歯の関連(YSミニ辞典)

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アマルガム(amalgam) : @汞和金(こうわきん)。水銀と他の金属との合金の総称。
     スズや銀のアマルガムは歯科治療に用い、比較的小さな虫歯に使用され、
     軟らかい状態のとき詰め、時間がたてば硬化する。
     最もよく使用される材料だが、銀色をしているため奥歯にしか使用されない。
    A転じて、異なったものが融合したようすをたとえていう。
入れ歯(an artificial tooth、a false tooth、dentures:総入れ歯)いれば
    @義歯。抜けたり、抜いたりした歯を補うためにはめる、人工の歯のこと。
     入れ歯の手入れ : 入れ歯をつけたまま歯磨きをする人もいるが、それでは金具や
      内側の部分に汚れが残ってしまう。必ず外し、専用のブラシでぬめりがとれるまで洗う。
     その際、シンクに栓をするか、タライを置くかなどして水を張り、その上で流水で洗う。
     手をすべらせて落としてしまうと、破損したり目には見えなくても傷がついたりするからである。
      その後、残っている自分の歯も忘れずに磨く。
     さらに寝る前には、水を張った容器に外した入れ歯を入れ、市販の洗浄剤を溶かして一晩おくとよい。
     また入れ歯は当初はぴったりでも年月がたてば、歯茎の形が変わって、合わなくなることもある。
     合わない入れ歯を使っていると、かみ合わせが悪くなり残った歯にも負担がかかってしまう。
     入れ歯にも年に1回は、歯科医や歯科衛生士などによる定期健診を受けましょう。
     参 : 「入れ歯」のサイト(社)日本補綴歯科学会
    A下駄の歯入れ。
インプラント治療(Dental implant)デンタルインプラント : 「人工歯根療法」ともいわれ、
    歯が抜けた部分の顎(あご)の骨に生体との親和性が高いチタン製の
    人工歯根(Implant:インプラント)を埋め込んで支柱とし、その上にセラミック等の素材でできた
    支台部(アバットメント)と人工の歯をしっかりと固定する治療法のこと。
    定期的なメンテナンスを行うことで半永久的に使えることから、
    インプラントは「第2の永久歯」とも呼ばれるほど機能的にも、見た目にも、
    天然の歯にもっとも近く、乳歯、永久歯に継ぐ「第3の歯」とも言われている。
    咬む能力は、自分の歯とほぼ同じなので、自分の歯があったときと同様、
    豊かな食生活を楽しむことができる。ただ、インプラント自身はムシ歯にはならないが、
    管理が悪いとインプラント周囲炎(Peri−Implamtites)を起こす。
    これは自分の歯における「歯周病」と全く同じで、細菌によって、インプラント周囲の骨や
    結合組織が破壊されてしまう。そのため、3〜6カ月に一度定期健診を受けておくと良い。
     国内では、日本口腔インプラント学会が最も権威がある。
    そのほか、メーカー主宰や、歯科医の研究会から発展した学会など、
    数多くの学会が独自の認定医資格を与えている。
    世界最大規模の学会は米国のICOI(国際口腔インプラント学会)である。
    欧州では、DGZIなどドイツの3団体が大組織として知られる。
    海外の学会と提携する国内学会では、AIAIやICOI日本支部などがある。    
各種治療法のメリット・デメリット
治療法   長所  短所
 インプラント 自分の歯と近い感覚で強く咬める。
歯を削る必要がない。
噛み合わせの崩壊を抑制できる。
見た目が天然歯に近い。
保険がきかない。手術が必要である。
治療費用が高額になる(1本30〜60万円)。
歯周病にかかる可能性がある。
定期的は検診が必要。
 ブリッジ 固定式である。
短期間で治療終了。
天然歯に近い修復が可能。
健康な歯を削る。
削る歯の神経を抜くことがある。
周囲の歯の寿命を短くする可能性がある。
 義歯
(入れ歯)
治療が容易。プリッジでは適応
できないような大きな欠損に有効。
通常の入れ歯なら治療費が安い。
噛む力が弱い(天然歯の約20%)。
義歯が緩みやすい。骨が吸収されやすい。
着脱のわずらわしさや異物感がある。
    参 : 日本口腔インプラント学会(HP)
インレー(inlay) : 歯冠修復のため虫歯の空洞にセメントやアマルガムなどを
    空洞に合う形に作って詰めること。また、その詰めるもの。比較的大きな虫歯に使用される。
    型をとり模型上で作成してはめこみ、セメントで合着する。材料は金属とポーセレンがあり、
    金属は奥歯に使用され、ポーセレンは歯と同じ色をしているため審美を要求される部位に使用される。
急速進行性歯周炎(Rapidly Periodontitis)きゅうそくしんこうせいししゅうえん
    20代前半から30代半ばにおこる歯周炎で、歯周組織の破壊が急激で症状が急速に進行する。
クラウン(crown) : @冠。王冠。
     大きな虫歯に使用される。歯冠の崩壊が著しい場合は土台を作り、
     その上から型をとり模型上で作成して被せ、セメントで合着する。
     材料は金属やポーセレンの他にプラスチックなどがある。
     金属は奥歯に使用され、審美を要求される部位にはポーセレン、
     または金属の上にポーセレンやプラスチックでカバーしたものなどが使用される。
    A帽子の山の部分。
コンポジットレジン(CR) : 充填(じゅうてん)虫歯になった部分を削って歯と同じ色の
    樹脂(プラスチック)を使い、削った所を補う方法で保険内で行える部分的な白い詰め物を詰めること。
    比較的小さな虫歯に使用され、軟らかい状態のとき詰め、
    時間がたてば硬化するものや、光を照射すると硬化するものなどがある。
    アマルガムほど強度はないが歯と同じ色をしているため、前歯や審美を要求される部位に使用される。
    現在、接着剤の進歩により最も期待されている材料である。
歯科技工士(Dental Technician)しかぎこうし : 歯科医師が作成した指示書を元に
    義歯(入れ歯)や補綴物(差し歯・銀歯)、充填(じゅうてん)物、矯正装置などの
    技工作業(作製・修理・加工)を行う医療系技術専門職のことで、歯科衛生士と同様に
    歯科医師の補助者の一種である。1955(昭和30)年に歯科技工士法が制定され、
    歯科技工士の制度が確立された。昨今の歯科医療の向上と医業の分業化に伴い、
    非常に高度な精密技工技術と審美感覚が求められている。
    また、義歯といった口腔関連のものだけでなく、顎顔面領域において義眼や耳介、
    その他では義指など様々な補綴物を製作している者もいる。
    歯科技工士になるには、高等学校卒業後、文部科学大臣の指定した歯科技工士学校または
    厚生労働大臣の指定した歯科技工士養成所で2年以上の教育を受けたのち、
    厚生労働大臣が行う国家試験に合格し、免許を受けなければならない。
    歯科技工士法に基づく歯科技工士試験に合格した者に対する厚生労働大臣免許の国家資格であり
    業務独占資格であるため、歯科医師もしくは歯科技工士以外が
    歯科技工業務を行うことは法律で禁止されている。
    違反した場合は1年以下の懲役、もしくは50万円以下の罰金に処せられる。
    参 : 日本歯科技工士会ホームページ

    無資格助手が銀歯製作<熊本、元院長が10年以上指示>(2011.9.4、朝日新聞より)
     熊本県山鹿市の歯科医院が長年にわたり、資格を持たない数人の助手に銀歯の加工や
    製作をさせていたことが関係者への取材で分かった。これらの業務は高度な技術を要し、
    法律で国家資格を持つ歯科医師か歯科技工士しかできないと定められている。
    元院長の男性(64)は取材に「そのようなことはあったと思う。認識が甘かった」と事実を認め、
    元助手の女性は「院長の指示で断れなかった」と話している。
    厚生労働省などが調査の検討を始めた。
     助手に歯科技工業務をさせていたのは、2011年3月末に閉院した個人歯科医院。
    関係者によると院長は10年以上、患者の銀歯などの製作を助手に指示していたといい、
    技術指導には院長や医院の歯科技工士があたっていたとみられる。
    元助手は「工程の途中で、院長にチェックをしてもらいながら作業していた」という。
歯垢(dental plaque)しこう : プラーク。歯くそ。
    歯の表面や、歯と歯の間、歯と歯肉の間に付着している細菌(乳白色)の柔らかい堆積物のこと。
    歯垢の1mgのなかには、およそ2億の細菌がいるといわれ、繁殖し虫歯歯周病の原因になる。
    口腔内の食べ物の残りかすを栄養とする細菌などの微生物とその代謝産物から成り、
    長期間たつと歯石となる。高年齢になると歯茎が退縮するので、歯と歯茎に隙間(ポケット)ができ、
    プラークが溜まりやすくなる。しかし、プラークは自己管理ができず、歯科で除去してもらう必要がある。
    参 : 歯痛
歯周病(Periodontitis)ししゅうびょう : 歯の表面につく歯垢細菌の塊り)によっておこる文字通り、
    歯ぐきや歯を支える骨などの組織に起こる「歯の周りの病気」の総称で、細菌が歯肉に炎症をひき起こし、
    歯槽骨を溶かしてしまうことをいう。歯周病の初期の病気には、歯ぐきに限定して炎症が起こる
    歯肉炎がある。歯ぐきが腫れて赤みを帯び、触れると出血がみられる状態である。
    この状態を放っておくと、歯ぐきの炎症が歯と歯ぐきのすき間を通って歯根のほうへと病状が広がり、
    歯周炎へと進行する。歯肉の炎症による出血、腫れを特徴とする歯肉炎と、
    歯を支えている歯槽骨が破壊される歯周炎に分けられる。
    世間一般で言われている歯槽膿漏(しそうのうろう)は、
    成人性歯周炎をいうが歯周病には、その症状、病態によっていろいろな種類がある。
    歯垢や歯石がたまると、歯と歯肉の境や歯と歯の間、歯のくぼみなどに細菌が繁殖し、
    この細菌が歯周病を引き起こす原因となる。歯槽膿漏の状態まで進んでしまうと歯がグラグラになり、
    くしゃみをしただけで歯が自然に抜け落ちてしまうこともある恐ろしい病気である。
     虫歯は歯のエナメル質を溶かしていくのに対し、歯周病は、歯肉(歯ぐきの部分)、歯根膜(しこんまく)
    歯槽骨(しそうこつ)やセメント質などが侵される。正常な状態では歯ぐきが歯にしっかりと密着し、
    淡いピンク色をしている。しかし、歯と歯ぐきの間にプラーク(歯垢)がたまったまま放置していると、
    歯肉に炎症が起きて赤く腫れ、ブラッシングや固いものを食べたときに出血が起きることがある。
    
    医学・歯学博士、日本歯科大学名誉教授・鴨井久一先生の資料引用
    歯周病の予防
     何よりもブラッシング(歯磨き)が大切で、ごく軽い歯肉炎なら歯磨きをきちんとすれば、
     自分で治すことが可能である。1回3分、朝昼晩、食事の後に磨くのが理想だが、
     時間より質が大切で、ただ力任せに磨いてしまうと、歯ぐきを傷めてしまうこともあるし、
     長い時間をかけて磨いても、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの間の汚れが取れていないという人が少なくない。
     右上の奥歯から前歯、次に左上の奥歯から前歯というように磨く順番を自分なりに決め、
     プラークがたまりやすい細かな部分までていねいに磨くことが大切である。
     また、舌にもコケのような汚れが付着しやすいので、舌の汚れまで取り除くのがポイ ントである。
     外出先で歯磨きできないときは、お茶などでうがいをするのもよい。
    歯周病、がんのリスクが高まる可能性
     歯周病によりがんのリスクが高まる可能性があるとの研究結果が2008年5月27日明らかになった。
     インペリアル・カレッジ・ロンドンのドミニク・ミショー博士らが専門誌に発表した。
     歯周病歴のある男性医療専門家を対象にした長期研究で、
     がんを患う可能性が全体的に14%高いことが判明した。
     論文では「喫煙その他のリスク要因を考慮した上でも、
     歯周病は肺や腎臓、すい臓、血液のがんのリスク増大と大きな関連性があった」としている。
     これまでの研究では、歯周病で心臓病糖尿病の発生リスクが高まる可能性が示されていた。
    歯周病チェック(朝日新聞2007.11.6号より引用)
     @□歯がぐらついている
     A□歯磨きのときに出血する
     B□歯ぐきが赤く腫れている
     C□歯が長くなったように見える
     D□口がくさいといわれる
     E□糖尿病がある
     F□たばこを吸う
     G□朝目覚めると、口がねばつく
     H□ストレスが多いと思う
     I□硬いものがかみにくい
    これらのうち一つでも該当していれば、歯周病になっている可能性がある。
    特に@からCは病気がかなり進行している時の症状なので注意が必要である。
    参 : 日本歯科医師会(HP)、日本歯周病学会(HP)
思春期前歯周炎(Prepubertal Periodontitis)ししゅんきまえししゅうえん : 広汎型と限局型に分けられ、
    広汎型は乳歯が生えた後まもなく発症し、永久歯を支える組織が広範囲かつ急速に破壊され、
    最後には歯が抜けてしまう。限局型は乳歯の一部に起こりゆっくりと進行する。
    遺伝的素因が強く女性に多くみられる。
歯石(tartar)しせき : 歯の表面に沈着した歯垢が石灰化したもので、歯周や歯肉の炎症の原因となる。
    歯垢の中の細菌は、唾液の中のカルシウム成分と混ざり石灰化し、歯石をつくる。
    歯石の表面はザラザラしているため、歯垢や食べカスがさらに付着しやすくなり、細菌の繁殖の場となる。
    歯石は非常に硬くブラッシングでは取れない。
    また時間がたつにつれ、どんどん硬くなり、細菌の生産する『酸』により歯をどんどん溶かしていく。

    歯石の除去で2008年10月17日から12月5日まで計10回、近くの歯科クリニックに通ったが、
    初日は治療のほかに初診料と検査料があるので2960円は納得できるが、
    他の日の診療内容は歯石を取る場所が変わることだけなのに、460円、590円、850円、
    900円、990円の5段階あったのは何故なのだろうか。治療時間や難易度で差がでるのだろうか。
    また、「医学管理等」という項は、「歯と口の治療管理」や「専門的口腔ケア」に
    検査結果や口腔ケア指導内容を紙に書き込むだけなのに、
    80、110、170、190と点数にかなりの差があるのは解せない。
    前にかかっていた歯科医院や現在かかっている眼科医院は毎回治療費は同じだった。

歯痛(a toothache)しつう、はいた : 歯の痛み。    
歯痛の原因
虫歯(cavity) 神経(歯髄)痛 細菌が口の中で食べかすから酸を
つくりだし、その酸で歯が溶ける
歯周病
(歯槽膿漏、
  歯根膜炎等)
神経(歯髄)痛 歯垢中の細菌が
歯周組織(歯の周りの歯肉や骨)に
炎症を起こす
親不知の難生症
神経因性疼痛 三叉神経痛 顔や口腔の知覚にかかわる三叉神経の
周りの組織の圧迫
帯状疱疹後神経痛 神経に潜伏したウイルスの影響
コンプレックス・リージョナル・
ペイン・シンドローム
手術や神経の除去による神経損傷
上顎ガン
関連痛
(放散痛)
筋肉の関連痛 咀嚼筋の疲労など
神経血管性歯痛 口の周囲などの血管振動
心臓性歯痛 狭心症、急性心筋梗塞など
視認性疼痛 ストレスなどが原因
    家庭での治療
    ●歯科医またはかかりつけの医師に診てもらうまでは、市販の鎮痛薬を使う。
     鏡をよく見て虫歯の中にある汚れを清掃(歯ブラシ、爪楊枝、等)した後
     綿花等で乾かし市販の丹平製薬の「新今治水」などを虫歯の中へいれる。
    ●大根をすって、布で絞った汁を痛む歯の反対側の耳に少量たらす。不思議に急速に痛みが和らぐ。
     歯も耳も三叉神経が支配しているからで、古くから九州地方に伝わる歯痛止め。
    ●アロエ(皮を取った透明な部分)を、痛んでいる歯の上に乗せて痛みがなくなるまでアロエを
     噛んでおくと一時的に痛みが収まるが、物を食べると痛みは復活するので食べないこと。
    ●岡山県新見市にあるような歯の痛みを止めてもらえる「歯痛地蔵」に
     お願いする方法もあるとのことだが、近くの歯医者に行ったほうが早いでしょう。
    歯痛に効果のあるツボ : ●合谷歯痛点温溜曲池内関天柱
     下歯の痛みには、●大迎翳風四白●巨りょう
     上歯の痛みには、●翳風四白下関頬車地倉
    (注)合谷や歯痛点などは、痛む歯がある側のツボをよく揉みほぐす方がよく、
       歯痛を和らげる効果があって困ったときに助かるツボだが、虫歯を治すことはできないので、
       できるだけ痛み出す前に、歯医者さんに診てもらいましょう。
歯肉炎(Gingivitis)しにくえん : 歯肉片縁に付着したプラークにより、
    歯肉と歯肉線維に炎症が起こった状態で、骨や歯根膜まで達していない段階をいう。
    アタッチメントロス(付着の喪失)を伴わないので的確な初期治療で完全に治癒できる。
    しかし、放置するとアタッチメントロスが発生する歯周炎に発展してしまうことがあるが、
    歯肉炎になれば必ず歯周病になるとは限らない。
    一般的に一度起こった付着の喪失は、特殊な術式を用いない限り、再獲得するのは困難である。
    この状態で発見し、治療するのが理想的である。
    歯肉炎にも普通の歯肉炎、妊娠中に発生する妊娠性歯肉炎、高血圧治療薬、
    てんかん治療薬を服用している人に見られる薬物性の歯肉炎などさまざまなタイプが認められる。
若年性歯周炎(Juvenile Periodontitis)じゃくねんせいししゅうえん
    全身的には健康な10代から20代前半の若年者におこる歯周炎で、
    成人性歯周炎と比較してプラークコントロールは良好だが、
    エックス線所見として第一第大臼歯と前歯の骨吸収が特徴である。
    原因としては遺伝的問題や免疫機能、特に白血球機能低下と特殊な細菌Aaによる感染が考えられる。
成人性歯周炎(Adult Periodontitis)せいじんせいししゅうえん : 慢性辺縁性歯周炎とも言い、
    もっとも多いタイプの歯周炎で、30代から始まり比較的ゆっくりと進行する。初期にはほとんど症状がなく、
    ブラッシング時の歯肉出血がある程度だが、進行するにしたがって、
    歯肉が腫れ、膿がでたり歯がぐらついて抜けてしまうことがある。
    早期発見が大事で、適切な治療により回復する。
早期発症型歯周炎(Early−Onset Periodontitis)そうきはっしょうがたししゅうえん
    成人性歯周炎と異なり、35歳未満で発症し急速に進行するのが特徴である。
難治性歯周炎(Refractory Periodontitis)なんちせいししゅうえん
    あらゆる歯周治療を徹底的に行っても改善がみられず、
    再発してしまいなかなか治療効果が得られない歯周炎で、症例数としてはそんなに多くはない。
プラーク = 歯垢
ブリッジ → ブリッジ(Cの架工歯のこと)
虫歯(a decayed tooth)むしば : 虫食い歯。齲歯(うし、くし)
    歯の硬組織が侵食される疾患のこと。また、その歯をいう。
    食べ物と虫歯菌によりプラーク(歯垢)が形成される。そのプラークが歯に付着して
    虫歯菌の産出する酸により、歯の硬組織が溶け出した状態が虫歯である。
    虫歯になる要因
     @むし歯になりやすい歯の質、歯並び、噛み合わせになっている。
     Aむし歯菌が旺盛な活動をしている。
     B歯につきやすい甘いもの(糖質)を多く摂取する食習慣がある。
     Cプラークが歯に付着したままになっている時間が長い。
      特に糖分が多いとプラークがたくさん形成され虫歯になりやすくなる。
    虫歯の予防
     予防にはプラークコントロールがあり、虫歯の原因であるプラークを除去することで、
     それには歯のブラッシングと食生活がある。
     ブラッシングは歯ブラシの毛先きを使い、歯の方向に振動させながら磨き、プラークを除去する。
     食生活においては、甘い物を控える事によりプラークの形成量がおさえられ、歯の汚れが少なくなる。
     また繊維質の多い食べ物は自浄作用によりプラークが除去され、歯を奇麗にしてくれる。
     正食は虫歯予防には最適な口腔環境をととのえてくれる。    
虫歯の治療法
進行の程度 状態や自覚症状 処  置 治 療 法
C1 エナメル質が溶けた状態 初期の虫歯であまり痛みがない
ため、知らない間にできている
アマルガム
インレー
クラウン
コンポジットレジン
C2 象牙質まで溶けた状態 甘い物にしみるようになり、進行
すると冷たい物にしみるようなる
C3 歯髄まで達した状態 熱い物で痛みを感じるようになる 歯髄処置
C4 歯冠がすべて溶けて
歯根だけが残っている状態
より進行した状態で
顎の骨の病気へと移行していく
根管処置 クラウン
   


























































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