(B)紙や板などに書いたり押し付けたりするものによるもの

染みのもとや
状態
応急手当や材料、
状態
染み抜き

青インク

布でつまんで
取っておき、
早く手当をする。

★石鹸液で取る。
★蓚酸の温液で処理してからアンミニア液で取る。
★白物は漂白剤を使う。
★歯ブラシか綿棒に漂白剤を薄めて含ませてタタキ、
 水をつけて漂白剤を落とし、染みが抜けるまで繰り返す。
★ティッシュで吸い取る。その後はきれいな布に薄めた
 お酢を染み込ませ、根気良く拭き取る。

赤インク
布でつまんで
取っておき、
早く手当をする

★オキシドールをつけて、歯ブラシか綿棒に漂白剤を薄めて
 含ませてタタキ、水をつけて漂白剤を落とし、染みが抜けるまで
 繰り返す。
★ティッシュで吸い取る。その後はきれいな布に薄めた
 お酢を染み込ませ、根気良く拭き取る。

油性インク


★汚れに布を当て、裏側からベンジンを浸した布で叩き出す。
 (時間が経つと落ちなくなる。)ペンキのようなしつこい
 汚れの場合は、テレビン油(油絵で使う溶剤です)に浸し、
 裏側から歯ブラシで叩き出して布などに吸い取らせる。
★ガラスに付いた油性のフエルトペンは、食用油を布に付けて
 こする。少し残る場合はクレンザーをつけてこする。

ボールペン

★しみの付いた箇所の下にタオルなどを置き、住まいの
 洗剤を歯ブラシにつけて叩き、下のタオルに吸い取らせた後、
 洗剤分を水で叩いてよく落とす。
★ビネガーで叩く。取れない場合は住宅用洗剤でもみ洗いをする。

クレヨン
ティシュペーパー
で摘み取る。

★歯ブラシにベンジンを含ませて叩き、完全に乾いてから脂肪分解
 酵素入り洗剤液で叩き出した後、水で洗剤分をよく叩き出す。
★壁などを傷めないようにスチールウールで軽くこすって取る。
 さらに、クレンザーを少量の水で溶き、古ハブラシで付け、
 布で拭き取る。
★ガラスに付いたクレヨンは、コールドクリームを塗ってしばらく
 そのままにしておき、ティッシュペーパーで拭き取る。
★アクリルたわしに重曹をつけても落とせる。

墨・墨汁

★ねり歯磨きまたは歯磨き粉を付けて、小布にはさんで揉み出し、
よくすすいでから通常の洗濯をする。

草・花の汁

★きれいな布に消毒用アルコールを染み込ませてシミを丹念に
 拭き取る。アルカリ性物質はタンニンと反応して繊維に
 定着するので、アンモニアやアルカリ性洗剤の使用は絶対に
 行なってはいけない!

朱肉

★歯ブラシか綿棒にベンジンを含ませて朱肉の油分を叩き出す。
 残った油分は、アルコールで叩き出して処理する。
   
   

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