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< >  (Unit)ユニット
    ラックマウント型のコンピュータやネットワーク機器など、ラック搭載製品の高さの国際的な単位。
    1Uは44.5mm。2Uで約9cm、6Uで約27cmに相当する。なお、ラックの横幅は19インチが標準。
< > U3 (ユウスリー) : 米国U3 LLC社の登録商標で、同社が開発したUSBメモリーの標準規格。
    「U3プラットフォーム」は、USBフラッシュメモリーを使ったハードウェア
    アプリケーションソフトの統一プラットフォームで、USBフラッシュメモリーを単なる
    ストレージとして使うデータの保存場所から、アプリケーションをはじめ各種設定やプロファイルといった、
    個人の作業環境をそのまま持ち運ぶことができる「USBスマートドライブ」として活用できる。
    「USBスマートドライブ」は、ユーザーのデスクトップ設定やデータなどをUSBフラッシュメモリーに
    安全に保存できるほか、対応アプリケーションをUSBメモリーから直接起動可能にする
    USBフラッシュメモリの統一規格である。これにより、自宅でも外出先でも、どこのパソコンを使っても、
    自分自身が使い慣れたパソコンと同じ作業環境を利用できるようになる。
    U3規格に準拠するUSBフラッシュドライブでは、データ、電子メールブックマーク
    パソコンの動作設定などを安全に格納でき、ユーザーは不特定多数で共有しているようなパソコンでも
    安全に自身の環境を使ってアプリケーションを実行できるようになる。
     U3に対応するソフトをUSBメモリーにインストールしておくと、「スタート」メニューのような画面から
    ソフトを素早く起動できる。U3対応のUSBメモリーは1GBで5000円前後と、通常の製品より
    1000円程度高いとはいえ、ソフトを素早く起動できるメニューのほか、「セキュリティ」や
    「取り外し」など、多彩な機能を備えており、その価値は十分ある。
     米U3は2006年4月20日、同社が提唱するUSBメモリ規格「U3スマートドライブ」に対応した製品を、
    東芝やエレコム、アイ・オー・データ機器、サンディスクが国内で発売すると発表し、
    現在、エレコム、アイ・オー・データ機器、サンディスクの三社が製品を発売している。
    サンディスクには4GBの製品もある。
< > UAC = ユーザーアカウント制御
< > UDF (Universal Disc Format)
    DVD−RAMなどの光ディスク関連の業界団体であるOSTAが標準化するファイルシステム
    1998年6月現在では、Windowsから使用するためには、特別なデバイスドライバーが必要だが、
    Windoes 98以降から、FATなどと同様、OSの標準サポートフォーマットの一つとなった。
    DVDはファイルシステムをUDFに統一することでパソコンとDVDプレーヤーでデータ互換性を維持する。
    UDFには用途に応じて複数のバージョンがあり、
    読み取り専用であるDVD−ROM向けのUDF1.02、パケットライト向けのUDF1.5などがある。
    Windows XPはUDF1.02/1.5/2.0/2.01に対応している。
< > Ultra ATA (ウルトラ エーティエー) : 最大データ転送速度が66、
    100、133MB/secのハードディスク(HDD)やCD−ROMのインターフェース規格。
    EIDEを越える新しい規格として、正規にはATAPI−4になる。
    高速転送をするにはHDDとマザーボードがそれに対応している必要がある。
    UltraATA/66のHDDは、1999年以降のマザーボードでないと利用は難しく、
    128GBまで接続可能だが、現在では店頭では見かけなくなった。
    UltraATA/66用とUltraATA/100用のカードは137GBまでのHDDしか利用できないが、
    UltraATA/133用のカードは大容量のHDDに接続できる。 参 : IDE
< > Ultra SCSI (ウルトラ・スカジー) : データを転送速度をFast SCSIの倍に速くしたSCSIの規格。
    Narrowで20MB/秒、Wideで40MB/秒の転送速度。Fast−20 SCSIとも呼ばれる。
    データ転送速度が向上したことと引き換えに、ケーブル長は1.5mまでと短くなっている。
< > Ultra Wide SCSI (ウルトラ・ワイド・スカジー)
    データを転送する線を増やすとともに速度をFast SCSIの倍にしたSCSIの規格。
    40MB/秒の転送速度。主にサーバで利用。 参 : Wide SCSIUltra SCSI▲、AHA2940UW
< > Ultra2 SCSI (ウルトラ・ツー・スカジー)
    データを転送速度をUltra SCSIの倍に速くしたSCSIの規格。
    Narrowで40MB/秒、Wideで80MB/秒の転送速度。
< > UMA (Unified Memory Architecture)
    メイン・メモリーをグラフィックス・メモリーとしても利用する技術。
    専用のグラフィックス・メモリーが必要ないので低価格PCを作れるが、速度は低下する。
< > UMB (Upper Memory Block)
    パソコンのメインメモリーで、アドレスが640KBから1024KBまでの領域。
    MS−DOSなどではこの部分が使いにくかったが、現在のOSでは気にしなくてよい。
< > UNC (Universal Naming Convention)
    Windows 95などで使用できるネットワーク上のファイルやプリンタなどの
    資源を指定するための命名規約。「¥¥サーバ名\共有名¥ファイル名」で、ファイルをアクセスする。
    たとえば、サーバ「Heliosos」の共有名「Appli」のディレクトリの「Sample.txt」をアクセスするとき、
    Windows 3.1では「¥¥helios¥appli」を適当なドライブに割り当てた(マッピングした)あと、
    そのドライブのルートディレクトリの「Sample.txt」として、アクセスする必要があった。
    UNCでは、ファイル名に「¥¥helios¥appli¥Sample.txt」とするだけで、アクセスできる。
    この方式だと、ドライブのマッピングの異なるクライアントから、同じ表記で、指定できるという利点がある。
< > Unicode (ユニコード) : 世界中の文字を統一表現しようとする1文字2バイトの文字コードセット。
    日本の漢字(JIS X 0208,JIS X 0212)やアラビア文字など、
    同一の文字コード体系で世界中の主な言語の文字をすべて表現してしまうもの。
    たとえば、1つのテキストファイルで、日本語、フランス語、タイ語、アラビア語の文字が混在できる。
    2byte目に1byteの制御文字と同じコードが入ることや、JISコードとは並び順が全く異なること、
    外字領域が少ないことなどから、日本のコンピューター業界はおおむね、その採用に反対している。
    Windows NTUNIXでは採用されているし、オフィス2000では一部の機能がユニコードに対応した。
<P> UNISYS (ユニシス)
    アメリカに本社があるコンピュータメーカー。ユニバックとバロースの合併により誕生した。
< > Universal Service (ユニバーサル・サービス)
    誰もが妥当な料金で受けられる通信/放送サービスのこと。
    日本では法律により、NHKとNTTには義務づけられている。
<P> UNIX (ユニックス) : 1969年に米国のAT&Tベル研究所かC言語で開発したマルチタスク、
    マルチユーザーのオペレーティング・システム(OS)。
    異種のパソコン同士でも同一ソフトが使用できるという前提で作られた基本ソフトでだが、
    日本ではアプリケーションが少なく、数の上では普及していない。
    なお、インターネットの標準的な通信規約であるTCP/IPは、
    このUNIX間をつなぐネットワーク技術として生まれたものです。 例 : UnixWare▼Solaris
<P> UnixWare (ユニックスウェア) : SCOのUNIX製品。
    現在のバージョンUnixWare7はSVR4の流れを汲むUnixWareとSCO Open Serverを統合したもの。
< > UPnP (Universal Plug and Play)ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ
    米Micorosoftが提唱する、パソコンや家電製品を簡単にネットワークに接続する仕組みで、
    パソコンメーカーと家電メーカーが参加して規格化した。UPnP機器は自分自身の機能や設定方法を、
    XMLという言語で記述したデータを持ち、この機器がネットワークに接続されると、
    自らが情報を発信してドライバーソフトなどを組み込まずにUSBのような
    デバイスの認識と機器のIPアドレスなど接続環境の認識を自動的に行なうことができる。
    最新のルーターはほとんど対応している。基本的には、米SunのJiniと同じ考えのもの。
    UPnPのコンポーネントのインストール確認方法(WindowsXPのUPnP対応ルータ)
    [スタート]→「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット接続」→「ネットワーク接続」→
    メニューバーの「詳細設定」→「オプションネットワークコンポーネント」→「ネットワークサービス」→
    「ユニバーサルプラグアンドプレイ」にチェックが入っていれば、インストール済み→
    チェックがなければ、チェックを入れて[OK]→[次へ]でインストール完了。
    参 : Plug&Play
< > UPS (uninterruptible power supply)ユーピーエス
    無停電電源装置。バックアップ用の電池(または発電機)を内部に持ち、
    瞬間的な電源電圧の低下(瞬断)や、突然の停電でパソコンのデータが失われるのを防ぎ、
    システムをそのまま稼働できるようにする予備電源装置。
    小容量のものでは、システムを数分稼働できる程度の容量の電池を持ち、
    この間にシステムを安全にシャットダウンさせられるようにする。
    一方、大容量のものでは、内部に発電機を持ち、システムを数日にわたって稼働できるものもある。
< > URL (Uniform Resource Locators)ユーアールエル : 〔統一資源定位符〕。
    インターネット上の情報資源の住所(ファイルの場所)と、
    そこから情報を取得する方法を指定する記録方式のことで、
    最近では、このようなURLのアドレスを略してアドと言う。
    ホームページのアドレスである「http://〜」、「ftp://〜」などがこれにあたる。
    どのようなプロトコルでアクセスするかを先頭で指定する。
    URLは通常、プロトコル、サーバー(ドメイン)、パス、およびファイル名の4つから構成されている。
    Webサイトによっては、パスやファイル名が表示されないこともある。
    ホームページでURLを取得した時のWebアカウントがディレクトリ名となる。
    サーバ名の頭のWWWはワールド・ワイド・ウェブ(ホームページのしくみ)ということを示した
    慣習的なもので、WWWが付かなくてもDNSサーバーがURLをIPアドレスに変換して
    ユーザーのパソコンに返信してくれさえすれば、ホームページを見ることができる。
    URLの記述形式
       http://www.microsoft.comjapan/usersdefault.htm
     プロトコル    サーバー名称       パス(ポート番号)  ファイル名
    (:より前の表示が (microsoft.comが (ディレクトリ名で   (ブラウザにロードする
     アクセス方法)         ドメイン名)   /以下は階層)         ファイル名)
    
    
サーバー名称のwwwは、組織内のサーバーを特定するホスト名になるが、
    習慣的に付ける企業が多いだけで、なくても対応するIPアドレスを割り振ればURLとして使用できる。

    私のホームページ「http://www5.ocn.ne.jp/~ys2001/index.html」のURLを例にとると、
    HTTPというプロトコルを使って、www5.ocn.ne.jpというドメイン名が割り振られたOCNのサーバーに
    アクセスし、ys2001というディレクトリーにあるindex.htmlというファイルを取得、それを表示する。
    ということになり、通常index.htmlはサーバーが先頭アドレスに決めているので省略される。
< > USB (Universal Serial Bus)ユーエスビー
    ユニバーサル・シリアル・バスキーボード、ディスプレイマウスモデムプリンタデジカメ
    スキャナージョイスティックなどの比較的低速の周辺機器を、ハブという集線装置を介して、
    パソコンに127台まで接続できる新しいシリアルインターフェイスの規格。
    パソコンのポート不足を補い、接続の手間を大幅に簡略化するために定められたもので、
    規格は米Intelを中心とする米Microsoft、Compaq、DEC、IBM Corporation、
    NEC、Northem Telecomの7社が仕様を策定し、今ではUSBインプリメンターズフォーラムに
    世界中から200以上もの企業が参加し、USBのサポートを表明している。
    1998年以降発売のほとんどのパソコンには標準で2つのUSBポートが付いている。
    現在では、2000年4月に発表された480MbpsのUSB2.0が主流になっている。
    パソコンの電源が入った状態で、USBコネクタに機器を差し込めば、
    すぐに使えるホットスワッププラグ・アンド・プレイに対応している。
    USBを使えばパソコンの筐体の外側に周辺機器を接続する際に、
    アドインカードを使用する必要がなくなる。
    インテル社の82430HX/VXのチップセット内にUSBのホストコントローラ機能が実装されている。
    Windows 95の一部(私も購入した1997年1月発売のNECの
    VALUESTAR「PC−9821V200」だが、当時はUSB接続可能な周辺機器はなかった)から採用され、
    それまでの専用の端子・コネクター・ケーブル方式より接続が簡単で、
    データ通信がスムーズにできて費用も削減された。
    デジカメで撮影した画像データをパソコンに転送する手段には、
    CFカードリーダーやPCカードアダプタを使う方法があるが、
    ケーブルでつなぐだけのUSB接続は、デジタルカメラの静止画用端子にも採用され、
    データ転送速度は現在普及しているUSB1.1の規格で最高で12Mbpsである。
    IEEE1394の登場により近い将来のIT化構想で淘汰されるかもしれないということだったが、
    1999年にUSBの上位規格のUSB2.0が登場し、2000年4月に仕様が公開され、
    最大480Mbpsという従来の40倍もの速度向上が実現され、
    IEEE1394との速度面での差はなくなり、インターフェイスに対応して使い分けされている。
    USB2.0がメーカー製のパソコンに搭載されるようになったが、USB1.1対応のパソコンでも、
    USB2.0のインターフェイスを装着し、メーカーのデバイスドライバをインストールすれば利用できる。
    しかし、USB1.1対応ポートにUSB2.0対応のMOなどを接続すると、Windows XPの仕様により
    「高速ではないUSBハブに接続している高速USBデバイス」というメッセージが表示されるが、
    特に問題はないので、そのメッセージは×で消して利用できる。
    使用しているパソコンがUSB2.0に対応しているかを確認する方法
    [スタート]→「マイ コンピュータ」の上で右クリック→「プロパティ」→「ハードウェア」タブ→
    [デバイス マネージャ]ボタン→USB(Universal Serial Bus)コントローラをダブルクリックして
    項目を展開→「標準エンハンスPCI to USBホストコントローラ」という項目があれば対応済み。
    (注)メーカー製のドライバーはホストコントローラの名前が異なる。
    USBケーブルを延長する方法
    USBケーブルは基本的に、5m以上の長さのものは販売されていない。それはUSBの規格で、
    長さは最長5mまでと決められていて、それ以上の長さでは信号が正常に伝達されなかったり、
    バスパワーが供給されずに接続機器が動かないことがあるからで、5m以上に延長したい場合は、
    特別な機器が必要になる。一番手軽なのは、リピーター(中継器)機能付きのUSB延長ケーブルを
    使うことで、ケーブル5mごとにリピーターを付ければ、USBの規格上では最大25mまで延長できる。
    5mのUSBケーブル1本と、5mのリピーター機能付き延長ケーブル4本を組み合わせればよい。
    リピーターの代わりに、USBハブを5mおきにつないでも延長できる。
    25mまで延長するなら、5mのUSBケーブル5本とUSBハブが4個必要になる。
    USB3.0 : 2008年11月に公開された次世代版USBで、最大の特徴は転送スピードの速さにある。
     最高転送速度は毎秒5ギガビット(Gbps)で、現行のUSB2.0と比べると、
     なんと10倍以上の速さでデータをやり取りできるようになる。例えば、USBメモリーに保存した
     1GBのファイルをパソコンにコピーする時間が、理論的には17秒から、たった1.6秒に短縮される。
     ハイビジョン画質で録画した2時間分の動画も、40秒程度で転送できる。(注)
     USB3.0の速さの秘密は、端子にある。USB2.0の端子とは別に新たに5本の信号線を加えた
     形状をしている。下図のように従来のUSB2.0では、データを送受信するための信号線は2本しかなく、
     これを一定間隔で送信・受信と切り替えながら、データをやり取りしていた。一方、
     USB3.0には送信用と受信用にそれぞれ専用の信号線が2本ずつ用意されており、合計4本もある。
      日経PConlineより
     これに伴って、プロトコル(通信手順)も改良された。USB2.0では、送信と受信の信号線が同じなので、
     データのやり取りをパソコン側で制御しなければ ならない。そのため、パソコンから周辺機器に対して、
     定期的に「ポーリング」と呼ばれるパケットデータを送っていた。
     その点、USB3.0ではポーリングが不要 なので、無駄なデータのやり取りが減る。
     これも、転送速度の向上に役立っている。気になるのは、USB2.0との互換性だが、心配は無用で、
     USB3.0の端子には、USB2.0用の信号線も組み込まれているため、
     USB2.0対応機器のポートにUSB3.0の端子を挿入しても、これまで通り使える。
     ただし、その場合の転送速度はUSB2.0のときのままとなる。
      USBは、これまで外付けHDDやプリンターなどで使われていた。しかしUSB3.0からは
     速度を生かして、ハイビジョンのDVカメラや外付けSSDなどに搭載されるようになるだろう。
      USB3.0対応のパソコンが登場する時期は「2009年後半以降」(NECエレクトロニクス)。
     ほぼ同じタイミングで、速さをウリにした魅力的な周辺機器も、続々と発売されそうだ。
     (注)2時間のハイビジョン映像のファイルサイズを25GBとして計算した。     
USB規格
仕様 発行日 転送速度 対応機器
USB1.0 1996年1月 12Mbps マウス、キーボード
USB1.1 1998年9月
USB2.0 2000年4月 480Mbps 外付けHDD、プリンター、
USBメモリーなど 
USB3.0 2008年11月 5Gbps ハイビジョンカメラ、SSDなど
USB3.0はUSB2.0と比べると、転送速度が10倍以上速い 
< > USB Internet Phone (USBインターネットフォン)
    パソコンのUSBポートに接続して利用するIP電話機で、パソコンへインストールされた
 専用アプリケーションにより、IP電話機能を
 実現している。一般電話機との高品質な
 通話も可能で、ヘッドセットタイプに比べて、
 音質が良く、電話番号キーで簡単操作が
 できる。さらに、USBカメラを付ければ
 テレビ電話として利用することができる。

< > USBハブ : USBケーブルを分配してプリンタやモデムなどの複数の周辺機器をつなぐ装置。
    USBはパソコンと周辺機器のデータの中継をすることの他に、周辺機器に電源を供給している。
    しかし、パソコンのUSBからの電源で多くの周辺機器に供給するバスパワー型(バスパワードタイブ)
    ハブにはパソコンの電流容量により限界がある。周辺機器の電力消費や接続台数により、
    限界を超える場合には、USBハブから独自に電源を供給するためのACアダブターの付いている
    セルフパワー型(セルフパワードタイプ)ハブを使用することになる。
    4つ以上の端子が付いているハブのほとんどがこのタイプで、電源コンセントが供給源となる。
    携帯用ハブはバスパワー型が多いが、それ以外ではACアダプタを接続するとセルフパワー、
    はずすとバスパワーになるという両用型が多くなった。 参 : ハブ
< > USBオーディオ (Universal Serial Bus Audio) : オーディオ機器などの音声入/出力と接続し、
    パソコンでのオーディオ編集や再生を可能にするUSBインターフェイスボックスのことで、
    内部でA/D変換を実行し、USBケーブルを介して、音をデジタル化した状態でパソコンに届ける。
    再生音に関しても、貧弱なパソコンの音質や音量を飛躍的に向上させることができる。
    使用する目的は、良い音でCDやMP3などの音楽を再生させるための再生目的と、
    クリアなサウンドで録音するための録音目的の2つに分かれる。
    最近とくに注目されているのは、昔のレコードやカセットテープをデジタル化し、
    CDとして保存させるための録音目的のほうであり、光デジタル入出力といった機能も備えている。
    ドルビーデジタル5.1chDTS音声の出力が可能な、IOデータの「D2VOX」(19,800円)や
    エゴシステムズ(実勢10,500円)、クリエイティブメディア(実勢5,300円)などのUSBオーディオも
    発売されている。ラトックシステムの「REX−Linkシリーズ」のような2.4GHz帯を使用し、
    パソコンの音声をワイヤレスで伝送するワイヤレスオーディオも16,500円で発売されている。
< > USBバスパワー (Universal Serial Bus bus power)
    パソコン本体のUSB端子からUSBケーブルを通じて周辺機器に電源を供給する機能のこと。
    周辺機器にはACアダプターなどの電源や電源コードが不要で、USBにつなぐだけで動作するため、
    設置の自由度が大幅に向上し、配線がスッキリして持ち運びもラクになる。
    小型のイメージスキャナや外付けCD−ROMドライブなどにUSB給電の製品が多く、
    小型扇風機や読書灯、LEDライトのように、USBを電源として使うだけの製品もある。
    USBの規格では供給電源に、電圧最大5V±0.25V、消費電流500mA、
    消費電力はおよそ2.5Wという制限がある。このため多くの機器を数珠繋ぎにすることはできず、
    USBフラッシュメモリーやカードリーダーのような小型の周辺機器なら問題ないが、
    プリンターのような大型の機器はバスパワー駆動には対応していないものも多い。
    バッテリーが小さい携帯ノートなどはUSBに供給する電力が小さく、
    USBバスパワー対応の機器が正常に動作しない場合がある。
    特にポータブルHDDなど、比較的消費電力が大きい機器が問題で、こうした製品のため、
    充電ユニット付属のケーブルや、2基のUSB端子から電源を供給する二股ケーブルもある。
    ちなみに、IEEE1394バスパワーは電圧12V±5%、消費電流1.5A、
    消費電力18WとUSBバスパワーよりも供給電力に余裕がある。
    最近はiPod shuffleのように、USBで充電する携帯音楽プレーヤーが増えている。
    充電用のACアダプターを持ち歩かなくて済むのはいいが、
    パソコンの電源を入れないと充電できないのは不便なので、
    ACアダプター付属のセルフパワー式USBハブを使えば、USBハブ単体で充電できる。
< > USBブート (Universal Serial Bus boot)
    USB端子で接続した外部記憶装置内のOSを使ってパソコンを起動すること。
    USB機器を使うにはWindowsが動いている必要があるが、BIOSの対応が進み、
    起動時にUSB接続の外部記憶装置を内部ハードディスクなどと同列に認識できるようになりつつある。
    OSの再インストールに必要なUSB接続DVD/CD−ROMドライブからの起動は
    早くからサポートされていたが、USB接続ハードディスクやUSBメモリーも対応が進みつつある。
< > USBフラッシュメモリー (Universal Serial Bus flash memory) : USBメモリー。
    パソコンのUSB端子に直接接続してデータを読み書きする
    半導体メモリの一種であるスティック型メモリーの総称で、通常は単に「USBメモリー」と呼ぶ。
    データの書込みや消去が何回でもでき、電源を切っても内容が消えない便利なもので、
    これをパッケージしたものにUSBコネクタを付けたのが「USBフラッシュメモリー」で、
    フロッピーディスクより大容量(32MB〜8GB超)でコンパクトなことから、
    MOディスクなどのパソコン用データ交換メディア、あるいはそれ以外の用途としても注目を浴びている。
    USBメモリーのドライブ名はパソコンの構成によって変わるが、
    USBメモリーを挿すと「リムーバブルデイスク(E:)」のように自動認識される。
     USBメモリーにデータを保存すると、データ本体のほかにデータを記録した場所やファイル名といった
    「管理情報」が記録される。データを消去した時点では、管理情報だけが消え、データ本体は残っている。
    したがって、誤って保存したファイルを消去した場合、「DataRecovery」などの復元ソフトを使えば
    USBメモリー内に残っているデータを復元できる。ただし、“絶対”というわけではなく、データ消去後、
    復元前に別のデータを記録した場合、残っていたデータ本体の領域に上書きしてしまうと、
    二度と復元できなくなるので注意しよう。
     Windows VistaにはUSBメモリーを利用してパソコンを高速化する「ReadyBoost」という
    機能があるが、USBメモリーが一定の速度を満たしていないと利用できない。
    そのため、ReadyBoost対応を示すロゴが付くものは、今のところ一部の高速な製品に限られている。
    USBメモリーの外し方(ソフト面)
    USBメモリーを使うときは、USBコネクターに挿すだけでよいが、
    外すときには下記のような手順が必要になる
     @タスクバーの右側通知領域にあるアイコンをクリックする。
     A「ハードウェアの安全な取り外し」が表示されるので「USB大容量記憶装置デバイス」を選択して、
      右下の[停止]ボタンをクリックする。
     B「ハードウェアデバイスの停止」が表示されるので「USB大容量記憶装置デバイス」を選択して、
      [OK]ボタンをクリックする。
     C画面右下に「ハードウェアの取り外し」と表示されたら、USBメモリーを取り外せる。
    USBメモリーの便利な用途
     ●フロッピーやMOデイスクの代わりに手軽に使え、小型なので手軽に持ち運びできる。
      データの持ち運びだけではなくアプリケーションを丸ごと入れてしまうといった使い方もできる。
      実勢価格は512MBのものは高速タイプのものでも高くても4千円(標準は2500円)前後、
      4GBのものでも1万3千円(標準は6500円)前後なので、持ち運びたいデータ量と
      用途にあった容量を選べばよい。高速タイプのものでは16GBのUSBメモリーも登場している。
      ワープロや表計算などで作成したデータを持ち歩ける。
      電子メールやインターネットのエクスプローラなどのインポート・エクスポートを使えば、
      送受信メールや「お気に入り」などのデータをコピーできる。
     ●パソコンのセキュリティーキーとして利用できる。
      別売りソフトの「USBHardLocker」などを使うと、特定のUSBメモリーを挿していないと
      パソコンを使えないようにすることができる。
     ●紛失時に中身を見られないような設定もできる。
      USBメモリー自身を紛失した時のために、USBメモリーの付属ソフトにはパスワードロックや
      暗号化ソフトなどが提供されているものがある。    
 BUFFALOのUSBフラッシュメモリRUF2−LDシリーズには、
 残量、ボリュームラベルを表示する液晶を搭載している(左写真)。
 「液晶画面」には、「メモリ残量(円グラフ、デジタル)」、
 「ボリュームラベル」を表示。パソコンに挿さなくても容量使用状況と
 名前が確認できるので、使い分けにも便利。
 ※1 空き容量(Mbyte)と全容量の1/10単位で円グラフ表示。
 ※2 名前は11文字までの1Byte文字(一部文字制限あり)が
    表示可能。日本語は表示できない。
    USBメモリーの使用を無効にする方法(Windows XP)
    Windows XPでは特別なドライバーを必要とせずにUSBメモリーが使えるので、
    セキュリティ上の問題が起こる場合もある。
    そこで、誰もが使うようなパソコンではUSBメモリーを使えないようにしておくとよい。
    その方法は、管理権限のあるユーザーでログオン→[スタート]メニュー→
    「ファイル名を指定して実行」→「regedit」と入力→レジストリエディタが起動したら、
    次の順でキーをたどる→HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→
    Services→USBTOR→右側のペインに表示される「Start」をダブルクリック→
    「値のデータ」に半角数字で「4」を入力→[OK]→レジストリエディタを終了すれば、
    USBポートにUSBメモリーを挿しても認識しなくなる。
    USBメモリーを暗号化する方法(Windows XP)
    USBメモリーは手軽に持ち運べる分、紛失や盗難の心配がつきまとう。
    重要なビジネス文書や個人情報を保存したUSBメモリーを無くしてしまい、
    第三者に不正使用されたら大変なことになるので、大事なデータは暗号化して持ち運ぼう。
    その方法は、パスワードを付けたいファイルを選択して右クリック→「送る」→「圧縮」→
    Zip形式のフォルダーを作成し、フォルダーを開く→「ファイル」→「パスワードの追加」→
    パスワードの設定画面に従って設定するが、設定後は、
    パスワードを入力しないとファイルを開けなくなるので注意しよう。
    Windows XPより前のOSやWindows Vistaの場合は、「ED」のようなフリーの暗号化ソフトを
    利用する方法もあり、「http://type74.org/」から無料ダウンロードできる。
    ほかにも、価格は高くなるが、指紋認証機能を備えたUSBメモリーや、
    USBメモリー自体がデータを暗号化して記録する製品もある。
    USBメモリの自動実行をさせない方法
    マイ コンピュータからUSBメモリに該当するドライブをクリックすることで、
    「autorun.inf」ファイルが実行される可能性がある。USBワームは、マイ コンピュータではなく、
    エクスプローラで、必要なファイルのみを使用するようにしましょう。
    そして、ファイルを開く前には、必ずウイルスチェックをするようにしてください。
    また、USBメモリのルートフォルダにautorun.inf」という名前のフォルダを先に作成しておくことで、
    USBワームによる不正な「autorun.inf」ファイルを作成させないという方法もある。
    Windows Vistaの場合 : Windows Vistaでは、USBメモリを自動実行できる機能がある。
    「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」→「CDまたは他のメディアの自動再生」で
    「何もしない」に設定しておくことで、自動実行機能がオフになる。
    参 : SSDU3
< > USBマウス (Universal Serial Bus mouse)
    パソコンのUSBポートに接続して使うマウスのこと。
    パソコンとマウスの間は小容量のデータ転送しかないので、USBポートでも十分対応できる。
    さらに、USBポートは電源を入れたまま抜き差しができる「ホットプラグ」に対応しているので、
    出先でノートパソコンの電源を切ることなくUSBマウスを接続することも可能である。
< > USBマスストレージクラス (Universal Serial Bus mass storage class)
    一般的には略して「USBストレージクラス」といい、「ストレージクラス対応のUSB」などとも呼ばれ、
    USB機器を、外部記憶装置として認識し制御するドライバープログラム、またはその規格のこと。
    Windows Me以降のOSであれば、標準で対応している。
    USBで接続された周辺機器を外部ドライブとして認識できるのが特徴で、
    外付けハードディスクの基本的な制御方式でもあり、USBメモリー、カードリーダーのほか、
    デジタルカメラや携帯電話でもこれに対応していれば、
    内部のメモリーカードを外部ドライブとしてパソコンが認識でき、
    接続するだけで特に作業なしにそのまま使用可能な状態となる。
< > USBメモリー = USBフラッシュメモリー
< > Usenet : 世界で250万人以上が参加しているインターネットの会議システム。
< > User = ユーザー
<F> USER.DAT : Windowsのレジストリファイル。
    ログオン名、デスクトップの設定など、ユーザー情報を記録しているファイル。
< > UTP (Unshield Twisted Pair)
    シールド無しより対線。10BASE−Tケーブルなどで使用される。
    EIA/TIA(米国電子工業会/米国電気通信工業会)によりカテゴリ1〜5までが規定されており、
    カテゴリ3では10Mbps、カテゴリ4では16Mbps、カテゴリ5では100Mbpsの伝送速度を保証する。
< > UUCP接続
    一定の時間間隔でプロバイダーにダイアルアップして電子メールなどの情報を配送する接続形態。
    今ではあまり使われない。 参 : 専用線IP接続、ダイアルアップIP接続
< > uudecode (ユーユー・デコード) : バイナリファイルを電子メールで送信するために、
    uuencodeでテキストデータに変換したファイルを復元するプログラム。
< > uuencode (ユーユー・エンコード)
    バイナリファイルを電子メールで送信するためにテキストデータに変換するプログラム。
    反 : uudecode
< > UWB (Ultra wideband) : 超広帯域無線。
    数百メガ級の高速通信が可能な無線通信の方式のひとつで、数GHzにわたる極めて広い
    周波数帯域を使って低出力で電波を送受信するため、従来の無線方式より消費電力が少なく、
    ノイズにも強く、同じ周波数帯を使う無線機器と混信することがないといった特徴がある。
    元々軍事用の技術だったが、2002年に米国で民間利用が認められて以降、全世界で注目されている。
    位置測定、レーダー、無線通信の3つの機能を合わせ持っており、極めて独特な無線応用技術と言える。
    日本でも、総務省が2006年中にも利用を認める方針で、ワイヤレスUSBなどの通信用のほか、
    レーダー機能を応用して消防士が建物内の人の位置を確認したり、
    警官が隠れている犯人を見つけだしたりするのに活用される見込みである。
    この機能を利用してホームセキュリティ機器(侵入者検知装置)を開発するという構想もある。
    位置測定機能はGPSよりも正確な測定が可能で、ゴルフコースのティーからホールまでの正確な
    距離を知らせる機器を開発している企業もある。通信機能は約40Mbpsの速度が達成されており、
    これはBluetooth無線LANIEEE802.11b)などよりも高速である。
< > UXGA (ユーエックスジーエー) : 解像度を表す規格の一つ。1600x1200ドットが表現できる。
    もともとはパソコンのディスプレイの表示能力(水平・垂直のドット数)の規格を表す用語が、
    周辺デバイスの発展によってCCD液晶パネルなどの画素数を表すときなど、
    広い意味にも使われている。表示ドット数が小さい方から、
    VGASVGAXGASXGA、WXGA、UXGA、WUXGAの順に高解像度になる。



































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