YSミニ辞典(別府八湯)

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別府八湯(べっぷはっとう) : 別府温泉には泉質や雰囲気を異にした温泉が多数あるが、
    そのうち別府市内にある別府(べっぷ)、鉄輪(かんなわ)、明礬(みょうばん)
    浜脇(はまわき)、亀川(かめがわ)、観海寺(かんかいじ)、堀田(ほりた)
    柴石(しばせき)の代表的な8箇所の「別府温泉郷」のこと。
    日本温泉協会のデータ(2005年度)によると、別府市は公衆浴場の数が全国トップの154カ所で、
    ホテル・旅館など約500軒を合わせると、入浴可能な温泉は約400カ所になる。
    源泉3800本、湧出量1日13万トンという、文字通り日本一の温泉王国の威容を誇り、
    泉質も豊富で、医療効果の観点から分類した11種類のうち、放射能泉を除く10種類の湯がある。
    鉄輪、明礬、柴石の各温泉は1985(昭和60)年3月19日に国民保養温泉地に指定された。
    1998年の達人会が選ぶ温泉100選に、秋田県の乳頭温泉郷、
    群馬県の草津温泉に次いでベスト3にランキングされた。
    別府温泉(べっぷ) : JR別府駅東側にあり別府を代表する温泉街。駅に近く交通の便がよい。
     単純泉、食塩泉、重曹泉、重炭酸土類泉など多数の温泉が湧き、
     各泉質に応じて神経痛、筋肉痛、リウマチ、冷え性などの効能がある。
     源泉温度は28〜112度で、無色透明の湯である。
     温泉街は別府八湯の中では最も歓楽的な要素が強く、夜になれば飲食店や風俗店のネオンが煌く。
      地元民を対象とした町内会経営の共同浴場も多く、観光客も利用できる。
     その中のひとつ、別府駅近くにある入母屋唐破風造りの木造建築で別府温泉のシンボル的存在の
     公衆浴場『竹瓦温泉』では、温泉のほかに砂湯(温泉で温められた砂を体にかけてもらう)が楽しめる。
     また、列車の時間待ちにピッタリな公衆浴場「駅前温泉」もある。
     駅前高等温泉は入湯料は300円でタライとタオルは貸してくれるが、
     浴室には石鹸はあるがイスはなく、広くはない浴槽が2つあり、熱い湯とぬるい湯に別れていたが、
     熱い湯の方がぬる湯よりぬるいくらいだった。
     また、ふるい湯は頭に気を付ける必要があり、とても高等といえるような温泉ではなかった。
     
     駅前高等温泉
    観海寺温泉(かんかいじ) : 別府駅西側の山の斜面にある温泉で、別府湾の見晴らしがよい。
     単純泉、含重曹食塩泉で神経痛、リウマチ、胃腸病などに効能がある。
     源泉温度は60〜75度で、青白い濁り湯である。
     巨大な杉乃井ホテルとその付属施設スギノイパレスが目を引く。
    明礬温泉(みょうばん) : 別府市街から少し離れた伽藍岳の中腹標高400mの所にある
     山の温泉街で、江戸時代はその名の通り明礬を採取していた。
     酸性硫化水素泉、緑ばん泉で、神経痛、リウマチ、慢性皮膚病に効能がある。
     源泉温度は38〜98度で、コロイド硫黄を含んで白濁した温泉が多く、
     公衆浴場「明礬湯の里」もあり、「別府温泉保養ランド」では美肌効果の高い「ドロ湯」が味わえる。
     別府明礬温泉の湯の花製造技術は重要無形民俗文化財に指定されている。
     
     明礬温泉の湯の花採取所
     
     明礬温泉湯の里の玄関口
     
     絶え間なく湧き出る不気味な明礬の湯
     
     明礬温泉の最も高い所にある湯の里の露天風呂。大露天風呂に入ったが、それほど大きくはなく、
     小さい内風呂との2つのみで600円は高いが、高い所にあるので見晴らしはよい。

    鉄輪温泉(かんなわ) : 別府市街と明礬温泉との中間にあり、別府地獄めぐりの中心に位置し、
     いまだに湯治の雰囲気を残す温泉街。周辺に多様な地獄が存在することから分かるように
     泉質も単純泉、食塩泉、炭酸鉄泉など多彩で、神経痛、リウマチ、冷え性、疲労回復ほかに効く。
     源泉温度は65〜70度で、無色透明の湯である。
     岩風呂・砂湯・瀧湯・露天風呂など、さまざまな温泉が楽しめる
     共同浴場「ひょうたん温泉」を代表に大小多数の温泉施設がある。
     
     ひょうたん温泉入口
     
     ひょうたん温泉
     周辺には海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄がある。
     開湯伝説によれば、一遍がこの地を整備したとされる。また一遍が開いたとされる蒸し湯がある。
     蒸気を利用した「地獄蒸し」は鉄輪の名物で、湯治客が自炊を楽しむ光景が風物詩になっている。
     温泉地には秘宝館も存在する。
    浜脇温泉(はまわき) : 別府駅の南約1kmの海沿いに位置し、小さな共同浴場が多い。
     泉質は炭酸水素泉、塩化物泉などで、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩などの効能がある。
     源泉温度は50〜60度で、無色透明の湯である。
     別府最古の温泉で、昔ながらのたたずまいが残る一方でクワハウスなどの近代的な施設もある。
    堀田温泉(ほりた) : 観海寺温泉の更に奥、由布院温泉へ向かう県道11号(通称やまなみハイウェイ)
     沿いにある静かな山の温泉。泉質は弱酸性低張性高温泉、硫化水素泉、ラジウム泉で、
     神経痛、腰痛、リウマチ、慢性皮膚病ほかに効く。源泉温度は40〜72度で、美しい水色の湯である。
     
     県道沿いの堀田温泉。「夢幻の里」より綺麗で安くてお勧めの温泉
     堀田温泉の夢幻の里に行ったが、1台の車がやっ通れるような狭い道のうえに、
     こじんまりとした2つの露天風呂のうちの一つは熱くて入れなかった。
     
     夢幻の里の奥にある滝
     
     夢幻の里の料金徴収所
     
     夢幻の里の男湯の一つ
     
     夢幻の里の七色の湯の入口
     
     熱くて入れなかった夢幻の里の七色の湯
     「巨石・蛍・七色等5つの露天風呂」からなる公衆浴場「夢幻の里」の人気は高いそうだが、
     500円も出すのなら、県道沿いの堀田温泉の方が綺麗で安くてお勧めします。
    柴石温泉(しばせき) : 血の池地獄の近くにある由緒ある温泉で、895年に醍醐天皇、
     1044年に後冷泉天皇が入湯したといわれている。
     泉質は炭酸鉄泉、硫酸塩、塩化物泉などで、リウマチ、冷え性、運動機能障害などに効く。
     泉温度は63〜70度で、築数百年の古い石造りの共同浴場「洞窟の蒸し湯」と「滝湯」などがある。
    亀川温泉(かめがわ) : JR九州亀川駅すぐの海沿いにある庶民的な温泉街で、公衆浴場も多い。
     泉質はナトリウム・塩化物泉炭酸泉などで、消化器病、運動機能障害、疲労回復ほかに効く。
     源泉温度は50〜70度で、無色透明で無味無臭の湯は飲泉にも最適である。
     一遍上人が九州に上陸した地点と言い伝えられている上人が浜(別府大学駅近く)に、
     「別府市営海浜砂湯」がある。
    参 : 別府八湯温泉道(HP)、別府市外湯協議会(HP)、別府市ウェブサイト(HP)

    



















































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