隣組             【作詞:岡本 一平 作曲:飯田 信夫】唄:徳山 l

      自治会による餅つき風景

(前奏)
1.とんとん とんからりと 隣組 格子(こうし)を開ければ 顔なじみ
  回して頂戴(ちょうだい) 回覧板(かいらんばん) 知らせられたり 知らせたり
(短い間奏)
2.とんとん とんからりと 隣組 あれこれ面倒(めんどう) 味噌醤油(みそしょうゆ)
  ご飯の炊(た)き方 垣根越(かきねご)し 教えられたれ 教えたり
(間奏)
3.とんとん とんからりと 隣組 地震やかみなり 火事どろぼう
  互いに役立つ 用心棒(ようじんぼう) 助けられたり 助けたり
4.とんとん とんからりと 隣組 何軒あろうと 一所帯(ひとじょたい)
  こころは一つ 屋根の月 纏(まと)められたり 纏めたり

昭和15(1940)年
隣組というのは第二次大戦下、皆が共同して生活していくという体制を強化するために、
町内会の下に作られたものです。物資、ことに食料が極度に欠乏し、
生きて行く事さえ困難なときに、それを少しでも明るくするために作られたのがこの歌です。
食料はすべて配給制、それもだんだん減らされて食うや食わずの中を、
絶えず空襲がおそい爆弾が落とされ、死傷者は膨大な数にのぼりました。
今の人たちには全く想像も出来ないことでしょう。
この隣組は田舎では昔からあったところが多く、都会でも自治会として残っているところが
多いようです。自治会の下には部会や班があり、当番で回覧板を回したりしています。
これは隣近所が仲良くするためにも非常に良いことだと思います。(コメントX氏)
曲は「須佐卓郎の音楽ルーム」より。


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