YSミニ辞典(ほ)
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法輪時(ほうりんじ) :
法隆寺東院の北方に位置し、奈良県生駒郡斑鳩
(いかるが)町三井1570にある
聖徳宗の寺院。三井寺
(みいでら)とも呼ばれ、「御井寺」「法林寺」「法琳寺」とも書く。山号は、妙見山。
本尊の薬師如来坐像と虚空蔵菩薩
(こくうぞうぼさつ)像は
飛鳥時代末期にさかのぼる古像である。
山背大兄王
(やましろのおおえのおう)が、父聖徳太子の病気平癒祈願のため創建と伝える。
もと法隆寺の末寺で、伽藍
(がらん)配置も法隆寺式。
飛鳥様式の三重の塔は1944(昭和19)年に落雷で焼失し、1975年に再建された。
昭和の再建であるため、世界遺産「法隆寺地域の仏教建造物」には含まれていない。
法輪寺は寺史に関わる史料が乏しいため、創建事情の詳細は不明であるが、発掘調査の結果等から、
7世紀中頃には存在していたことは間違いない。本尊薬師如来像。
三井寺と言う別名は、当寺のある三井の地名に由来し、付近に聖徳太子ゆかりと言われている
3つの井戸があった所から来ている(3つの井戸のうちの1つが現存し、国の史跡に指定されている)。
法輪寺の案内板
南大門
境内よりの南大門
手水舎
三重塔。1944(昭和19)年7月21日、三重塔が落雷により焼失し、1975(昭和50)年に再建された。
(大阪のK.Kさん提供)
金堂
講堂(収蔵庫)大阪のK.Kさん提供
拝観時間 : 午前8時30分〜午後5時(3月〜11月末日)
午前8時〜午後4時30分(12月〜2月末日)。年中無休。
拝観料 : 大人500円、中学生〜高校生400円、・小学生200円
アクセス : JR西日本関西本線大和小泉駅から徒歩15分
駐車場 : 法輪寺拝観者用駐車場:乗用車約10台駐車可(無料)
参 :
法輪寺公式ホームページ
法輪時(ほうりんじ) : 京都市西京区嵐山虚空蔵山町にある真言宗五智教団の京都本山。
通称は虚空蔵
(こくぞう)法輪寺で山号は、智福山。
713(和銅6)年、元明天皇の勅願により行基の開創と伝える。十三参りの寺として有名。
829(天長6)年に、弘法大師(空海)の弟子・道昌が中興して、虚空蔵菩薩を安置し、
874(貞観16)年には伽藍が整えられ、寿号を「葛井寺」から「法輪寺」に改めた。
平安時代には清少納言の「枕草子」の寿の段において、代表的な寺院としてあげられるなど、
多数の参詣で隆盛した。その後、応仁の乱や蛤御門の変で兵火を受けたが、その都度再興した。
本尊の虚空蔵菩薩は、「嵯峨の虚空蔵さん」として親しまれ、智恵と福徳を授かるため、
数えの13歳の男女が全国から「十三まいり」に訪れる。
平安時代に清和天皇が廃針を納めた針堂を建立したことから、針供養が行われるほか、
惟喬親王の故事により、漆寺としても知られる。
また、境内には電気・電波守護の電電宮社が祀られている。宿坊なし。
本堂
問合せ先 :
075−862−0013
アクセス : JR「嵯峨嵐山」駅より徒歩17分。京福電車「嵐山」駅より徒7分。
阪急電車「嵐山」駅より徒歩3分。市バス「嵐山公園」より徒歩2分。
京都バス「中の島公園」より徒歩2分
法輪時(ほうりんじ) : 京都市上京区下立売通御前通西入行衛町にある臨済宗妙心寺派別格地の古刹で、
通称「達磨寺」と呼ばれ、享保12年(1727年)大愚和尚が開山し、
室町の両替商「伊勢屋」荒木光品宗禎の寄進で、七堂伽藍を建立。
開基荒木宗禎の帰依を受けた時の高僧「萬海和尚」が創立した。
本尊は釈迦如来、十六羅漢木像、京・三条釜座の徳川時代の鋳匠藤原国次作の妙音弁天鐘、
珍しい等身大の金箔大寝釈迦木像や、白隠禅師の夜船閑話で知られる白幽子の旧墓石がある。
三国随一といわれる起き上がりの達磨をはじめ、
諸願成就に奉納された八千体に及ぶ達磨をまつる達磨堂は特に有名。
鐘堂は明治維新に崩壊し、梵鐘は境内の大藪の中に埋めたとの言伝えがあり、
先住職伊山和尚代の昭和9年、庫裏新築工事の折に発見されて掘り出された。
掘り出された時、梵鐘の中に白蛇が棲息していて、まるで鐘を護るかのようであったという。
「十二支エト達磨大師」の像が境内にあり、だるま大師坐像を囲み十二支が安置されている。
動物愛護の願いから寄進されたもので、下部は動物の納骨安置所にもなっている動物愛護塔である。
また、本堂には約四百人の日本映画創業以来の関係者がまつられている貴寧磨
(キネマ)寺や、
島津源蔵夫妻の念持仏をまつる学神堂等がある。
達磨竹の逆さ竹を始め、インド・中国産の珍種の竹も繁殖し、本堂の東側には
禅の悟りの段階を示す十牛の庭、南側に白砂の上に苔で心字を描き出した珍しい庭がある。
問合せ先 :
075−841−7878
法輪時(ほうりんじ) : 徳島県阿波市土成町土成字田中198−2にある高野山真言宗の寺院。
山号は「正覚山」。院号は菩提院。四国八十八箇所第九番札所。
古くは「白蛇山法林寺」と称され、現在の地より北4キロほど山間の「法地ケ渓」にあって、
壮大な伽藍を誇っていたと伝えられる。その礎石や焼土がのこっており、
これは1582(天正10)年の戦乱のさいに長宗我部元親による兵火で焼失した遺跡である。
縁起によると、弘法大師がこの地方で巡教されていたときの弘仁6年、白蛇を見つけた。
白蛇は仏の使いであるといわれていることから、大師は釈迦の涅槃像を彫造し、
本尊として寺を開基したとされている。涅槃釈迦如来像は、北枕でお顔を西向きに、
右脇を下に寝ている涅槃の姿を表しているが、そばの沙羅双樹は白く枯れ、釈迦を慕い嘆き悲しむ
羅漢や動物たちの像も安置されている。開帳は5年に1度で、最近では平成14年2月15日に行われた。
現在地に移転し、再建されたのは正保年間(1644〜48)で、
当時の住職が「転法林で覚をひらいた」とされ、山号と寺名をいまの「正覚山法輪寺」と改めた。
しかし、1859(安政6)年にまたしても罹災している。これは村人が浄瑠璃芝居の稽古をしていた際に、
堂内から出火したと伝えられ、鐘楼堂だけを残して全焼した。明治時代になって再建されたのが
現在の堂塔である。寺宝に「弘法大師御おころも衣」が伝えられている。
高野山奥の院で入定されている御衣替えの恒例にちなんで、
1882(明治15)年に明治天皇が法輪寺に下賜されたものである。
問合せ先 :
088−695−2080
アクセス : 熊谷寺→法輔寺まで徒歩40分、車で10分。
土成インターチェンジから、国道318号線を鴨島方面へ進み、
県道12号線を脇町方面へ進んでいると看板がでているので道なりに進んで行くとたどり着ける。
駐車場 : 無料。普通車50台、大型車30台、マイクロバス 30台
参 :
法輪寺公式ホームページ