唄入り
紀元二千六百年
(一般・奉祝歌) 【作詞:増田 好生 作曲:森義 八郎】唄:徳山
l
・四家 文子他
(元)(前奏)
C G7
一、金鵄
(きんし)
かがやく 日本の 栄
(はえ)
ある光 身にうけて
C F C G7 C
今こそ祝え この朝
(あした)
紀元は 二千六百年
G F G C
ああ一億の胸 は 鳴 る
二、歓喜
(かんき)
あふるる この土を しっかと我等 踏
(ふ)
みしめて
はるかに仰ぐ 大御言
(おおみこと)
紀元は 二千六百年
ああ 肇国
(ちょうこく)
の雲青し
(間奏)
三、荒
(すさ)
ぶ世界に ただ一つ ゆるがぬ御代
(みよ)
に 生
(お)
い立ちし
感謝は清き 火と燃えて 紀元は 二千六百年
ああ 報国
(ほうこく)
の血は勇む
四、潮
(うしお)
ゆきたけき 海原
(うまばら)
に 桜と富士の 影織
(かげおり)
りて
世紀の文化 また新
(あら)
た 紀元は 二千六百年
ああ燦爛
(さんらん)
のこの国威
(こくい)
五、正気凛
(せいきりん)
たる 旗の下 明朗アジア うち建てん
力と意気を 示せ今 紀元は 二千六百年
ああ 弥栄
(いやさか)
の日は昇る
昭和15(1940)年
紀元2600(1940)年を祝うために歌詞、曲ともに国民から公募された。
外来語は「軽佻浮薄
(けいちょうふはく)
」な、「敵性用語」として排斥運動が進められ、
1940(昭和15)年には、煙草の名称が変更され、ゴールデンバットは金鵄
(きんし)
、
チェリーは「桜」、カメリアは「椿」となった。そのタバコが電話料、電報料、ハガキ・切手、
酒等とともに平均61%値上げされ、大衆タバコとして最も人気が高かった
「金鶉」(両切10本入り)も、倍の15銭にされた(ただし兵士用の「ほまれ」
(両切20本入り7銭は据置かれた)。「ぜいたくは敵だ、生めよ殖せよ、八紘一宇」の
時代の中での値上げで生活が苦しくなり、憤まんやるかたない大衆は、
こうした替え歌で果敢
(はか)
ない抵抗をしていたのでしょう。(コメントX氏)
ちなみに「ゼロ戦」は、「皇紀2600年」(1940年)に海軍主力戦闘機として
採用されたことから「
零式艦上戦闘機
」と名付けられました。
カラオケには、右側の「
須佐卓郎の音楽ルーム
」の方をどうぞ。
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](レコード版、演奏のみ)
★「金鵄」
(きんし)
あがって15銭 栄
(は)
えある「光」
(ひかり)
30銭
今こそ来る
(来たぜ)
この値上げ 紀元は二千六百年 ああ一億の民は泣く
★「金鵄」上がって15銭 栄えある「光」30銭
それより高い「鵬翼」は 苦くて辛くて50銭 ああ1億のカネがいる