YSミニ辞典(ほ)

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防府天満宮(ほうふてんまんぐう) : 学問の神様・菅原道真(845〜903)公を始め、
    公の祖先である天穂日命(あめのほひのみこと)・武夷鳥命(たけひなとりのみこと)
    野見宿禰命(のみのすくねのみこと)を祀り、京都の北野天満宮・福岡の太宰府天満宮と合わせて
    日本三天神に数えられる神社で、旧称は松崎天神であった。山口県防府市松崎町14−1にある。
    1901(延喜元)年、菅原道真は左遷され九州の大宰府へ向かう途中、
    船を勝間の浦に着け暫く滞在した。時の周防国国司・土師信貞(はじのぶさだ)
    菅原道真と同族であったので、これを迎え1日松崎の地に招いた。山秀水麗を愛でていた
    道真公は酒垂山に登り「身は筑紫にて隠るるとも魂魄は必ずこの地に来らむ」と誓った。
    つまり、自分が死んだら魂となって帰ってくると約束し、家宝の金鮎12尾を国司に託して
    太宰府に向かわれた。延喜3年3月2日に道真公が九州で亡くなられた日、勝間の浦に神光が現れ、
    酒垂山に瑞雲が棚引いた。ここに国司・土師信貞は菅公の御霊がお帰りになられたと、
    翌年の904(延喜4)年、この地の酒垂山に社殿を建立し、松崎の社と号した。
    ここに日本で最初の天満宮が創建されたのである。
    
    防府天満宮(2007.6.27撮影)
    
    現社殿は1963(昭和38)年の再建で、高台に華やかな朱塗りの楼門がそそり立っている。
    参道の途中にある茶室・芳松庵(ほうしょうあん)では抹茶500円で一服できる。
     境内には50種類・約1100本の紅梅白梅が植えられ、梅の名所としても有名で、
    2月上旬から3月中旬に花の見ごろを迎え、ほのかな甘酸っぱい香りと美しい梅の花に彩られる。
    また「宝物殿」には約400点の文化財が収蔵されている。
    節分祭牛替神事(せつぶんさいうしかえしんじ) : 毎年、2月2日、3日の両日、
    防府天満宮(鈴木宏明宮司)で行われる古くからの伝統神事で、牛替神事部が発行した牛替券を
    番号券に替えると、抽選で韓国旅行招待(ペア3組)など豪華な景品が当たる仕組みになっている。
    牛替え券は、市内の協賛店や境内の露店などで買い物すると、金額に応じてもらえる。
    番号券の引き換えは2日9時〜20時、3日9時〜18時、客殿で市内各企業からの
    巫女奉仕者によって行われる。当たり籤は「神籤」、「御創建籤」、「本番籤」、「番外籤」の4種があり、
    神籤「仁」は雌牛、「義」は純金牛置物、「信」は雄牛、御創建籤当選者は韓国旅行が進呈される。
    特別籤、本番籤の景品は市内外の業者から寄進された商品が中心で家具や衣料品、飲料、
    食品などが当たる。抽選(おくじ上げ)は3日18時から本殿前の特設抽選会場で
    市内の各学校区推薦の抽選児童によって行われる。景品の引き換えは4日から10日まで、
    境内の引換所や天神ピア(粗品のみ)で行われる。呼び物の年男による開運招福の豆まきは、
    3日14時、15時、16時の3回、境内春風楼前広場に設置された特設舞台で行われる。
    市内各神社でもそれぞれ節分神事が行われる。
    御神幸祭(ごじんこうさい) : 毎年11月の第4土曜日(2010年は27日)に、18時からが行われる
    防府天満宮最大の祭典で、別名「裸坊祭」と呼ばれており、「西日本屈指の荒祭り」として、
    多くの参加者を呼んでいる。これは、祭事に供奉が許されなかった民衆が参加したいと願い、
    裸になり精進潔斎することで参加を許されたことが始まりである。
    
    二基の御網代輿
    
    御網代
    
    御網代輿の台車
    菅原道真公が防府の勝間の浦に立ち寄った際、送迎をしたことにちなんだ祭りで、
    18時から天満宮の拝殿で開始され、雪崩れ込んだ約5000人もの裸ん坊により、
    御分霊が行われた二基のおよそ500キロもある御網代輿(おあじろこし)
    御発輦(ごはつれん)を約100段の大石段から滑り落とす。同時に裸ん坊が駆け下り、
    触れれば諸願が叶うと信じられてきたため、裸ん坊は何とか御網代輿に触れようと争う。
    石段を降りた神輿は台車に仕立てられ、御神幸の行列に加わり、
    「兄弟ワッショイ」のかけ声も勇ましく、市内を練り歩いて勝間浦の御旅所を巡り、
    21時過ぎ頃に再び大石段を上り天満宮への宮入(御還幸)を果たし、
    最後に大きな掛け声の一本閉めを行い、祭りを終える。
    また、御神幸祭当日の13時30分からは、「女神輿」がカリヨン通りからスタートして、祭りに華を添える。
    なお、御神幸祭を終えた御網代は翌日の20時まで回廊に奉安されるので、
    御網代の下をくぐって天神様のご加護をいただきましょう。
    また、ここの名物幸運グッズに「吉亀」「福槌」など12種類の小さな縁起物が入った
    「幸福おみくじ(100円)」があり、引いたおみくじは、木などにくくらずに持ち帰って保管しましょう。
    お焚き上げ神事(おたきあげしんじ) : 12月25日頃、前年に絵馬奉納所から取り外し、
    神殿で1年間保管していた役割を終えた数万枚の絵馬を焼く神事で、
    これにより天満宮の主な行事はすべて終わり、境内では本格的な正月準備に入る。
    参 : 防府天満宮(HP)、防府市観光協会(HP)、鷽替お田植祭















































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