掃除のコツ
 ほとんどの汚れは粉石鹸や石鹸をぬるま湯で溶かした液、クレンザー、漂白液ぐらいで落ちることから、
川や海や地球全体、人類をも汚染していく合成洗剤の使用は控え、環境汚染を防ぎましょう。
強そうな浴槽などのホーロー製品でも、クレンザーや硬質タワシなどで傷がつき、ザラザラになります。
化学ゾウキンは植物系や鉱物系の油剤を基礎とし、その油剤を安定した状態に保つため、
有害な界面活性剤が使われていることから、赤ちゃんの手足や口でさわるような所には
絶対使うべきではない!(日本消費者連盟発行の「合成洗剤はもういらない」などより)
対象物 掃除の方法や汚れ予防
玄関 水気を絞った茶殻をまいてからほうきで掃くと、ほこりをたてずに掃除ができる。
下駄箱は、新聞紙を敷き、1週間に1度取り替え、靴の中に使用済みの使い捨てカイロを
1足につき1個入れておくと、脱臭と除湿になる。
ドアのノブのさびは、サビ取り剤の代わりに100%のトマトジュースをやわらかい布に
付けて拭くときれいにサビがとれる。
天井 最初に天井の埃やすす、蜘蛛の巣などを掃除機で取っておく方がよい。
座敷ぼうきに古タオルや古シャツを巻きつけ、その上にストッキングをかぶせて
すすはらいをするとホコリがよく落ちる。ストッキングを使うのは、
こすると静電気が起きて、ホコリを吸い取る作用が強くなるため。
雨漏りのシミで時間がたって乾いてしまったものは、水に塩素系漂白剤を
溶かした液をボロ布などにつけてていねいにふくときれいになる。
外壁の場合は、ホースで水をかけながら洗車ブラシやタワシでこする程度でよいが、
汚れがひどい場合は、ぬるま湯にとかした洗濯用洗剤などを洗車ブラシにつけてみがき、
その後にホースで水をかけながら洗車ブラシで洗い落とす。
板壁の場合は、油を少し沁み込ませた油雑巾で落とす。
天井付近の壁の汚れは主にタバコのヤニが原因なので、
水に少量のアンモニアと住まいの洗剤を加えたもので拭く。
ペイント壁は、住居用洗剤でふいて、そのあと水ふきをする。
壁紙は、手あかなどで黒く汚れたら消しゴムでこする。
壁に付けたシールは、ドライヤーでシールを暖めると、はがしやすくなってきれいに取れる。
廊下
(フローリング)
木の床や化学材の床のワックスがけは、床のところどころに液体ワックスをまいて、
すぐに布かモップで広げる。
白木の場合はシミになりやすいために、布の方に液体ワックスを含ませてふく。
水ぶきのできる床や廊下は、米をといだ際の1回目の濃いとぎ汁に雑巾をひたし、
これをしぼってふくとピカピカになる。古くなった牛乳でも同様の効果がある。
(注)床表面のワックスを剥がさないために、なるべく水を使わない。
   掃除機、ほうき、化学ぞうきんなどが適している。汚れがひどい場合は、
   住まいの洗剤(木質床材に使用できるもの)を薄めた液を使用する。
   ぞうきんは固く絞って使う。きれいになったら、から拭きして水気を十分に拭き取る。
手あかは、水で濡らした雑巾にクレンザーを少量つけて拭き取り、さらに水拭きする。
そのあと、酢少量を水で薄めた液を布に含ませて拭いておくと、ベトベトがすっきり取れる。
ひっかき傷は、ふだん使っているスプーンの背でやさしくこするだけで傷が目立たなくなる。
ダイニング テーブルに付いた輪じみは、マヨネーズを布につけてこする。
キッチン シンクは、油ものの汚れ、野菜くず、お茶などの茶渋などがつきやすく、変色して
ぬめりがついたり、しょうゆなどの塩分があるものをほおっておくとサビの原因になる。
食器を洗い終わったら、食器用洗剤のついたスポンジで、全体をサッ!とこすり
水で流しておく。水気を拭いておくこともポイント。汚れがついてしまった時は、
クリームクレンザーや重曹を振りかけて、湿らせたスポンジでこすり、水で流す。
重曹は、安全性の高い無機物なので、毎日の掃除も安心でおすすめ。
磨く時はスポンジのほか、ダイコンの切れ端や柑橘類の切れ端で磨くと傷がつきにくい。
酢水をスプレーして磨くと水アカまでキレイになる。
また、ミカンの皮には「リモネン」といって油を落とす成分が含まれているので、
ミカンの皮を捨てる前に、シンクなどをちょっと磨くとピカピカになる。
いずれも仕上げに乾いた布や吸収力の高いファイバークロスで水分を残さず拭くこと。
市販のステンレスクリーナーは週1回が目安。
排水ホース内の水アカや油分は月1回市販のパイプ洗浄剤を使って洗い流す。
排水口は、カップ1/3の重曹を振り入れ、加熱した同量の酢を流し入れると、
中で発泡して汚れが落ちる。ダストカゴは、クレンザーなどをつけた古歯ブラシを使って、
細かい目に詰まったゴミを取り除きながら洗う。
ダストカゴに、排水口専用の洗剤を吊るしておくと汚れの予防になる。
カウンターは、人造大理石にキズや汚れがついたときは、軽度ならクレンザー、
重度の場合は目の粗いサンドペーパーをかけ、最後にナイロンたわしで仕上げる。
目地が汚れたときはカッターナイフで削って、市販の防カビシリコンコーキング剤を塗る。
食材を置いたりする調理台には酢水をスプレーして、菌の繁殖をおさえる。
三角コーナーは、プラスチック製で、ぬめりがある時は、台所用漂白剤につけて取り除く。
不要の歯ブラシを活用して、細かな汚れを掃除すると、きれいになる。
湿らしたスポンジに重曹をつけてこすると、研磨作用でぬめりやカビは落ちる。
酢水を吹き付けてしばらく置いてから水ですすげば完了。
レンジ台についた焦げ付き汚れは、汚れに「重曹」をふりかけ、その上から手にはめた
「軍手」(滑り止めが付いてないもの)でゴシゴシ。細かい部分は手の指を使う。
レンジ周りの壁は、油汚れがひどい時は、タイル、ビニールクロス、ステンレス、
ガラスの場合、台所用洗剤をスプレーをしておいて、ラップでパックがおすすめ!
ラップを壁面にピッタリ貼り付けておくと、こすらずに簡単に汚れが落ちる。
ラップの代わりにティッシュペーパーをあてて台所用洗剤をスプレーして15分くらい
置いても、油汚れがういて力を使わず簡単に拭き取れる。
壁に油が飛び散ってシミができたら、、汗止めパウダーを古くなった化粧パフにつけ、
油のついた箇所にたっぷりはたいたおく。しばらくおいてから、きれいな布で
こするように乾拭きすると、きれいに取れる。
レンジフード(換気扇)は、月に1回程度、台所用洗剤を浸した布でふき取り、この後に
カラぶきする。油だまりの油も、台所用洗剤を浸した布でふき取り、カラぶきする。
換気扇のファンやフィルターは、ぬるま湯に洗剤液を溶かした中に30分から数時間
つけ置きし、汚れが浮いたらブラシでこすり落とす。フードは洗剤液を吹き付け、
ウエスで拭き取る。割り箸にウエスを巻きつけたものでフードの油たまりも忘れずに。
換気扇のガンコな汚れは、分解できるものはすべて分解し、羽根などの部品を
ペーパータオルで包み、ざっと熱湯を流す。それから強力な住居用洗剤を濡れた
ペーパータオルの上からスプレーし、20〜30分ほど放置。
あとはペーパータオルごと汚れを拭き取って水洗いする。乾燥させて再度取り付ける前に、
薄くアルカリ性の洗剤を塗っておくと、次の掃除の時に汚れが落ちやすくなる。
(注)アルカリ洗剤、シンナー、ベンジン、アルコール、金属タワシは塗装の変質・変色・
   はがれの原因になるので使用しないこと。プロペラファンを外すときのねじは通常の
   ねじを緩める方向(反時計回り)とは反対(時計回り)回しになるので注意しよう。
コンロは、油が固まりやすいところなので、炒め物や揚げ物をしたら、
余熱があるあたたかいうちにぬれたふきんでサッとふきとる。コンロは凹凸が多いので、
ぬれたふきんをさいばしに巻き付け、すき間を縫うようにふくときれいに汚れが取れる。
ガスコンロの油汚れは、使用後の紅茶やウーロン茶のティーバックをぬらしてこすると
ピカピカになる。飲み残しのビールを古布につけてこすっても汚れがとれる。
焼き付き汚れも、洗剤をつけたキッチンペーパーを一晩置くと拭き取れる。
ゴトク、汁受け皿はつけ置き洗いが効果的です。
五徳・汁受け皿は、1%程度の濃度になるように重曹を加えた鍋を用意し、
五徳や汁受け皿、目詰まりしたバーナーを入れて約5分煮ると、
汚れが自然にはがれるので、あとはウエスで拭いたり、軽くこするだけでよい。
グリルは、魚などが焼きあがったらすぐ熱いうちに水につけ、洗い流す。これでにおいは
残りにくくなる。その後はスポンジを使ってふき、汚れは残さないようにしよう。
網にこびりついた魚の皮や脂などの汚れは直火で焼き切り、
丸めたアルミ箔でこすり洗いし、受け皿にたまった脂汚れはウエスなどのボロ布で拭いて、
洗剤やクレンザーをつけたスポンジで洗う。
IHクッキングヒーターの場合は、トッププレートが冷えたら濡れ布巾で拭くだけだが、
ふきこぼれや油汚れをそのままにしておくと、焦げ付いて取れにくくなる。
そのときは、専用の消しゴムでこするか、汚れた部分にクリームタイプのクレンザーをかけ、
丸めたアルミ箔でこすり、濡れ布巾やペーパータオルで拭き取る。
は、酢もしくは酢水をキッチンの壁にスプレーして乾いた布で拭き取る。
汚れがガンコなときには、キッチンペーパーを壁に当て、
弱アルカリ性の洗剤をスプレーして湿布をし、汚れが浮いてきたらスポンジでこすり、
仕上げにから拭きをする。タイル壁の目地の汚れには、
古歯ブラシにクリームクレンザーをつけて丁寧に磨くとキレイになる。
ステンレス製の鍋は、ワインなどのコルク栓に塩を付けて磨くと、
傷をつけずにきれいになる。
食器は、油汚れにはミカンやはっさくなどのかんきつ類の皮で磨くとピカピカになる。
また、ウーロン茶の茶かすで洗うと、バターやラードなどの油汚れがとれる。
茶かすで洗った後で、他の食器と一緒に洗うとベトつかない。
銀製の食器は、黒ずみにはボウルに牛乳を入れ、1時間ほど浸け、水洗いした後、
柔らかい布で拭き取ると元の輝きが戻る。
排水口の詰まりは、吸引カップを排水口に押し付け、繰り返し吸引し、
その後、水圧で洗い流す。
浴室 換気扇のファンの汚れには、電源を切り、ゴム手袋をして換気扇(羽根のみ)をはずし、
中性洗剤に浸けおき洗いする。水洗いの後、乾拭きしてから元に戻す。
換気扇のはずし方が分からないときはメーカーの取扱説明書で確認する
換気扇は、浴室が乾いている状態でカバーを外し、ファンのすき間にたまったホコリを
掃除機で吸い取る。約50倍に薄めたアルカリ性洗剤をつけた歯ブラシで残った汚れを
こすり落とし、水拭きと乾拭きで仕上げる。取り外したカバーは水洗いし、
よく乾かしてから取り付ける。
天井は、約100倍に薄めたアルカリ性洗剤を雑巾に含ませ、ペーパーモップの先に
取り付けて汚れを拭き取る。洗剤分が残らないように水で絞った雑巾でよく拭き取り、
最後に乾いた雑巾に替えてから拭きで仕上げる。
浴槽の汚れは、スポンジか柔らかい木綿の布に石鹸をつけてふき洗いする。
湯垢・水垢は、重曹液を付けたボロ布や柔らかめの古歯ブラシで落とす。
またこの重曹の中に「エッセンシャルオイル」を少量混ぜておくと香りが広がる。
浴槽内の上部が緑色や青色(銅せっけん)に変色したときは、原因は給湯する配管の
銅イオンと湯アカで、2つが結合して「銅せっけん」と呼ばれる油脂状の物質が
発生するためで、ティッシュペーパーにアンモニア水を含ませて変色部分に貼り付け、
20〜30分後にはがし、タオルで拭き取り、水洗いすればよい。
ステンレスのもらいサビは、ヘアピンやカミソリなどが落ちたままになってサビがでると、
床にサビが付いてとれなくなる。程度により下記のものを使ってサビを落とす。
 軽度 : 市販のステンレスクリーナー
 中度 : クレンザー
 重度 : 耐水ペーパー(1000〜2000♯)水に濡らして使用
       人造大理石やFRP製の浴槽の場合、耐水ペーパーの使用は避ける。
(注)たわし、ナイロンたわし、硬いブラシ、耐水サンドペーパー、
   研磨剤入り洗剤はホウロウやプラスチック部分、アクリル系人造大理石、
   FRP/ポリ、ステンレス浴槽には、細かな傷が付いてザラザラになるので使用しない。
   また、洗剤は中性洗剤のみとし、塩素系漂白剤(カビ取り剤)は使用しない。
   酸性のバスマジックリンやバスルックをホーロー浴槽に原液のまま使うとシミが残るし、
   バスタニックなどのクレンザー状のものは、汚れを落とすがキズもつけてしまう。
磁器タイル目地の汚れは、浴室の換気を十分にしながら、ゴム手袋をして
漂白剤(カビ取り剤)・研磨剤の入った洗剤を歯ブラシにつけて目地に塗る。
5〜10分後に水洗いし、乾いた布で水気を拭き取る。
浴室などにできたカビは、はじめに乾いた雑巾でふき、そのあとカビ取り剤をスプレー
しておいてボロ布など拭き取るか、漂白剤液、アルコール液、アンモニア水、
石鹸液などをつけてふき取る。また、ホワイトビネガーは殺菌・消臭効果があるので、
これを同量の水で割ってスプレー容器に入れてスプレーすると、殺菌とカビ予防になる。
タイルの目地の部分に、ロウソクを塗っておくとロウが水をはじいてカビの予防になる。
風呂の鏡にシェービングクリームやシャンプーを薄めたものを塗っておくと曇り止めになる。
料理用の安い酢を古歯ブラシにつけてこすり、しばらく置いて水に流す方法もよく取れる。
排水口の汚れは、練り重曹(重曹を少量の水で溶かしたもの)を古歯ブラシに付けて磨く。
溝・中側の汚れは古歯ブラシを4〜5本束ねて使う。
ぬめり落としには、排水溝に1カップの重曹を入れ、酢を1カップを流し入れる。
ジュワーッと音がするが、気にせず2時間程度おいた後で水で流す。
排水口の詰まりには、目皿をはずしボロ布を巻きつけた長い棒か歯ブラシで、
髪の毛などのゴミをからめとる。奥の詰まりは、塩をまいてビールを流し込み長い棒で
こすると取れる。あらかじめ、髪の毛を排水口にためないために
目皿に張り付けるフィルターも市販されている。
配水管の流れが悪くなったときは、
排水管用の専用洗浄剤をふりかけて、5〜10分後に洗い流す。
浴室用品(洗面器、手桶、湯かき棒、腰かけなど)は、中性洗剤をつけたスポンジで
湯垢や石鹸カスなどの汚れをとる。それでもとれないガンコな汚れは、
漂白剤液にひと晩つけておくのが効果的です。すのこも石鹸や垢が付着すると
すべりやすくなるので、ときどき漂白剤液をつけてから、水洗いするとよい。
洗面器についた水あかは、レモンの切れ端でこするときれいに落ちる。
シャワーヘッドは、洗面器に酢水を張り、シャワーヘッドを30分から一晩つけ置きし、
水あかをはがしやすくする。取れ易くなった水あかに重曹を振りかけた布で磨き取る。
水が出る穴などの細かい部分は、洗剤や重曹を付けた古歯ブラシを使って磨く。
曇った鏡は、水滴が付いていれば、布で拭き取り、酢水を鏡全体に吹きかけ、上から下に
向かって布で拭く。汚れがひどい場合は、酢を染み込ませたティッシュペーパーを全面に
広げてパックし、しばらく置く。ティッシュペーパーを取り除いて重曹で磨き、水拭きする。
白く目立つシリカの水あかを取るには、粉末のクエン酸を5%の濃度で溶かした水、
または食用酢をティッシュペーパーに含ませ水あかの上に張る。乾燥防止にラップをかけ、
目立つ水あかなら1時間ほど置き、乾いた布や歯ブラシでこすって落とす。
トイレ 壁や床の汚れは、掃除機がけの前に、静電気でホコリを吸着するタイプのハタキを使い、
天井や壁、照明などのホコリを払う。その後、すき間ノズルをつけた掃除機で、
換気扇パネルにたまったホコリを吸い取る。次に、手ぼうきノズルなど小回りのきくノズルに
付け替え、床のホコリを吸い取る。便器の側面や下部、ロータンクの給水管にもホコリが
たまっているので忘れずに。細かい部分はハケでホコリを払いながら吸うとキレイになる。
約100倍に薄めたアルカリ性洗剤を含ませた雑巾で拭き掃除する。汚れがたまりやすい
便器と床のすき間はプラスチック製のヘラに雑巾をかぶせてこすると便利である。
便器の汚れは、重曹液を付けたボロ布や古歯ブラシで落とす。またこの重曹の中に
「エッセンシャルオイル」を少量混ぜておくと防臭効果もある。また、部分的な汚れは、
トイレ洗剤を便器の汚れている箇所にかけ、しばらく放置し、その後、ブラシやスポンジで
こすり落とす。最後に洗浄水で洗い流す。頑固な汚れは、クリームクレンザーを
ブラシまたは布などに付けてこすり落とす。ブラシが届かないところの汚れは、
古歯ブラシや、布を巻付けた割り箸を使うときれいに落ちる。
手間のかからないのは「ドメスト」などの除菌クリーナーを柄付きスポンジに付けて
こすり洗いした後に、洗浄水で洗い流す方法が除菌や除臭にもなる。
内側の溜水部の黒っぽい汚れは酸性トイレ洗剤をまいて、5〜6分後に柄付きラシで
こすり取る。筋状の黄ばみは還元系の漂白剤をティッシュに浸して貼り付け
しばらくしてから柄付きブラシでこすり取る。底やふちについた頑固な汚れには、炭酸飲料
またはビールをゆっくりふりかけると、汚れが浮き上がって手間がかからずにピカピカになる。
便器の詰まりは、排水口にラバーカップの口を合わせ、吸引作業を繰り返し行う。
水が出ない時は、まず、念のために止水栓が閉じていないかを確認する。
次にトイレタンクのフタを開けて、浮き玉がタンクの壁にあたって動かなくなっていないかを
確かめる。浮き玉はタンク内の水が減ると自動的に下がり、ボールタップの弁が開いて
タンクに給水される仕組みになっている。浮き玉が下がらないと給水されないので、
ボ−ルタップが傾いていないか確認する。浮き玉に異常がないなら、
フロート弁についている鎖を点検する。切れている場合は新しいものと交換し、
はずれているようなら取り付ける。
水が止まらない時は、水位がオーバーフロー管より高い場合は、
オーバーフロー管から水が流れ出て、ボールタップの弁が開いたままの状態になっている。
浮き玉をあげてみて水がとまるようなら、支持棒のビスをまわして浮き玉の位置を下げる。
それでも止水できない場合は、ボールタップ内のパッキンの交換が必要になる。
トイレのふたの裏に付きやすい黒ズミ汚れは、静電気のしわざなので、
台所用合成洗剤を100倍に薄めて、布などにつけて拭き取れば落とすことができる。
(注)耐水サンドペーパーやクレンザーなどはプラスチック部分には使用しない。
   陶器部分でも傷を付けることがあるのでなるべく使用しないほうがよい。
温水洗浄便座は、電源プラグを抜いてから作業をはじめる。
プラスチック製なので水拭きが基本。中性洗剤を薄めて使うのはよいが、
その後も水拭きをする。電気製品なので本体をビショビショに濡らすのは禁物。
シャワーノズルが目詰まりしたときは、まっすぐに引き抜いて水洗いする。
抜くときはねじらないように注意する。
脱臭カセットは、水洗いすると脱臭効果がなくなるので要注意。
月に一度、歯ブラシなどでていねいに綿ボコリを取り除く。
それでも脱臭効果が回復しないときは取り替え時期です。
脱臭吸い込み口は、脱臭カセットと同様、月に一度、
歯ブラシなどで綿ボコリ、ペーパーくずなどを取り除く。
ストレーナーは、洗浄水の出が悪くなったら、止水栓の上のストレーナが
目詰まりしていると考えられる。止水栓を閉めて、
ストレーナのフタをコインなどではずして、ストレーナを取りだし歯ブラシなどで水洗いする。
洗面台 洗面台のシンクは、重曹や歯磨き粉を少量つけてスポンジでひと拭きする。
黒ずみは、練り歯磨きをつけ、スポンジたわしでこすり、水で流すと、きれいに落ちる。
水栓器具(水道の蛇口など)は、古歯ブラシに歯磨き粉または粒子の細かい
練りハミガキやクリームクレンザーをつけて軽くこすり、その後水洗いしておく。
パイプにストッキングを巻きつけてこすると数分でピカピカになる。
は、乾いた布を常備しておき、汚れに気づいたらさっと拭き取るようにする。
ひどい汚れは、ビネガーをスプレーで吹きかけてそのままボロ布などで拭き取るとよい。
風呂あがりのまだ湯気で鏡が曇っているいる時には、くしゃくしゃにした新聞紙で鏡を
くるくると拭きあげる。2度拭きも不要で、曇りにくくなるうえ、ピカピカになる。
(注)水漏れなどの修理で水栓器具を分解する際には、
   必ず屋外のメーターボックス内にある元止水栓を閉じてから作業を進める
   (洗面カウンターなどには専用の手元止水栓がついている)。
   止水せずにそのまま器具を分解すると、水が噴き出すおそれがある。
   2階にも水栓設備がある場合、必ず1階の修理箇所の
   手元止水栓を閉じてから器具を分解する。
アルミサッシ 白い粉がふいたようになっていたり、黒いシミが出ているのは「カビ」なので、
放っておくと腐食してくるので、サンドペーパーでカビをこすり取り、
アルミ建材用塗料スプレーを塗るか、カーワックスを塗りこんでおく。
網戸 網戸を外す場合は、薄くした洗剤を付けて洗車ブラシなどで洗う。
一度水を通しておき、それから洗車ブラシで両面を縦方向で一面を続けて洗い、
次に横方法を一面を続けて洗うのがコツ。
網戸を外さない場合は、片面一面に段ボール紙または新聞紙をテープで貼り付け、
反対側から掃除機をかけるときれいに落ちる。掃除機などでホコリを取った後、
住居用洗剤を吹き付けてから網の部分をスポンジ2個ではさみつける要領で拭きあげる。
軽く押さえながら回数を多くすると網を傷めずきれいに仕上がりる。ついでに、
サッシ用ブラシや古歯ブラシを使ってレールの溝やサッシ枠もきれいにしておこう。
また、台所洗剤(界面活性剤入り)を霧吹き器で横から吹きかける方法もあり、
界面活性剤が油分を分解し、泡の力で汚れが浮き出てくる。
ガラス 曇りの日は湿度が高く汚れが浮きあがり、落ちやすいため、できれば曇りの日に行う。
窓ガラスは、汚れの少ない内側、また、上下に分かれている窓の場合は、上部の窓から
はじめる。ガラスクリーナーをスプレーし、それをゴムヘラでしごくようにしてふく。おしまいに
乾いた布でふくと、ピカピカになる。窓ガラスのひどい汚れには、ガラスに住宅用洗剤を
スプレーし、その上にラップを貼って10分放置したあとに拭き取るとよい。
窓ガラスのしつこい汚れにはタマネギを横半分に切り、その切り口で汚れをこすり取り、
その後に水で濡らした布で拭き取ると驚くほどきれいになる。
細木数子の「ズバリ言うわよ!」では、新聞紙を丸めて水に浸けて絞ったもので拭き、
その後に乾いた雑巾やタオルなどで乾拭きするだけできれいになっていた。
洗剤をまったく必要としないこのやりかたもお試しあれ。
ガラスを少し湿らせ、充分に拭いて水気を取ったあと、
乾いた新聞紙で乾拭きをするだけでもピカピカになるという。これもお試しあれ。
デコボコのある模様ガラスなどの汚れは、クレンザーに水を加え、
ペースト状にしたものを柔らかめの古歯ブラシにつけ、円を描くようにこすると、
へこんだ部分の汚れも落ちる。このあと水ぶき、からぶきをして仕上がり。
窓ガラスに汚れをつきにくくする方法として、窓ガラスをふいたとき、仕上げに、キャップ
一杯の衣類の仕上げの柔軟剤か酢を、1リットルの水に溶かした液でサットふき、そのあと、
からぶきをしておくと、ガラスの帯電が少なくなり、ふだんの汚れがつきにくくなる。
ガラス枠の汚れ落しは、古歯ブラシに練り重曹を付けて、汚れをこすり落とし、その後、
水拭きする。浴室などのガラス枠のゴムが黒くなっているのはカビによるもので、
カビ取り剤を使って落とす。それでも落ちない時は、
それを含ませたティッシュペーパーで湿布した後、水拭きを念入りにしておく。
ガラスやドア・クロスなど水に濡らしても大丈夫な所に貼ったシールは、
家庭用の中性洗剤をスポンジにつけてシール部分にたっぷりつける。
そこをサランラップで覆い10〜20分すると簡単にシールがはがせる。
後で変色しないように水拭きもしておきましょう。
ブラインド 軍手に着塵剤を吹き付けて手にはめ、ブラインドの面を指ではさんで左右に動かす。
指を切ることもなく、裏表を同時にふくことができる。
軍手の指先を水で湿らせてふいてもきれいになる。
カーテン 掃除にとりかかる前に、まずはカーテンを外す。外したカーテンは洗濯機に直行させず、
家具やソファに掛けて、天井や壁を掃除する間のホコリ除けとして利用する。
カーテンレールは、いきなり水拭きすると汚れが広がるので、まずは、たまったホコリを
掃除機で吸い取る。その後、約100倍に薄めた中性洗剤を含ませた雑巾で拭き、
水拭きと乾拭きで仕上げる。
水ぶきはツヤや耐久力が落ちるのでよくないが、汚れがひどければ、お湯で固く絞った
雑巾でふく。座敷ぼうきや掃除機で畳の目にそってゆっくりとかける。しつこいシミは
石鹸液を付けた歯ブラシで叩くようにし、きれいになったらお湯で拭き、更に乾いた布で拭く。
灰が落ちて目に詰まった場合は、多めの塩を灰の上に乗せ、ブラシで塩と一緒に畳の目に
沿って掃き取る。油性のシミの場合はアルコールを染み込ませた布で拭く。
月日が経って黄ばんでしまった畳は、バケツ7分目くらいの水に酢を盃一杯ほど入れた液を
作り、雑巾で丁寧に拭く。雑巾はかたく絞り、何度か続けると、きれいな畳がよみがえる。
1リットルのぬるま湯に大さじ2杯の抹茶を溶かし、雑巾を浸けてかたくしぼり、
畳の目にそって拭く。数日繰り返し行うと青い畳がよみがえる。
抹茶で畳を拭くときれいになるそうだが、高価な抹茶は飲んだほうがいいね。
じゅうたん 普段は電気掃除機。月に1度くらい、温湯にうすくといた石鹸液で、
固くしぼった雑巾で毛並みにそってふく。洗剤液は純毛のじゅうたんには使用しない。
バター・マヨネーズのシミは、ティッシュか乾いた布で充分に吸い取る。残った汚れは
ベンジンで拭き取る。中性洗剤を溶かしたお湯で拭き、更にぬるま湯で仕上げ拭きをする。
乾いた布かティッシュを上に置き水気をとることを何度か繰り返す。
吸取り紙や布をあてがってアイロンをかけてもよい。
しょうゆ・ソースのシミは、こぼした直後であれば、ティッシュやお湯で絞った布で
素早く吸い取る。残った汚れは中性洗剤を溶かしたふるま湯で拭く。
髪の毛や糸クズなどのゴミは、キッチン用のゴム手袋を両手にはめ、
からみついたゴミをこすり取るようにする。また、乾いたタワシでこすってもうまく取れる。
カーペット ふだんの汚れは、中性洗剤やシャンプーを水で薄めたものを泡立てて、ブラシか布などに
つけて軽くこするだけで、仕上げに水拭きする。こぼしたものは、汚れが残る前にすぐ
処理することが大事で、コーヒーやジュースなら、乾いたタオルをシミの上にのせて
パンパン叩き、タオルに吸い取らせ、その後、乾いたタオルで空拭きする。
ワインなら、塩をたっぷり振りかけて吸い取らせた後、塩を掃除機で取り除く。
照明器具 電源を切り、差込プラグから抜いて少し間を置いてランプが冷めてから掃除する。
カサや蛍光灯(電球)など外せる部分はすべて外す。ガラス用クリーナーを使って、
蛍光灯(電球)やコードなどを拭く。カサの部分は材質によって、プラスチックや金属なら
ガラス用クリーナーを薄めた物を使用して洗う。紙や布なら柔らかい布でホコリを払う。
器具本体は布・ハケ・ブラシでホコリを払う。中性洗剤使用の場合はぞうきんを固く絞る。
冷蔵庫 庫内は、ウエットティッシュで拭くと手軽にさっぱりできる。本格的には、漂白剤を薄め
(目安は1リットルの水に漂白剤をキャップに半分程度)、これで庫内を拭き取れば臭いも
とれて、除菌もできる。漂白剤はいやという人は、消毒用のエタノールかアルコール除菌剤で
拭き取れば似たような効果が得られる。また、黄色く、色がついてしまった部分は、濡らした
スポンジに細かい粒子のクレンザーを少しつけたもので、こするときれいに取ることが出来る。
ドアパッキンは、古い歯ブラシに台所用中性洗剤のうすめ液を付けてこすり磨きした後、
水ぶきとカラぶきで仕上げる。ドアパッキンはハガキや名刺を挟んで、
ドアを閉めて落ちるようなら取り替え時期である。
冷蔵庫の外側は、台所用中性洗剤のうすめ液で磨く。
汚れがひどい場合は住居用洗剤を使う。洗剤ぶきの後は、水ぶきとカラぶきで仕上げる。
冷蔵庫の下は、履き古したストッキングを不要な棒状のものに巻きつけて
冷蔵庫の下を軽く拭くと、静電気でほこりが吸い取れる。
扇風機 コンセントを抜く。ガードと羽根を外して台所用洗剤か石鹸水を含ませた布で汚れを拭き、
さらに水で拭く。モータ内部のホコリは掃除機で吸い取る。モータ軸はよく汚れを
拭きとって薄くミシン油をひいておく。金属部分にはワックスをかけておくとサビを防げる。
ガードや羽根が完全に乾いたら元どおりに取り付け、湿気の少ない場所へ保管しておく。
電子レンジ 汚れがひどくない時は重曹をつけたスポンジで庫内の汚れを拭き取るだけでよい。
水を入れた広口の耐熱容器(コーヒーカップや皿などでもよい)に水を半分ぐらい入れ、
沸騰して蒸気があがるまで(5分くらい)過熱した後に庫内の水滴を拭き取る。
(1カップの水に重曹を小さじ2杯を加えて沸騰させてもよい)
汚れをそのまにすると、匂いが移ったり、熱効率が落ちたりする。
オーブン 庫内が常温になってから濡れ布巾で拭き取る。
汚れをそのまにすると、匂いが移ったり、熱効率が落ちたりする。
電気ポット  ポットにたっぷりと水を張り、酢を大さじ1.2杯入れる。一度沸騰させてから、湯を冷ます。
湯を捨て、重曹を振りかけて布で磨く。しっかりと研磨したい場合には、
重曹の代わりに塩を使ってもよい。後は水で洗い流すだけでよい。 
パソコン 掃除の前に必ず電源を切る。パソコン本体は、静電気でホコリがつきやすいので、
柔らかい布で乾拭きするか、綿棒などでホコリをかき出した後、繊維残りの心配がない
ウエットティッシュで汚れを落とす。液晶面は、指紋や油膜を強力に落とす超極細繊維の
不織布で、優しく拭く。CRTディスプレイの画面は、ブラウン管表面洗浄用の
専用のクリーナーを使う。窓ガラス用クリーナーなどは強力すぎて、表面のコーティングを
剥がすこともあるので避ける。キーボードは、新聞紙などを敷いた上でひっくり返し、
キーの下にもぐりこんだホコリを取り出す。毛足の長い丸ブラシなどを付けた掃除機で
ホコリを吸っても良い。その後にウエットティッシュでで頑固な汚れを拭き取る。
マウスマウス(マウスの掃除方法)を参照。 参 : サンワサプライ(HP)
仏壇 仏壇に向かい感謝の気持ちを込めながらお念仏をとなえ、寺院で用いる袱子(ぶくす)
という紙製のマスクの代用としてのマスクをつける。ご本尊を動かす際には、決して素手で
触れないように意識し、乾いた清潔な白い布で優しく包むようにして心を静めてお念仏を
となえながら、ご本尊のお顔からていねいに拭っていく。また、ご本尊の光背や蓮台などの
細かい彫刻の部分は、ハケを使ってホコリをはらう。もし、観音・勢至の両菩薩や善導・
法然(浄土宗の場合)の両大師の像があれば、ご本尊に続き同様に行う。
位牌についてもご先祖一人ひとりに感謝の心を込めて、きれいに拭いましょう。
すべてを終えたら、移動したものを元の位置に戻し、締めくくりとして、心静かにお念仏を
となえる。きっとこの上ない清々しさに包まれることでしょう。(浄土宗新聞より)
花瓶の中のヌルヌル落としは、きれいに洗っておいた卵の殻を小さく砕いて花瓶の
中に入れ、振り洗いする。ちなみに、暑い時期の仏壇の花の長持ち法として、
花の水を取り替える時、花瓶の中に氷を2個入れておくとよい。
家にいるときは朝と3時ころ、2回入れ替えるとよい。
電話機 手アカで汚れがちな電話機やインターホンは、まずはダイヤルやボタンを除く部分に
重曹をふりかけてこすり、スポンジに酢水を含ませてから絞った布などで再び拭く。
   











































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