の人が利用(アクセス)できるように、
     サーバー内に保存されたファイルLANなどのネットワーク上で共有が可能であるように設定された
     共有ディスクの、その上に保存することで、複数のユーザーからアクセスが可能となったファイルのこと。
     通常はファイルまたはフォルダごとにアクセス権が設定され、
     不用意に消去したり権限のない第三者に閲覧されたりといった事態が予防されている。
     共有設定の解除は、「コントロールパネル」→「ネットワーク」→「ネットワークの設定」→
     「ファイルとプリンタの共有」で「ファイルを共有できるようにする」のチェックをはずす。
    AWindowsシステム内で、複数のアプリケーションで使用されるファイル(共有DLLや共有OCX)。
     拡張子が「.dll」の共有ファイルはアプリケーションがよく使う機能をまとめ、
     複数のソフトで使えるようにしたもので、他のソフトで使われていなければ、削除しても問題はない。
     ただし、万が一、他のソフトが使用している共有ファイルを削除すると不具合が起こるばかりか、
     アンインストールもできなくなる可能性もあるので、確信がなければ削除しないのが無難である。
    参 : ファイルの共有再起動
< > 最近使ったファイル = 最近使ったファイル(別掲)
< > パッチファイル (batch file) : 一連のコマンドの実行を、自動的に一括して行なう処理(命令)を
    記述したファイルのこと。MS−DOSWindowsで複数の処理をまとめて行う(バッチ処理)ときに
    使われる、起動するプログラムを順に列挙したファイル。
    バッチ処理とは、あらかじめパソコンに一連の操作を指定しておき、繰り返し実行する処理を
    自動的に実行するものをいう。MS−DOSでは、一連のコマンドを「.bat」という拡張子のファイルに
    記述することで、複数のコマンドを一括して実行することができる。
    バッチ処理用のコマンドとして、FOR、IF、CALLなどのコマンドも用意されている。
    Windows XPはWindows以前のOSであるMS−DOS環境を踏襲したコマンドプロンプトを備えている。
    バッチファイルでは基本的に1行がコマンドプロンプトの1命令と扱われ、上から順に1行ずつコマンドを
    実行する。バッチファイルに含むことができるコマンドは基本的にコマンドプロンプトと同じだが、
    条件分岐や他のバッチファイルの呼び出しなど、簡単なフロー制御は可能になっている。
    バッチファイルはUNIX系OSなどのシェルスクリプトよりもシンプルな文法体系になっている。
    このため、バッチファイルではあまり複雑な操作が行えないが、文法が非常に分かりやすいので
    誰でも使えるという特徴がある。現在ではちょっとした処理を行う際にバッチファイルは重宝されている。
< > ファイル (file) : ハードディスクなどに記録されているひとまとまりの文書やプログラム
    ファイル名や日付をつけて、OSが管理している。
    種類は、プログラム・ファイルとデータ・ファイルに大別され、
    形式としてはテキスト・ファイルバイナリー・ファイルがある。「ウィンドウズ」の画面では、
    アイコンの形で識別できる。利用法から大別すると、シーケンシャルファイルランダムファイルがある。
    ファイルの見分け方
         ファイルの読み方(例)  Regedit.exe
                          
              (プライマリーネーム)  (ピリオド)   (拡張子)
    @システム設定系のファイルかどうかで分類する
      ◎MS−DOSの時代から引き継がれたシステム設定ファイル
       ※MS−DOSとの互換性を保つためのファイル (例) CONFIG.SYSAUTOEXEC.BAT
      ◎Windows 3.1から引き継がれたシステム設定ファイル
       ※Windows 3.1との互換性を保つためのファイル (例)〜.iniファイル
      ◎Windows独自のシステム設定ファイル (例) MSDOS.SYS、レジストリ関連ファイル
    A拡張子によって分類する
     拡張子を見れば、多くのファイルは、どんな性格を持ったファイルかがわかる。
     拡張子とは、上記のファイルの読み方の例で、ファイル名の後ろに、
     ピリオドで区切って付けられる追加名でexeの部分である。一般には3文字以内の半角英字である。
    ファイル名(プライマリーネーム)について
     ◎ファイル名は255文字まで使える。
     ◎ファイル名には¥/:,;*?”<>|の半角文字は使えないが、全角ならOK。
     ◎半角の場合の例で、a(小文字)とA(大文字)は同じ文字と見なされる。
     ◎ファイル名の中の種類・日付・内容(相手、場所、目的や用件などのテーマ)などの項目の間は、
      −(マイナス)や_(アンダーバー)で区切ると見やすい。
     ◎ファイルは「表示」→「アイコンの整列」で、「名前順」「種類順」「サイズ順」「日付順」に
      並べ替えができるので、状況に応じて整列してみよう。
    ファイルのフルパス名を簡単に取得する方法
    [スタート]→「ファイル名を指定して実行」→「ファイル名を指定して実行」ダイアログに
    ファイルをドラッグ・アンド・ドロップ→「名前」テキストボックスにファイルのフルパス名が表示される。
    この文字列をマウスで選択状態にして、それを右クリックして「コピー」を選べば、
    フルパス名をクリップボードに転送できる。後は、必要な場所に貼り付けを行えば、
    ファイルのフルパス名を簡単に使うことができる。
    この方法は、ファイルがネットワーク上のドライブにある場合にも使える。
    ファイルを開かずに内容を確認する方法(Windows Vista)
    「整理」ボタン→「レイアウト」→「プレビューペイン」で、
    プレビューペインがフォルダーの右側に表示され、選択したファイルの中身が表示される。
    ただしすべてのファイルをプレビューできるわけではなく、現在プレビューできるのは、
    テキストファイルや画像ファイル、音楽ファイルなど一部の形式のファイルのみ。
    ExcelやWord形式のファイルはソフトがインストールされているとプレビューできるようになる。
    ファイル名に連番を付ける方法 → 連番
    ファイル名をまとめて連番に変更する方法(Windows XP) → 連番
    ファイルの属性  属性
    参 : 隠しファイル
< > ファイル・アロケーション・テーブル = FAT
< > ファイル交換ソフト (file exchange software) : お互いにWinnyShareなどのソフト
    入れた者同士がインターネットを介して不特定多数のパソコンの間で動画や音楽などの
    データを交換するソフトのことで、「ファイル共有ソフト」や「P2Pソフト」とも呼ばれているが、
    狭義には以下のような定義により、区別される。
     ファイル交換ソフト : ファイルの提供者と受信者との1対1での送受信の形をとり、
      必要としないファイルの仲介で端末に負荷が掛かることのないタイプ(ハイブリッドP2P)。
     ファイル共有ソフト : 各端末から提供されたファイルのコピーが共有ネットワーク上を”流れ”、
      要不要を問わず常に様々なファイルのデータが各端末に存在するタイプ(ピュアP2P)。
    技術的には下記のように2種類に大別される。
     中央サーバ型 : 接続しているユーザの情報やファイルのリストを中央サーバが管理し、
      ファイルの転送のみを利用者間で直接行なう形態。
      ファイル共有ソフトのさきがけとなったNapsterのほかWinMXはこの形態をとる。
      無駄な通信が少なく効率的だが、サーバが停止するとサービス全体が停止する。
     純粋型 : 情報を管理するサーバがなく、すべての情報がバケツリレー式に
      利用者の間を流通する形態である。利用者が増えると加速度的にネットワークが混雑してしまうが、
      どこか1カ所が停止してもネットワーク全体が停止することはない。
      WinnyやShareはこの形態である。
    ファイル交換ソフトは、著作権侵害をはじめとする違法な情報流通の温床になっているとして
    非難の対象となっている。ファイル交換ソフトを悪用されて著作権を侵害された音楽業界・映画業界・
    ソフトウェア業界など産業界は「ファイル交換ソフト自体が違法」との主張を続けているが、
    「悪用するユーザを裁くべきでファイル交換ソフト自体は合法」とする主張との間で議論は
    平行線をたどっている。WinMXでは2001年11月に、
    Winnyでは2003年11月に著作権侵害の疑いで逮捕者が出ている。
< > ファイルサーバー (file server) : ネットワークに接続され、多くのユーザー
    共用のファイルを貯えてその読み書きをサービスをするコンピュータ。
    Windows NTNetWareというネットワークOSインストールしている。
    Windows XP搭載のパソコンBをファイルサーバーにする方法
    「マイ コンピュータ」を開いてドライブアイコンを右クリック→
    「共有とセキュリティ」→ローカルディスクのプロパティ画面が表示されれば「危険を認識…」をクリック→
    警告文が表示されるので「ファイル共有を有効にする」を選んで[OK]ボタン→
    「ネットワーク上でこのフォルダを…」と「ネットワークユーザーによる…」にチェックを入れて[OK]ボタン→
    ドライブが共有状態になると、アイコンに手のマークが付き、
    同一ネットワークにある他のパソコンから読み書きできる。
    親のパソコンA(Main)からパソコンBが認識できるようにネットワークドライブを作成する
    「マイ コンピュータ」を開き「ツール」メニューから「ネットワークドライブの割り当て」→
    ネットワークドライブのドライブレターとサーバーを指定する。
    サーバーは「¥¥コンピュータ名¥サーバー側で設定した共有名」で指定する。→
    正しく設定できると「マイ コンピュータ」などにネットワークドライブのアイコンが表示される。
    (注)ネットワーク上でパソコンを識別するのに使われる名前、
       コンピュータ名はそれぞれ固有のものにし、ワークグループ名も共通にする必要がある。
       名前は「マイコンピュータ」を右クリックして開いた「プロパティ」の
       「コンピュータ名」タブ内で参照できる。名前を変更するには、同じ画面で「変更」ボタンを押す。
< > ファイルサイズ (file size) : ファイルの大きさのことで、データ容量をバイトで表す。
    ファイルサイズは、ファイルの上でマウスを右クリックし、プロパティ中央部の「サイズ」欄で確認できる。
    「ディスク上のサイズ」欄はハードディスクなどに保存したときの容量が表示される。
    ファイルを電子メールで送る場合に、1MBのファイルサイズで、ADSL1.5Mでは15秒くらいですむが、
    ダイヤル接続では2分以上かかる。このような大きすぎるファイルサイズでは、
    圧縮ソフトでサイズを小さくしてから送信する必要がある。
    受信に時間がかかる以外にメーラー側で数100KBの容量制限をしているところが多いからである。
    Windows Me以降のWindowsには「ZIP」形式でファイル圧縮する機能が付いている。
    これを利用するには、ファイルを選択後に右クリックし、一覧から「送る」→
    「圧縮(zip形式)フォルダ」を選択すると、ジッパーの付いた圧縮フォルダができる。
    詳細は圧縮/解凍を参照のこと。
< > ファイルシステム (file system) : OSによりファイルの名前付け、格納(ディスクへの保存)、
    および管理が行われる全体的な機構で、Windows 95OSR2以降から使われているFAT32や、
    Windows NT/2000/XPで利用できるNTFSなどの種類があり、セキュリティ機能や
    性能などに細かい違いがある。ハードディスクメモリーカードなどの記録媒体は本来、
    記録面の単純な読み書きしかできず、ファイルやフォルダーといった概念がない。
    こうした論理的管理手法の概念はファイルシステムによって実現されており、
    アプリケーションはOSを介してファイルにアクセスする。 参 : FAT16ビットFATMS−DOS
< > ファイル転送 (file transfer) : サーバーやコンピュータ間でファイルの内容を送受信すること。
    ファイル転送を行うプロトコルとしては、TCP/IP上で使用される「FTP」がある。
    インターネットメールなどで写真や動画を添付して送ることもファイル転送という。
< > ファイルの共有(file sharing) : 自分のパソコンにあるファイルを、ネットワーク経由で
    他人がアクセスできる状態におき、複数人でファイルを「共有」すること。また、そのためのソフトウェア。
    パソコン内のファイルまたはフォルダーを公開して、ほかのユーザーがネットワーク経由で
    使用できるようにする。インターネット上の共有ディスクを使用する方法と、
    パソコン内のフォルダーやファイルを共有設定する方法がある。ファイルを共有することで、
    マニュアルなど大量の文書を複数のユーザーで協同編集するといった作業が効率よく行える。
    また、同じファイルを複数のパソコンにコピーせずに済むので、ファイルを一元的に
    管理できるのがメリット。WindowsやMac OSでは、ファイル共有の機能があり、使用できる
    ユーザーや、ファイルの読み込み(閲覧)のみを許可する、といったアクセスの制限を設定できる。
    ホームユースで複数台のパソコンを使用している場合は、一般的にはルータを使用して
    家庭内LANを組み、ルータを経由して世界規模のWANであるインターネットに接続することで、
    家の中のどのパソコンでもインターネットが利用できる。
    Windows Vistaの設定方法
    準備設定 : 「コントロールパネル」→「ファイルの共有の設定」→ネットワークと共有センターで、
    「共有と探索」を設定→表示されているネットワークをすべて「プライベート」する→
    「ネットワーク探索」を有効→「ファイル共有」を有効→「ハブリックフォルダの共有」を有効→
    「プリンタ共有」も有効→「パスワード保護共有」は無効→@
    Windows 7の設定方法
    準備設定 : 「コントロールパネル」→「ネットワークの状態とタスクの表示」→
    「ネットワークと共有センター」で、ネットワークの種類を「ホームネットワーク」にする→
    「ホームグループと共有に関するオブション」→「共有の詳細設定の変更」を選択→
    「ネットワーク探索」を有効→「ファイルとプリンタの共有」を有効→
    「ハブリックフォルダの共有」を有効→「ファイル共有の接続」は「40ビット」→
    「パスワード保護共有」は無効にする→@
    @より、他のパソコンでの操作 : パブリックフォルダーを利用できるようにしたパソコンの
    「コンピューター名」を「¥¥」に続いて、アドレスバーに入力すると、パブリックフォルダーを
    開くことができる。コンピューター名が「yamaguchi−pc」だとしたら「¥¥yamaguchi−pc」と入力。
    設定 : 共有にしたいフォルダを右クリックして「プロパティ」→「共有」タブ→[共有]ボタン→「追加」で
    誰からもアクセスできるようにしたい場合は「Everyone」を選択→[追加]ボタン→
    この操作を各パソコンの共有したいフォルダに行う→A
    Aより、Windows Vistaの場合 : 開くだけ(閲覧者)、すでにあるファイルを開くことと
    新規ファイルの作成(投稿者)、すでにあるファイルの編集も可能(共同所有者)から選択→B
    Aより、Windows 7の場合 : 開くだけ(読み取り)か、
    編集できるようにする(読み取り/書き込み)かを選択→B
    Bより、[共有]ボタンをクリック
    参 : 共有ファイル
< > ファイル名を指定して実行 : 実行するプログラム名、または開くフォルダやドキュメント名、
    インターネットリソース名を入力することにより、これらを起動させること。たとえば、「notepad」と
    入力すると「メモ帳」が起動する。また、Windows XPで「cmd」と入力するとコマンドプロンプトが、
    「calc」で電卓が起動する。プログラムメニューをたどるよりも手間がかからず、さらに履歴にも
    残るので利用価値はある。ただし、システムパスが通っていないフォルダーにあるプログラムの場合、
    ここで実行できるとは限らない。しかし、プログラムのある場所をレジストリに書き込んでおけば、
    パスが通っていなくても「ファイル名を指定して実行」で起動できるようになる。
    たとえば「秀丸エディタ」を起動できるようにするには、
    「ファイル名を指定して実行」ダイアログで「regedit」と入力してレジストリエディタを起動する。
     : むやみにレジストリの内容を書き換えると、パソコンの起動ができなくなるなどの不具合が
    起きる可能性があるので、システムにかなり詳しい人以外はレジストリの編集はお勧めできないが、
    それでも操作続行する場合は、次の順でレジストリエディタ内で「App Paths」キーに移動する。
    HKEY_LOCAL_MACHINE→Software→Microsoft→Windows→CurrentVewsion→
    App Paths「App Paths」を右クリックして「新規」→
    「キー」を選び、「新規作成」ダイアログに「Hidemaru.exe」と入力する。
    これを選択して右側の「標準」(もしくは「(既定)」)をダブルクリックして「文字列の編集」ダイアログを開く。
    「値のデータ」に、秀丸エディタをインストールした場所とプログラム名、
    たとえば「c:¥ProgramFiles¥Hidemaru¥Hidemaru.exe」という値を登録して設定完了。
    レジストリエディタを終了し、「ファイル名を指定して実行」で「Hidemaru」と入力すれば、
    プログラムが起動する。さらに、「App Paths」に登録する際、
    プログラムの短縮名を定義することで、プログラムファイル名以外の名前でも起動可能になる。
    例えば、「App Paths」で新規キーを作るとき、「Hidemaru.exe」ではなく「Hide.exe」と登録して、
    同様の手順を踏めば、「ファイル名を指定して実行」で「Hide」と入力するだけで、
    プログラムを起動することが可能になる。







































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