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< > ルーター  (router)
    異なるネットワーク同士を、LANケーブルを使ってパソコンを複数台接続するための中継機器。
    ルーターを大別すると、LAN同士をつなぐローカルルーターと、
    LANとインターネットなどの通信回線をつなぐリモートルーターがある。
    アナログモデムやISDNに接続するダイヤルアップルーターと、
    ADSL/CATV回線につなぐリモートルーターの一つのブロードバンドルーターがある。
    データ(パケット)のアドレスを見て、必要なデータだけを必要なネットワークに流す。
    つまり、ルーターはインターネットから見える「グローバルアドレス」と
    LANから見える「プライベートアドレス」の受け渡しの役目をしている。
    データリンク層では隣接ノード間もしくは同一セグメント上でしかデータの伝達ができないが、
    ルーターはデータリンク層でのデータ転送機能を組み合わせて、
    ネットワーク上のあらゆるノード間同士でのデータ転送を担当する。
    ルーターは通常、ルーティングできるプロトコルが固定的に決まっている。
    IPアドレスのようなネットワークアドレスの識別を行うため、最適な経路の選択を行うほか、
    指定されたIPアドレスをもつパケットのみを指定された相手先に伝送することによって、
    セキュリティ管理やあるセグメントでのトラブルの波及防止が可能となる。
    ルーターにはアドレス変換やポートの開閉機能があるので、
    外部からの不正侵入や、特定のポートを狙うウイルスは防げるが、
    メールに添付されるウイルスやダウンロードしたファイルに含まれるウイルスは防げないので、
    ウイルス対策ソフトは必ず使いましょう。
    一番安価なルータではIP(TCP/IPのIP)しかルーティングできないことが多いが、
    価格が上がるにつれて順次IPX(NetWare),AppleTalk,LAN-Managerなどが
    ルーティングできるようになる。プロバイダーに接続するためにはルーターが必須となる。
    多くのルーターは、TAハブの機能を備えているものが多く、
    複数のパソコンをLANケーブルで直接接続できる。
    最近では無線LAN機能を搭載した無線LANルーターが使われることも多い。
    ルーターの設定は、説明書に書かれている「192.168.0.1」や「192.168.11.1」などの
    IPアドレスをWebブラウザーのアドレス欄に入力し、開いた画面の詳細設定や拡張設定で行う。
    参 : OSI階層モデルブリッジDMZNATUPnP
< > ルーチン (routine) : 何らかの処理を行なう一連のプログラムコードのこと。
    ルーチンを機能単位でまとめ、関数などとして独立させたものをサブルーチンと呼ぶ。
< > ルーティング (routing) : 異なるネットワーク同士を接続しているルーターが、
    最も効率的な経路で正しく目的ノードへデータ送出する機能で、
    ネットワークを介して送信元ホストから送信先ホストにパケットを転送する処理。
< > ルート (ROOT) : ハドソンと日本ビクターが開発し、
    2002年8月27日に発表したCD−ROMのコピーを防止する新技術。
    この技術はCD−ROMをプレスする際に特殊な暗証鍵を記録するもので、
    コピーしたCD−ROMを再生しようとしてもエラーが発生し、再生できなくなる。
    この技術を組み込むことにより、CD−ROMソフトのCD−RやCD−RWなどへの
    違法コピーを防ぐことができる。また従来の暗証鍵方式のプロテクトと異なり、
    ROOTの暗証鍵は特殊な方法でしか読み出せず、守秘性が高くなっている。
    さらに、暗証鍵が記録される場所やコードはディスクのタイトル毎に変えることが可能なため、
    解読は更に困難になる。両社はこの技術を利用し、
    CD−ROMにこの技術を組み込みプレスするビジネスを、
    日米のソフトメーカーなどに幅広く提供していく。 参 : SCMSCPRMCCCD
< > ルート  (root) = ルートディレクトリ▼
< > ルートキット (Root kit) : 悪意のある第三者(クラッカー)が、パソコンに不正侵入した後に
    利用するソフトをまとめたパッケージのことを指す。他人のパソコンに不正侵入したクラッカーは、
    侵入したことを隠蔽する(侵入痕跡を消す)ための工作を行う。具体的には、ログを改ざんしたり、
    侵入口が塞がれても再び侵入できる裏口(バックドア)を設置したりする。
    これらを実行するための一連のソフトをパッケージにまとめたものがルートキットで、
    さまざまな種類がある。スパイウェアウイルスセキュリティ対策ソフトからも
    見えなくしてしまう「隠れ蓑」として悪用されるケースが非常に増えている。
    2005年、米国SONY BMG社製の一部の音楽CDをパソコンで再生すると、
    ユーザーが気づかぬうちにその存在を見えなくしてしまう隠蔽プログラムが
    インストールされることが明らかになり、世界的に取りざたされた。
< > ルートディレクトリ  (root directory) : 階層構造の最上位にあるディレクトリ
    MS−DOSでは”¥”で表現される。階層化ディレクトリでは、
    このルートディレクトリの下にサブディレクトリが作成され、
    さらにその下にサブディレクトリが作成される、というふうにディレクトリ構造が作られていく。
< > ルーメン (lumen) : 記号 lm。光束の単位である。各方向に一様に1カンデラの光度の光源が、
    単位立体角(1ステラジアン)に出す光線束を1ルーメンとする。
    1ルーメンは本来、1本のロウソクに灯をともし1mの先から見たときの明るさをいう。
    SI単位系の単位の一つであるが、これとは別の定義によるANSIルーメンがある。
    ANSIルーメン(アンシルーメン) : ANSIが定めた条件に基づいて求めた、
     プロジェクターの光源の発する光束の単位で、輝度(明るさ)を示す。投影面を縦3×横3の9分割にし、
     それぞれの面の平均照度(単位:ルクス=lx)に投影面の面積(単位:平方メートル)をかけた値で表す。
     ルクスはルーメン/平方メートルであるので、ルクスに平方メートルをかけるとルーメンになる。
     法人向けデータプロジェクターの主流は2000ルーメン前後の製品で、ホームシアター用の
     家庭向けプロジェクターの輝度はこれより低く、1000ルーメン以下のものが多い。
< > ルーラー (ruler) : 「定規」の意味で、文書ウィンドウなどの
    上部(水平ルーラー)または左側(垂直ルーラー)に表示される目盛で、
    用紙の左上が原点として数値で表示されるので、一行の文字数などが確認できる。
    主にWordや一太郎などのワードプロセッサや、DTP、ドローイングアプリケーションなど、
    位置を厳密に指定する必要のあるアプリケーションで利用されることが多い。
    アプリケーションによっては、ステータスバーに現在のマウス位置がX、Yの値で表示される。
    (注)ルーラーはメニューバーの「表示」から「ルーラー」部分にチェックが入っていない場合には
       表示されないので、インデントを設定する場合にはチェックを付けておく。
    ルーラーを使うと、現在カーソルがある段落、または選択されている
    複数の段落のレイアウトを簡単に変更することができ、[Tab]キーで文中に挿入したタブを使って
    文章の位置を自由に調整することができる。文字間を空けるときには、スペースではなく、タブを入れる。
    Wordで必要なときだけルーラーを表示する方法
    文書ウィンドウの上と左に表示されるルーラーは、インデントやタブを設定したり、
    段落の状況を確認するのに重宝なものだが、画面をなるべく広く使いたいときは邪魔になるので、
    非表示にしておこう。画面から消してしまっても、必要なときはマウスポインターを合わせるだけで
    すぐに表示できる。ルーラーを画面から消すときは「表示」→「ルーラー」を実行して、
    「ルーラー」の前に付いているチェックマークをはずせばいい。
    ルーラーを常に表示しておきたいときは、再度「表示」→「ルーラー」を実行すればOK。
    参 : インデント
< > ルール = 振り分け
< > ルック・アンド・フィール = Look & Feel
< > ルビ (ruby) : ふりがな。7月の誕生石の紅いルビーのことだが、
    パソコン用語では振り仮名用の小さな文字をいう。ルビという言葉は印刷業界で使っていて、
    単に活字のサイズのことを意味していた。5号活字に用いたフリガナ用の活字のサイズが、
    7号活字であり、これが印刷業界では、ルビと呼ばれたのである。
    ではなぜ、印刷業界では、7号活字をルビと呼んだか?
    それは、7号活字が英国で「ruby」と呼ばれる活字と、ほぼ同じ大きさだったからである。
    以上「ルビのために」という南堂久史さんのホームページから一部引用させてもらったが、
    詳細はhttp://hp.vector.co.jp/authors/VA011700/moji/coderuby.htmで見て下さい。
    漢字に「ルビ」を振ると、ルビを入れただけ行間が空くのを対処する方法
    @行間を統一したい段落をドラッグして範囲選択する。
    A「書式」→「段落」を実行。
    B「インデントと行間隔」タブの「間隔」欄で、「行間」を「固定値」にする。
    C「間隔」の数値を設定して[OK]。
    Wordで文字にルビを振る方法(Word2002での例)
    ルビを振る文字を選択→「書式」→「拡張書式」→「ルビ」→ルビを設定する画面が表示されるので、
    必要に応じて配置やフォントをサイズを指定→[OK]ボタン→文字にルビが振られる。
    Wordで文書内の同じ言葉に、まとめてルビを設定する方法
    ふりがなを振る文字列をドラッグして選択→「書式」→「拡張書式」→「ルビ」→
    ダイアログボックスで、ルビ、配置、フォント、サイズを設定→[すべて変更]ボタン。
    ルビを変更すれば、対象文字列に関係なくルビが付けられる。
    文字に振ったルビを削除する方法(Word2002での例)
    ルビを削除したい文字を選択→「書式」→「拡張書式」→
    「ルビ」→[ルビ削除]ボタン→[OK]ボタン→文字からルビが削除される。
    Excelで文字にルビを振る方法(Excel2002、2003での例)
    ルビを表示したいセルを選択→「書式」メニュー→「ふりがな」→「表示/非表示」→
    文字列にふりがなが表示される。文字に表示されたふりがなを消すには、
    もう一度前記の操作を「表示/非表示」まで行う。ふりがなの詳細設定を行うには、
    前記の「ふりがな」→「設定」で、種類・配置・フォントなどを指定する。
    Excelでルビを編集する方法
    ルビを表示したいセルを選択→「書式」メニュー→「ふりがな」→「編集」→
    ルビを編集したい部分をクリックし、編集可能にする→キーボードよりルビを入力→
    [Enter]キーでルビを確定して操作完了。(別のセルに移動するとルビが隠れる)
    Excelでふりがなをリストから選択して入力する方法
    Excel97以降では、セルに文字列を入力すると、実際にキーボードから入力した読み仮名が
    ふりがなデータとして自動的に設定される。設定されたふりがなを表示するには
    「書式」メニューの「ふりがな」をポイントして「表示/非表示」をクリックする。
    ふりがなデータを修正するには、セルをダブルクリックするなどして編集状態にしてから、
    修正したいふりがなをクリックする。実行するとクリックしたふりがなに枠とカーソルが表示されて
    編集可能な状態になる。なお、[Shift]キーと[Alt]キーを押しながら上下の矢印キーを押すと、
    セル内でふりがなデータと親文字を切り替えることもできる。
     Excel2000以降では、さらに簡単な方法がある。親文字に複数の読みが存在する場合、
    わざわざ再入力しなくても、ふりがなデータをリストから選択できる。
    編集状態にしたふりがなをマウスの右ボタンでクリックし、
    表示されるショートカットメニューの「ふりがなリストから選択」をクリックすると、
    ふりがなに読み方のリストが表示される。設定したいふりがなをリストから選択する。
    Excelで漢字が入力されたセルとは別のセルにルビを表示させる方法(Excel2003での例)
    例としてA2に入力されている文字列(漢字)のルビをB2に表示させたい場合とする。
    ふりがなを表示させたいセルをクリックし、「関数の挿入」ボタン→「関数の分類」の「▼」→
    「情報」を選択→「関数名」から「PHONETIC」を選択→[OK]ボタン→
    (「PHONETIC」が表示されない場合は、右側のスクロールバーを使用する)
    「範囲」にルビをふる対象のセル座標を入力→[OK]ボタン→B2のセルにA2のふりがなが表示される。
    (A2に入力されている文字列のルビを表示させたい場合、数値1に入力する値はA2となる)
    PHONETIC関数では、通常カタカナで「ふりがな」が表示される。これをひらがなに変更するには
    「書式」→「ふりがな」→「設定」→「ふりがなの設定」ダイアログボックスの「種類」の項目で
    文字種を選んで[OK]ボタンでよい。 参 : PHONETIC関数
< > ルミナンスキー → クロマキー




































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