.【政治・外交・法律に関すること】
A40 何故、朝鮮民主主義人民共和国(以下北朝鮮)は日本人拉致問題と朝鮮人強制連行や
従軍慰安婦問題を同じテーブルにおくのか。

朝鮮中央通信が、「拉致問題で騒ぎ過ぎると今後どのようになるかわからない」などと高圧的に論じているが、
結論としては「長い期間での数人の拉致者の死亡がなんだ、強制連行などによる死者とは比べ物にならない」
と言うことだと思う。しかし、強制連行や従軍慰安婦問題は日本の植民地時代や戦時体制下のことであり、
国家的とはいえ軍部の施策だったが国家の政策ではなかったのである。また、ネットでは、【当時コリアの人は
日本国民でした(併合是非は別)ので強制連行といわれる徴用は当然です。昭和17年度に朝鮮半島から
陸軍に志願した若者は25万を越えたと聞きます。私は36年間のコリア支配は、申し訳ないとおもいます。
だが掴まえて麻袋に入れて送りこむ拉致と、徴用と同じにしないでください。】や【理屈を言えば、戦争状態で
「日本人」としての徴用があり、北は戦争状態の終結していない敵国民を捕虜にしただけの話、
その戦争状態から逃げて言うべき事をいわなかったのです。】という意見もある。しかし、北朝鮮側から
日本に対して戦争状態だから捕虜にしたと言うことにしても、国際協定上から捕虜を虐待したり殺すことは
できないのである。これらを含めて日本の主権を侵し、平和な国へ不法侵入しての拉致は、日本国民の
安全に対する国家テロである。それは特殊機関の組織図からも明らかなように、対日工作部門は、
朝鮮労働党中央委員会の作戦部の対日727連絡所(後に書記局の対外情報調査部35号室)という
組織に位置していたからである。
当初は拉致後に逃亡しやすい日本海側の海岸近くだったが、日本国内で北朝鮮工作員の活動を支援する
在日朝鮮人やカネ目的の日本人「補助工作員」が暗躍し始めた頃から、太平洋側や東京の首都圏からも
拉致が容易にできるようになったのである。
国交のない日本へのスパイ行為には、日本人のパスポートや完全な日本語や習慣が必要だとは言え
「人さらい」まですることはない。不審船や装備などに大金をかけるくらいなら、国交はなくても日本人通訳を
正当な手段で何人でも雇えないことはない。拉致された人たちの悲劇は、拉致したことがばれそうになったから
だけで殺されたことである。日本の穏やかな町で楽しく平和に暮らしていた人たちが、ある日突然に
闇に紛れて音も無く現れた彼らに力ずくで連れ去られ、家族や友人からも引き離され、言葉や習慣の違う
国での長年の暮らしは、苦労・苦痛・苦難の苦々しい言葉しか思いつかないほど悲惨なことなのに、
北朝鮮の勝手な都合だけで殺されるのである。一時帰国された人たちは、工作員並みの待遇で
良い生活をしているとのことだが、それは日本から経済援助を受けようと政策を変えた数年前からかも
しれないし、マインドコントロールで言わされているかもしれないので、「拉致は有りえない」などとウソばかり
言ってきた国の信用度はゼロに近い。
日本を敵国としながら、米などの大量支援はちゃっかり受け入れている。しかし、それさえも軍人や
労働党幹部が横取りや密売をしているそうで、せっかくの援助も地方の住民には行き渡っていないのである。
自殺したと伝えられている横田めぐみさんのうつ病が事実だとしても、将来に夢も希望もない異国に拉致された
ことから起きたことで、亡くなられたすべての人が他殺と言っても過言ではない。拉致被害者家族の
「悲しみより怒りです」や亡くなられた家族のことを思い「生きていたからといって喜びも感動もない」の心境が
如実に語られている。寺越武志さんと叔父さんたち3人について、北朝鮮は日本の海岸から数百メートルの
場所で人道的に遭難者を救助したと言っているが、救助したのなら手厚く保護し、日本側へ即座に人および
船体を返すことが当然なことであるが、衝突されたのか傷ついた漁船のみ残されていた。国交のない国の船が
日本の領海上に存在すること自体が異常なことで、救助など表に出すことさえ考えられないことだ。
長距離を多くの燃料を使って、遠い日本まで来て救助していただかなくても、漁師なので2〜3百メートルくらい
なら確実に海岸まで泳ぎ着けるので、大きなお世話と言いたい。しかも、べタナギ状態の海で遭難するの
だから、すべてにつじつまが合わない。寺越さんは13歳の中学生の時に拉致され、いつ殺されるかもしれない
恐怖や転向教育のためか、「私は拉致されたのではない。北朝鮮の漁船に救助されたのだ」と、
インタビューに答えた ように、親や故郷よりも朝鮮労働党の方に心が移っているのが哀れさえ感じる。
本心から帰国の意思がないのだろうか。最近、武志さんがお母さんに、「もう日本には家族のためにも
帰らない。真実は墓の中で話しましょう」と話したことから推測されるように、一番上の叔父さんは拉致時に
抵抗したから殺されたと思われ、真実を語らないのだと思う。曾我ひとみさんのお母さんのように当時は
46歳なので、口をふさがれ、袋詰めにされただけでショック死するかもしれないことをされているのである。
日本の軍部が強制連行された人や従軍慰安婦とされた人に猿ぐつわをはめて袋詰めにして連れてきましたか?
監禁状態にして、将軍様礼賛のような転向教育をしましたか? それだけでも違うではありませんか。
平成14年9月21日の「声」欄で、北九州市の米沢 泰子さんが「第三者を加え真相の究明を」の投稿の
後半部分で【国はなぜ20数年もの間、問題を放置したのか、国民の安全よりも国策を優先したのはなぜか、
政治家はどの程度情報を握っていたのか―これらの疑問にきちんと答える義務がある。そのためにも、
第三者による真相究明委員会の設置を私は提唱したい。道路公団の民営化推進委員会で問題点が次々と
明るみに出たように、外交の膿(うみ)をきっちりと出していく必要があると思う、国民の安全という基本中の
基本を、このままうやむやにすることは絶対に許されない。家族に謝罪や補償をしてそれで終わりでは、
異国の地で絶望のうちに死んでいった若者たちも浮かばれまい。また、時間がかかっても事件を総括し、
その教訓を生かしていくことが、犠牲になった人たちへの最大の供養であり、国益にもかなう唯一の方策で
あると私は考える。】と論じられているが、中国残留孤児と同じで、対処し始めた時期があまりにも遅すぎて、
関係者が亡くなっているか職を辞されていることが多く、ウソだらけの北朝鮮と相まって、真相解明は
困難といえよう。当時から友好党の旧社会党だけでも、ちゃんと対応していたらと思うと残念である。
小泉首相のことをとやかく言う人がいるが、北朝鮮が経済問題などで窮地に立たされているとはいえ、
彼が「日朝平壤宣言」に署名したからこそ、拉致問題の進展が図られることになったのであり、歴代の
首相のように北朝鮮側の「拉致はありえない」に同調して、何十年も何もしなかったら、拉致された人の
生存者は一人もいなくなる日がくるのである。小泉さんには、歳だけが先輩の一個人として
「勇気をふるい、よく耐え、よくがんばった、感動した」と言いたい。おわりに、日朝国交正常化は必要で、
互いに助け合い、観光、文化交流などを行えるのは国交のある平和国家だからこそ成し得る
ことだからである。
F50グループからの「拉致」の人権学習についての記事を紹介しましょう。
目被うばかりの教育界の惨状 いったい何処の国の教育者なのだろうか???
大阪の府立高校の[人権教育推進委員会]が「拉致」人権学習を拒否 その理由。(赤字は私個人の意見)
1,北朝鮮のトップが謝罪して決着したことをことさら生徒に伝える必要はない。
  謝罪と決着とは全く関係はない。ありのままの拉致や人権問題を伝えて悪い理由はない。
2,生徒が北朝鮮は悪いという印象を持つ。日本と北朝鮮は価値観が違う。
  日本の教育は日本人の価値観で行っている。北朝鮮の元高官が「北朝鮮は最悪の国家」と
  明言しているように、実際、人さらいの「拉致」の他、麻薬や兵器の密輸、言論弾圧や
  強制収容所などでの拷問・日常的な虐待などの人権侵害、旅客機爆破・暗殺のテロなど
  悪いことをしているではありませんか。

3,日本の植民地支配も取り上げないと不公平。
  この項での問題提起の通り、「拉致」と「植民地支配」は次元が異なる。
4,在日朝鮮人への嫌がらせをメーンにすべき。
  嫌がらせ、いじめは日本人の恥だが、拉致を削ってまでの人権学習のメインにするほどのことではない。
  「拉致問題」と現在日本在住の「在日朝鮮人」との関連性はないので嫌がらせは絶対やめましょう。

これが日教組の現在の現実、日教組は北教祖としか言いようがない。
日本の【人権や教育界】いったいこの連中 何処の国の人間だろう???
やはり戦後教育の荒廃の原因はこれらの教員達であった。
私も同感の投稿記事がH15.1.8日の朝日新聞「声」欄に掲載されていたので一部を紹介します。
八代市の79歳の徳永 秀夫さんからで、【北朝鮮は確かに、一方的に見ればならず者国家、悪の枢軸で
あるが、私は第三者的に見て、悪というより時代の進歩に取り残された国という感じがする。
地球上でエアポケットのように、遅れた国のように思える。なぜなら彼らは、自分たちこそ正義だと
思っている。命さえ懸けようとしている。ここに、思想の恐ろしさがあると思う。時代遅れであることは
間違いなく、昔の我が国を思わせるところもある。帝国主義独裁政治により、民衆は奴隷のように
教育される。我が民族以外は皆敵という考え方を持っているようだ。地球はITの時代だ。グローバル化
している。いまだにこんな国、民族がいるのかという驚きの方が大きい。人間の重さを知るのが文化で
ある。一人の生命は、地球より重いと知ることが根本だ。かつての「特攻隊」や自爆テロのような手段で
自国を有利にと考えている。まさに前世紀の遺物である。】という内容であり、まさにその通りである。
80歳近くの徳永さんが横文字を多用されているのには恐れ入るが、若い皆さんはクリックしないでも
意味はお分かりでしょうネ。
60年以上も前の日本帝國主義に近いことを、いま現在行っているのに、その当時に日本が行っていた
ことを非難している。戦時の東条政権が独裁政治と言われても、議会のもとの政治であったが、
今の北朝鮮はそれ以下のまさに独裁政治といえる。このような国交もないひどい国に対して日本は
何故、不定期貨客船「万景峰’92」号はじめ船舶の入港を許可しているのだろうか。座礁しても
後始末さえできない現状なので即刻寄港や航行を拒否すべきである。国連海洋法条約は「沿岸国の
平和、秩序、安全を害しない限り、自由な航行を認めなければならない」ことになっているが、
日本国内に潜む工作員との連絡手段や不正送金のルート、覚せい剤の密輸などとの絡みに加え、
座礁船舶の後処理もできなくて秩序、安全を害しているからである。これは北朝鮮のみならず、
座礁船舶の放置をする船籍や海運会社にも一切、航行や寄港を拒む必要がある。 参 : A44

北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(当時13歳)の母親、早紀江さん(70)と、
めぐみさんの弟、拓也さん(37)は2006年4月29日(日本時間)、
ブッシュ米大統領とホワイトハウスの大統領執務室で面会した。
ブッシュ大統領が首脳以外の日本人と面会するのは極めて異例で、
大統領は北朝鮮からの脱出住民(脱北者)家族らとともに約30分面会した早紀江さんらに対して
「きょうはこれまでに最も心を動かされた会談だった」と述べるとともに、
「信じがたいのは北朝鮮が国家として拉致を許したことだ。
国際社会から尊敬を得たいのなら、人権を尊重することだ」と、北朝鮮を激しく非難した。
大統領は「米国は人権を尊重し、自由社会を実現することを強く保証する」と述べ、
拉致問題解決への協力を約束した。

1978(昭和53)年8月5日、高校1年で16歳の金英男(キム・ヨンナム)さんが、
韓国・全羅北道群山沖の自宅近くの島へ海水浴に出かけたまま失跡。
韓国に潜入、逮捕された北朝鮮工作員らの供述で拉致の疑いが浮上、
1997年に韓国の国家安全企画部(当時)が「北朝鮮による拉致」と発表した。
しかし、2006年6月29日、金英男さんの金剛山ホテルでの記者会見では、
海水浴場の近くにあった木の船に乗り、船が沖合まで流され困惑しているところを北朝鮮船舶に救助され、
北朝鮮まで行くことになったと話し、北朝鮮による拉致を否定したが、
仙遊島海水浴場から10時間流されたとしても、数10kmの範囲内で、
そんな韓国領海に北朝鮮の船舶がいるはずがなく、また、他国の16歳の少年を救助したのなら、
どこの国でも本人を送還するが、北朝鮮は人権無視を実証したようなものだ。
寺越武志さんと同じく、「家族に逢った時は泣かずに、拉致ではなかったと言え。
もし逆らったら家族の生命・財産は保証しない。」などと、あちこちから圧力をかけられ、
家族や自身の生き残りをかけ、本能的な「防御」を行ったものと思われる。(H18.6.30)
(H14.10.7、10.17、10.25、12.4、12.17、12.23、H15.1.8、1.16、8.24、
H17.3.30、H18.4.29、7.1追加・修正)


































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