犬関連(YSミニ辞典)

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愛犬の日(あいけんのひ) : 5月13日。FCI(国際畜犬連盟)デー。ジャパンケンネルクラブ(JKC)が
    1994(平成6)年に制定した。1949(昭和24)年のこの日、同クラブの前身である
    全日本警備犬協会が創立されたのを記念し、この年に開催された第1回の畜犬展覧会では、
    全国から240頭の犬が参加した。JKCは人と犬との共生を念願し、ドッグショーの開催や
    全国の愛犬家に対し、さまざまな啓蒙・普及活動を行っている。

    1987年にペットフード工業会等6団体が11月1日を「犬の日」に制定しているのに、
    何故、愛まで付けて新たな犬の日を設定する必要があるのだろうか。
    「猫の日」でも他の団体が「愛猫の日」を設定するかもしれない。多いからいいというもんじゃーない。

秋田犬(Akita dog)あきたいぬ、あきたけん : 哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物。
    原産地は秋田県大館(おおだて)、鹿角(かづの)地方である。この地に飼育されていた中形の
    秋田マタギという熊猟犬に他犬種の血を交えて作出されたもので、およそ100年の歴史をもつ。
    昔は大館犬といわれたこともあった。1931(昭和6)年に国の天然記念物に指定された。
    立ち耳、巻き尾で堂々とした風貌(ふうぼう)はヨーロッパやアメリカの人々の関心をひき、
    アメリカ西海岸にも進出、今日のアメリカにおける本種の基礎を築いた。
    毛色は赤、胡麻(ごま)毛、白、虎(とら)毛などで、尾はかならず背上に巻かねばならない。
    大きさは体高57.6〜70cm、体重約32〜47.5kgである。忠犬ハチ公は、この品種。
    JKCでは、第5グループ(原始的な犬・スピッツに分類する。
    
    秋田犬(HondaDogより)ダイすけくん9歳(全高約74cm、全長約92cm)
(dog)いぬ : 学名は「Canis familiaris」。
    哺乳(ほにゅう)綱ネコ目(食肉目)イヌ科イヌ属に分類される4本足の動物。
    広くはオオカミ・コヨーテ・ジャッカル・キツネ・タヌキなども含むイヌ科の動物の総称をいうが、
    これらは「イヌ類」とし、単に「イヌ」というときは人間にもっとも早く飼いならされ、
    家畜にされた「イエイヌ」のこと指し、一般的には「飼い犬」ともいう。
    イエイヌは人間の手によって交配改良を重ねられ、家畜化された動物である。
    あらゆる地域と文化の中で、仕事のパートナーとして、あるいは家庭のペットとして、人間と共存してきた。
    最古のパートナー オオカミを直系の先祖とする犬は、家畜化された最初の動物であり、
    人類が穴居生活をしていた昔からおよそ1万年にわたって人類とともにくらしてきた。
    古くは、狩猟犬、牧羊犬など、人間の職業を解除する立場として、人間社会のなかで共存してきたが、
    近年では、愛玩犬としてペット、コンパニオンアニマルという意味合いで飼育され親しまれている。
    イヌ科の動物は、分類学者のコーベット(G.B.Corbet)らによれば10属35種を数え、
    オーストラリア区を除く全世界に分布する。
    日本では、ジャパンケネルクラブ(JKC)が、世界的な組織である国際畜犬連盟(FCI)が
    公認している331種類のイヌのうち、176種を純血種として認めている。
    オーストラリアにはディンゴが生息するが、これは土着の野生種ではなく、
    人の移住について南アジア方面から入ったイヌが野生化したものと考えられている。
    参 : 身体障害者補助犬法(法律)、社団法人・ジャパンケネルクラブ(JKC・HP)、
        社会福祉法人・日本介助犬協会(HP)、日本ドッグホリスティックケア協会(JDHC・HP)、
        NPO法人・日本救助犬協会(HP)、日本アウトドア犬協会(O−DOG・HP)、
        日本警察犬協会(HP)、優良家庭犬普及協会(HP)、聴導犬普及協会(HP)       
「かわいい」と思う犬ランキング    
順位 犬種 記    事 点数
柴犬 「きりっとした顔、かわいい目、しっぽの立ち方がいい。
人懐っこく、飼い主に忠実」(埼玉、70歳女性)
1351
秋田犬 「犬らしい犬。散歩中も強く前へ引っ張る元気さ。
愛玩犬のような気を使う犬は面倒」(北海道、53歳女性)
492
雑種 「人気犬種をかけあわせたものでなく、昔ながらの
雑種犬が好き。いとおしさを感じる」(愛知、42歳女性)
403
チワワ 「小さくて腕の中に入る。人懐っこくて甘えん坊。
それなりに賢くてプライドも高い」(埼玉、69歳女性)
384
ゴールデンレトリバー 「人間の役に立とうとする優しい心まで穏やかな顔に
にじみ出ていて、いとおしい」(大阪、53歳女性)
353
ラブラドルレトリバー 「盲導犬の姿に感銘を受ける。人間同士のような愛情と
深い絆を感じます」(東京、62歳女性)
231
ダックスフント 「クリッとした目がかわいい。いつまでも赤ちゃんのような
甘えん坊なところも」(兵庫、45歳男性)
213
プードル 「うちのトイプードルはあまりほえないし、
人懐っこく、愛敬がある」(宮崎、43歳男性)
196
ポメラニアン 「主人以外にはうるさくほえる臆病者だが、
愛らしさは天下一品だと思う」(東京、63歳女性)
177
10 ウェルシュ・コーギー・
ペンブローク
「顔も脚も短くて、首をかしげて私たちの話を
聞いている姿がかわいい」(三重、41歳女性)
165
11 ビーグル 143
11 その他 143
13 ヨークシャーテリア 137
14 パピヨン 131
14 マルチーズ 131
16 バグ 128
17 シーズー 118
18 フレンチドッグ 100
19 日本スピッツ 98
20 セントバーナード 75
2011.5.7、朝日新聞「beランキング」掲載。「アスパラクラブ」のアンケートより。
回答総数2555人。調査の方法は、ジャパンケネルクラブの登録犬数データを参考にして
50種の選択肢を用意し、3種まで選んでもらった。
回答者のうち、現在、犬を飼っている人は20%。飼っている頭数も尋ねてみた結果、
「1頭」が83%、「2頭」が12%、「3頭」が3%、「4頭以上」が2%だった。ランク外には、
トイプードル、ミニチュアダックス、ジャックラッセルテリア、コリー、ボーダーコリー、
シェットランドシープドッグ、土佐犬四国犬紀州犬北海道犬琉球犬甲斐日本犬
樺太犬グレート・デーン、ドーベルマン、エスキモー犬(アラスカン・マラミュート犬、
サモエド犬、シベリアンハスキー犬、グリーンランド犬、カナディアン・エスキモー犬)などがある
    参 : 「かわいい」と思う猫ランキング
犬のがん発生率(いぬのがんはっせいりつ) : 獣医療が進歩して飼育環境が良くなった結果、
    犬は昔とくらべてずいぶん長生きするようになった。しかし、その一方で高齢犬(老犬)に特有な病気、
    がん(癌)が増えているのも事実で、アメリカで行われたある調査報告によると、
    10歳以上の犬の死亡率の第1位はガンで、全体の約50%を占めているという。
    また、全年齢の死因の25%がガンであるとされている。すなわち、4頭に1頭はガンで死んでいる。
     犬の種類によってがんになりやすさが異なるらしいことが、
    ペット保険を扱うアニコム損害保険(東京都)の調査でわかった。
    犬は人間より若いうちからがんの発症が増える傾向にあることも浮かび上がった。
     同社のペット保険「どうぶつ健保」を2008年に契約した0〜10歳の犬21万7150頭について、
    「腫瘍(しゅよう)」の治療代として請求があった犬の種類や年齢を分析した。
    良性腫瘍も一部、含まれている可能性があるというが、大半はがんとみられる。
     がんができる年齢は、人間で40代後半に相当する7歳で約10%に達し、
    10歳では6頭で1頭に当たる17.5%。
    人間の場合、がんの発症率が10%を超えるのは男性で70代、女性では80代になってからだ。
     がんの発症率が最も高かったのはゴールデンレトリバー(契約した同種犬のうちの15.4%)で、
    パグ(同11.8%)やラブラドルレトリバー(同11.6%)が続いた。
     同社は愛犬のがんの早期発見、早期治療を呼びかけている。    
犬種別のがん発生率(アニコム損害保険による)
順位 犬    種 がん発生率(%)
ゴールデンレトリバー  15.4
パグ   11.8
ラブラドルレトリバー   11.6
ミニチュアシュナウザー  9.1
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク  8.3
フレンチブルドッグ   7.9
シーズー   7.8
ミニチュアダックスフンド   5.8
マルチーズ   5.5
10 ヨークシャーテリア   5.4
11 トイプードル   5.3
12 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル  5.2
13 柴犬   4.0
14 ポメラニアン   3.1
15 チワワ   2.9
2011.9.30、朝日新聞より
犬の伝染病(いぬのでんせんびょう) : 伝染病は非常に感染率が高く、最悪の場合は死に至ることも
    あるのでしっかりと予防することが大切である。    
犬の伝染病
病  名 感染ルート 症  状 予  防
アデノウイルス1型
(犬伝染性肝炎)
感染した犬の尿、便、鼻汁、
唾液などに含まれる
アデノウイルスに触れる。
感染した犬との接触
子犬の突然死。かかって
一晩で死ぬ場合がある。発熱、
元気がなくなる、食欲がなくなる、
嘔吐、下痢、へんとう腺の腫れ、
角膜が白く濁るなど
毎年の
ワクチン接種
アデノウイルス2型
感染症
感染した犬の尿、便、鼻汁、
唾液などに含まれる
アデノウイルスに触れる。
感染した犬との接触 
肺炎、へんとう炎など  毎年の
ワクチン接種
犬コロナウイルス病 感染した犬の便や尿に
放出され経口感染する 
嘔吐、水様性下痢、
軽い胃腸炎など 
毎年の
ワクチン接種
犬パラ
インフルエンザ
感染した犬との接触。
咳やクシャミなどからの
空気感染 
単独での感染症よりも、
アデノウイルス1型・2型、
ボルデテラ、マイコプラズマなどの
ウイルスや細菌と混合感染する。
気管支炎、肺炎、激しい咳など 
毎年の
ワクチン接種
狂犬病  狂犬病(別掲)     
ジステンパー ジステンパーウイルスに
よっての空気感染。
感染した犬の尿、便、鼻汁、
唾液などに含まれる
ジステンパー
ウイルスに触れる 
うつりやすく死亡率が高い。
特に子犬に発生することが多い。
発熱、食欲がなくなる、
膿性の鼻汁、目ヤニ、激しい咳や
下痢、脱水、てんかん様発作、
後躯麻痺、衰弱死など 
毎年の
ワクチン接種
パルボウイルス
感染症
犬パルボウイルスはチリや
ほこりに混じって長期間生存
する。感染した犬の尿、便、
鼻汁、唾液などに含まれる
犬パルボウイルスに触れる。
ノミが媒介することもある 
母親から譲り受ける免疫のない
子犬が突然死してしまう、
激しい下痢や嘔吐、
子犬は特に症状が重く
死亡率も高い 
毎年の
ワクチン接種
フィラリア症 感染した犬から吸血した
蚊が媒介する 
咳、貧血、血尿、
腹水がたまるなど 
初めて夏を迎
える子犬以外は
血液検査後に
予防薬を飲む。
予防薬は
毎月1回飲ませる
レプトスピラ症 感染した犬やネズミの
尿に接触する 
犬だけでなく他の動物や
人間にも感染する。黄疸、嘔吐、
下痢、歯茎からの出血、血便、
下痢による脱水症状、
体温の低下、尿毒症など 
毎年の
ワクチン接種 
 
犬の日(いぬのひ) : 11月1日。犬の鳴き声(ワン・ワン・ワン)の語呂合せ。犬についての知識を身につけ、
    犬をかわいがる日として、ペットフード工業会等6団体が昭和62(1987)年に制定した。
    参 : 愛犬の日猫の日
甲斐犬(かいけん) : 哺乳類食肉目イヌ科の山梨県特有の日本犬の一種。
    黒い縞のある虎毛(虎斑:とらふ)から、「甲斐虎」とも呼ばれる。もとは山梨県(甲斐の国)の
    山岳地帯において古くから猟師の相棒を勤め、シカやイノシシなど大型の鳥獣を狩っていた。
    本能的に他犬種との交流をあまり好まないため、純血種として現在も保たれている。
    原産地は早川町、南アルプス市芦安、甲府市上九一色、甲府市宮本、山梨市牧丘など。
    1924(大正13)年に小林承吉氏が発見し、1930(昭和5)年「甲斐日本犬」と命名発表し、
    1934(昭和9)年に国の天然記念物に指定された。
    1986(昭和61)年に旧芦安村で「甲斐犬保存会」を設立し、純粋主の保存に取り組み始めた。
    体高40〜50cm、体重は10〜23kg前後、寿命は11〜13年。目はブドウ色で、口はやや長く、
    耳は長くて立っている。また、尾は巻尾よりまっすぐ伸びる差尾が多い。
    巻尾の犬も疾走時に差尾と同じ形になるのが甲斐犬の特徴。
    毛色は、虎毛でも地が黒いもの(黒虎)と赤いもの(赤虎)があるが、黒虎がやや多い。
    熊や猪も恐がらない勇敢な猟犬としての性質持っているが、飼い主や、その家族にはとても従順で、
    家庭犬としても番犬としても非常に優れた犬である。飼い主以外の人間には心を開かず唯一、
    飼い主にだけ一生忠誠を尽くすことから 「一代一主の犬」と言われている。
    
    甲斐犬
介助犬(かいじょけん) → 補助犬(ほじょけん)
樺太犬(からふとけん) : 樺太(サハリン)原産の大型犬。寒さに強く、雪の上での作業もこなせるため、
    そり犬として使われていた。昭和30年代、日本初の南極観測での輸送手段として犬ぞりが選ばれ、
    樺太犬が使われた。日本映画「南極物語」(1983年)に登場したタロ、ジロの品種。
    
    樺太犬
紀州犬(きしゅうけん) : 紀州半島山岳部(現在の和歌山県、三重県辺り)を中心に古くから
    イノシシ狩りやカモシカ狩りなどの猟犬として使用されてきた日本の中型犬で、
    大型獣向きだ、ウサギやタヌキ等の猟にも使われていた。
    他犬種との接触が少なかったために、この犬種独特の特徴を保つ事が出来たといわれる。
    1934(昭和9)年に天然記念物の指定を受けた。
    日本犬の猟犬にはそれぞれ呼び方の違いがあり、猪の猟の犬を猪犬(ししいぬ)
    シカの犬は鹿犬(しかいぬ)、ウサギなどには兎犬(うさぎいぬ)等、紀州犬は猪犬に当たる。
    
    紀州犬
狂犬病(きょうけんびょう)
    狂犬病ウイルスを保有するイヌ、ネコおよびコウモリを含む野生動物に咬まれたり、
    引っ掻かれたりして発症する人獣共通感染症である。感染した犬などは大量の唾液(だえき)を垂らし、
    ふらついたり、興奮してかみついたりするなどの異常行動を示す。感染した犬やコウモリなどに
    かみつかれると人も感染し、発熱・のどの痛みなど風邪のような症状や、かまれた個所が
    かゆくなるなどの症状が出て、やがて不安感や錯乱、幻覚などが現れ、呼吸筋のまひなどで死に至る。
    人に感染させる可能性のある犬、猫、キツネ、アライグマ、コウモリ、リスなどを輸入する際は、
    一定期間、行動を観察するなどの検疫措置をとって感染個体の持ち込みを防ぐ。
    世界保健機関(WHO)によると、狂犬病による死者は毎年約5万人で、
    アジア、アフリカを中心に多くの地域に広がっている。
    ウイルスを持った犬、猫、コウモリなどにかまれて感染し、速やかな治療で助かる場合もあるが、
    いったん発症すると治療方法がなく、悲惨な神経症状を示してほぼ100%死亡する
    極めて危険なウイルス性の感染症である。根絶・抑制に向けて何世紀も人々が努力し、
    国際社会が協力して取り組み、感染と発病のしくみが科学的にはっきり解明されているにもかかわらず、
    いまだに数多くの人々が狂犬病で亡くなっている。
    狂犬病の治療は、狂犬病が疑われたイヌ、ネコおよび野生動物にかまれたり、ひっかかれたりした場合、
    まず傷口を石鹸と水でよく洗い流し、狂犬病ワクチンと抗狂犬病ガンマグロブリンを投与する。
    狂犬病ウイルスはラブドウイルスの一種で、一旦発症すれば特異的治療法がないため、
    できるだけ早期にワクチンと抗狂犬病ガンマグロブリンを投与する必要があるが、
    日本では抗狂犬病ガンマグロブリンは入手困難だとのこと。
予防方法、かまれた時の対応
野生動物に
手を出さない
日本人旅行者は、犬や猫を見ると無防備に手を出し、
なでたり、手から直接エサをあげたりする。しかし、
狂犬病は世界のほとんどの大陸で見られ、
毎年死亡者がでている。むやみに野犬や野良猫、
野生動物に手を出さないようにしましょう。
かまれる前の
ワクチン接種
(暴露前接種
pre−exposure
vaccination)
旅行先で動物に積極的に近づく場合には、
事前に狂犬病ワクチンを接種しましょう。
4週間間隔で2回、6カ月後に1回接種する。
かまれた後の
対応
水洗、傷口の治療、ワクチン接種、動物の調査
狂犬病を持っているおそれのある動物にかまれたら、
まず充分に水洗いする。次に、できるだけ早くに病院で、
傷口の治療を行い、狂犬病と破傷風のワクチンを接種する。
すぐに接種するのが理想だが、発病前なら効果があると
考えられているので、忘れずに接種しましょう。
かんだ動物が飼い犬の場合には、犬が予防接種を
受けているかを飼い主に問い合わせることも大切である。
    厚生労働省は2006年11月16日、京都市在住の60代の男性がフィリピンで犬にかまれ、
    狂犬病を発症したと発表した。男性は重体。国内で人が狂犬病を発症したのは、
    1970(昭和45)年にネパールで感染した日本人男性が帰国後に発症して以来。
    厚労省は同日、都道府県や旅行業界団体に対し、狂犬病の流行地域への渡航者に注意を
    呼び掛けるとともに、万が一動物にかまれた場合はすぐにワクチンを接種するよう通知した。
    また、臓器移植などの例外を除き、人から人への感染をすることはなく、
    同省は「男性から感染が拡大する恐れはない」(結核感染症課)としている。
    参 : 狂犬病予防法
狂犬病予防法(きょうけんびょうよぼうほう) : 昭和25年法律第247号。
    この規定に基づき狂犬病予防法施行令が、昭和28年8月31日政令第236号、
    最新の改正平成7年1月25政令第10号で制定されている。
    犬を飼い始めて1カ月以内に市区町村に登録し、年に1回、狂犬病ワクチンを接種することを
    飼い主に義務づけている。これに違反した場合は20万円以下の罰金に処せられる。
    登録制度は、犬の所在を把握して狂犬病などの発生時に直ちに対応できるようにするためだが、
    登録と接種には各3000円程度かかる。
    狂犬病予防法の一部が平成11年4月1日から改正施行され、
    その中で犬の他に猫その他の動物(牛、馬、めん羊、山羊、豚、鶏及びあひるを除く。)であつて、
    狂犬病を人に感染させるおそれが高いものとして政令で定めるものも適用されている。

    飼い犬への接種が義務づけられている狂犬病ワクチンの接種率が、5割を切ったことが2004年
    4月26日に厚労省の推計でわかり、これはペットブームで、ワクチン接種への意識が低い人にも
    飼育が広がっていることなどが背景となっているそうだが、近年日本では発病例がないため、
    飼い主の危機感が薄れ、有料の接種に抵抗を感じる人もいて、このことが接種率の低下に
    拍車をかけているということだが、飼い犬が発症して人に感染させた場合は、精神的・経済的な
    負担は計り知れないので、可愛いペットのためにも、年に3000円程度の金を惜しまないでほしい。
    ペットが小さいときは可愛がるが、大きくなると飼育場所や食費がかさむなどの理由で
    捨ててしまうことがある。危険なワニやワニ亀、へびなどをどこにでも放ち、
    野犬や野良猫の増加にもつながっている。したがって今の法律は生ぬるく、
    生まれた時にすべてのペットに届け義務を課し、死ぬまで登録番号で管理し、死亡の場合は
    保険所などへの届け義務を課し、違反した場合は、高額な罰金と懲役刑を科すべきである。

グレート・デーン : 「大きなデンマークの犬」という意味だが、原産地はドイツである。
    ドイツでイノシシ狩りに使われていた犬と、グレー・ハウンドを交配して生まれたとされていて、
    祖先はチベタン・マスティフだといわれている。イノシシを退治できる特別な犬として、
    長い間大切に育成されてきた。猟犬として使われなくなった現在では、その従順で温和な性格から、
    家庭犬として広く飼われている。グレート・デーンは全犬種の中で最も体高が高いとされ、
    体高105.4cmもあったグレート・デーンが最も背の高い犬として記録されている。
警察犬(けいさつけん) : 一般に犯罪捜査などの警察活動に適するように飼育、訓練した犬を総称して言う。
    警察犬として日本警察犬協会が現在公認しているのは、シェパード、ドーベルマン、コリー、
    エアデールテリア、ボクサー、ラブラドールリトリバー、ゴールデンリトリバーの7犬種。
    また、警察が活用する警察犬には、警察が直接飼育、訓練している「直轄警察犬」と一般の方が飼育、
    訓練している犬の中から嘱託警察犬審査会で合格した「嘱託警察犬」とがある。
    世界で初めて、犬を警察活動に活用したのは、1896(明治29)年のドイツのヒルデスハイム市警察と
    いわれている。これが警察犬制度の始まりで、その後、ベルギーやフランスでも導入され、
    日本では警視庁が1912(大正元)年12月、2頭の警察犬を購入し警察活動に活用した。
災害救助犬(さいがいきゅうじょけん) : レスキュードッグ。
    地震や雪崩などで瓦礫の中に閉じこめられたり、ピクニックや山歩きなどで行方不明になった
    不特定な人たちを、犬の優れた嗅覚を使って見つけだす犬のこと。
    災害救助犬には犬種の制限はないが、狩猟本能のある犬が向いていると言われている。
    現在の日本では、シェパード、ラブラドール、ゴールデン、ボーダーコリーなどが多いが、
    ダックスフント、ウェルシュコーギーなどの小型犬も、柴犬、甲斐犬などの日本犬も、
    雑種も災害救助犬になっている。
四国犬(Shikoku dog)しこくいぬ、しこくけん : 四国地方(主に高知県)原産の中型の犬の品種。
    かつては土佐犬(とさけん・とさいぬ)と呼ばれたが、別品種の土佐闘犬との混同をさけるために、
    四国犬と改称された。国の天然記念物には「土佐犬」の名で1937(昭和12)年に指定された。
    本来の作出目的は、四国山地周辺の山村における鹿や猪等の狩猟およびそれに伴う諸作業。
    山地での激しい狩りにも耐えうる体力・持久力がある。温暖湿潤気候に強い。体格は柴犬より大柄。
    主人には異常なまでに忠実だが、よそ者には警戒するため、番犬に適する。
    よそ者にはふとしたことでも噛みついたりと非常に攻撃的なため、散歩中などは注意が必要である。
    
    四国犬
柴犬(Japanese Shiba Inu)しばいぬ、しばけん : 哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の日本古来の犬種で、
    もとは山岳地帯で小動物や鳥の猟に使われていた。ピンと立った耳、くるりと巻いた尾などの特徴があり、
    また適度に警戒心を有しているため、近代でも番犬やペットとして人気を博している。
    オスは体高38〜41cm、メスは35〜38cm程度の小型犬種。
    1928(昭和3)年の日本犬保存会設立時に、在来犬を体格別に大形、中形、
    小形犬に分類し調査が実施されたが、柴犬は小形日本犬として標準がつくられた。
    国の天然記念物に指定された7つの日本犬種(現存は6犬種)の1つで、
    指定は1936(昭和11)年12月16日。現存6犬種中唯一の小型犬種だが、
    飼育頭数は約80%と最も多く、日本犬の代表格とも言える。
    アメリカ合衆国を始め、日本国外でも人気が高い。
    
    赤毛の柴犬(Wikipediaより)
    
    黒毛の柴犬(同上)
忠犬ハチ公(ちゅうけんハチこう) : 1923(大正12)年)11月10日〜1934(昭和10)年3月8日)は、
    「ハチ」という名の秋田県北秋田郡大館町(現:大館市)出身の秋田犬
    飼い主が亡くなった後も駅前で帰りを待ち続けた「忠犬」として有名になった。
    ゆかりの地には銅像があり、特に渋谷駅前の銅像は待ち合わせ場所の目印として
    全国的に有名(「渋谷ハチ公前」などと通称される)。
    1924(大正13)年から東京帝国大学農学部の教授・上野英三郎に飼われることになった。
    上野の存命中は、玄関先や門の前で上野を見送り、時には最寄駅の山手(やまのて)線渋谷駅まで
    送り迎えすることもあった。上野の自宅は、現在の東急百貨店本店(旧大向小学校)周辺といわれている。
    1925(大正14)年5月21日に教授が急死した後も、毎日渋谷駅前で主人の帰りを待ち続けたといわれ、
    東京朝日新聞の記事により世間一般に知れ渡った。主人を慕うハチの一途な姿は人々に感銘を与え、
    「忠犬」と呼ばれるようになった。幾度となく、野犬狩りの危機にも陥ったが、近隣住民の配慮で免れた。
    1934(昭和9)年に渋谷駅西口広場に安藤照(しょう)制作の銅像が建てられたが、
    第二次世界大戦中の1945(昭和20)年4月、戦力資源としての金属回収のため撤去された。
    戦後の1947年8月、照の息子士(たけし)の手により再建されて、
    若者たちはじめ人々の待ち合わせの目印ともなっている。銅像は出身地の大館駅前にも存在する。
    
    忠犬ハチ公の剥製(国立科学博物館所蔵)
    
    JR渋谷駅前のハチ公銅像
聴導犬(ちょうどうけん) → 補助犬(ほじょけん)
チワワ(Chihuahua) : メキシコ中央高原北部のチワワ地域が原産の世界で最小の純血種犬で、
    多くは体高12cm、重さ1.5〜3kgほどだが、犬によっては1ポンド(約454g)の成犬もいるといわれ、
    「ポケットドッグ」という異名を持っている。500g未満、3kg超は品評会で失格となる。
    トルテカ文明時代のテチチと呼ばれる、豚に似た小さな犬が祖といわれている。
    JKCでは、第9グループ(愛玩犬)に分類している。
    アップルドームと言われるリンゴ状の頭部、大きい耳、間隔のあいた眼、小さな鼻などが特徴で、
    その外見の愛らしさと、狭い室内でも飼いやすいことから非常に人気がある。
    小さな外見とは裏腹に非常に大胆で好奇心旺盛な一面もあり、飼い主の家族には忠誠的で
    深い愛情を注ぐ。そして従順で利口なのでしつけもしやすいといわれている。
    19世紀半ばからアメリカで品種改良が進められ(この時期、ロングコートが改良生産された)、
    アメリカンケネルクラブに登録されたのは1904年である。
    日本では1970年代より飼育されるようになり、小型犬ゆえの飼育のしやすさから、
    2006年のジャパンケネルクラブの登録頭数は約8万6千頭とダックスフントに次ぐ2位という
    人気になっている。特にロングコートは若い女性に人気が高い。
    チワワの種類 : スムースコートヘアー(短毛種)と、ロングコートヘアー(長毛種)と呼ばれる
     2タイプがあり、略して 「スムチー」・「ロンチー」といわれている。
     ロングコートはスムースコートにパピヨンやポメラニアンなどを交配して作られたものである。
     毛色は白・クリーム・黒・赤など多様で、代表的なのはブラック&タンやレッドで、
     他にもレッド&ホワイト、クリーム&セーブルなど、さまざまな毛色が見られる。
     白地にはっきりとした色の班があるパーティカラーや、
     顔が三色に色分けされたトライカラーと呼ばれる毛色もある。
    
    チワワ(わんにゃんペットより)
    
    チワワワールドより。京都のチワマミさん宅の2〜11歳のチワワたち
土佐犬(とさけん) : 闘犬として有名な日本犬で、体高55cm以上、体重80〜90kgにもなる超大型犬。
    ルーツは江戸時代、土佐の領主が藩士の士気を高めようと闘犬を奨励し、最初に使われたのが
    現在の四国犬だった。そして江戸後期になると、オランダやスペインからもち込まれた
    マスティフやブルドッグ、ブル・テリア、グレート・デーンなどの洋犬たちとの交配が進められ、
    明治時代にはさらに強力な闘犬がつくりだされた。現在、土佐闘犬はジャパニーズ・マスティフとも
    呼ばるが、それはこの時代に加えられたマスティフの血を、色濃く残しているからとされている。
    闘犬としての特徴を十分に備えており、たくましい骨格と力強い筋肉による、
    堂々たる体形のもち主である。目は小さく、瞳は暗褐色。鼻吻部は角張り、耳はたれ、
    のどの下には皮膚の垂れ下がったたるみがある。尾は付け根が太く、短く垂れ下がっている。
    
    土佐犬(大型犬販売&土佐犬情報サイト「Octagon」より)
    
    同上。別角度より

バター犬(バターけん、バターいぬ) : 女性のマスターベーションの補助として利用されている犬のこと指す。
補助犬(ほじょけん) : 正式名は「身体障害者補助犬」で、「身体障害者補助犬法」で定められた犬で、
    身体障害者の自立と社会参加をサポートし心の友として支える介助犬・盲導犬・聴導犬の総称をいい、
    2002(平成14)年10月1日に「身体障害者補助犬法」で社会に認知された。
    身体障害者の盲導犬、介助犬、聴導犬は、身体障害者の自立や社会参加に
    重要な役割を担うということが公的に認められ補助犬と呼ばれるようになった。
    米国で生まれ、日本でも1990年代以降、少しずつ広がってきた。
     厚生労働省によると、補助犬法による認定数は2008年2月の最新データで盲導犬965頭、
    体の不自由な人の介助犬38頭、耳の不自由人に音を知らせる聴導犬15頭で、
    訓練する事業者は計50団体が認可されている。
    介助犬(かいじょけん) : 手足が不自由な人のために物をもってきたり、ドアをあけたりなど、
     日常生活における動作の手伝いをする犬のこと。また、介助犬と一緒に暮らすことにより
     心の支えにもなる。特別な訓練を受け、厚生労働大臣が指定した法人から認定を受けている犬をいう。
     現在15000人が介助犬を必要とする人がいるのに対して、介助犬の認定犬が全国でも
     38頭しかいない。アメリカではすでに歴史あり、現在1000頭以上の登録がある。
     2002(平成14)年10月より介助犬や聴導犬も盲導犬と同じく
     公共施設や交通機関に同伴しても良いと認められ、
     2003年10月にはデパート・スーパー・ホテル・飲食店でも受け入れが義務化されるようになった。
    盲導犬(guide dog、a seeing−eye dog)もうどうけん : アイメイト。
     目の不自由な人の目となって障害物や曲がり角などを知らせて誘導する訓練を受けた犬のこと。
     人は犬につけたハーネス(胴輪)の把手(とって)をつかんで歩行する。
     犬種はラブラドルレトリーバーやシェパードが多い。
     法的には、国または自治体が認めた公益法人において、5年以上の経験を持つ歩行指導員により
     十分訓練された犬が、使用を希望する盲人とともに法人の定める、
     4週間以上の歩行指導を終了した後、ハーネスをつけ、
     使用者証を所持した使用者本人と歩行する場合のみ盲導犬という。
     盲導犬は2002(平成14)年10月1日に施行された「身体障害者補助犬法」により
     身体障害者補助犬(盲導犬、介助犬及び聴導犬)として規定され、「ペット」ではなく、
     身体障害者の体の一部と認識されている。この法律によって、公共施設や交通機関などは、
     やむを得ない理由がない限り、身障者が補助犬を同伴することを拒んではならず、
     また住宅を管理する者(管理組合)は、居住する身体障害者が補助犬を使用することを
     拒まないよう努めなければならない(努力義務)ことになった。
     歴史 : 世界で最初に盲導犬が誕生したのは、1819年、ウィーンの神父が犬の首輪に
      細長い棒を付けて、盲導犬として正式に訓練したのが最初とされている。
      その後1916(大正5)年に、ドイツにおいて盲導犬育成の学校が発足し、
      1923(大正12)年にはポツダムに国立の盲導犬学校が設立された。
      日本においては、1938(昭和13)年、アメリカからの旅行者が盲導犬を伴って、
      日本に立ち寄ったのが、はじめての接触となった。
      1939年(昭和14)には、4人の実業家が1頭ずつ訓練済みの盲導犬をドイツから輸入し、
      これを陸軍に献納したという記録がある。そして、1957(昭和32)年、
      現アイメイト協会理事長・塩谷賢一氏が育てた「チャンピィ」が国産として初めての盲導犬となった。
      現在、日本には約34万人の法定盲人がいる。その約35%にあたる約12万人は全盲である。
      盲導犬の使用を希望すると考えられる人の数は法定視覚障害者の1〜2%と推定されてるが、
      実際に使用しているのは約0.13%にすぎない。
    聴導犬(ちょうどうけん) : 耳の不自由な人(聴覚障害者)の耳の代わりになってノックの音や
     ブザーの音で来訪者を知らせたり、FAXの受信を知らせ運んだり、
     車のクラクションなど危険だと思われる音を知らせるなどの訓練を受けた犬のことで、
     耳の不自由な人の耳代わりになるだけでなく、心を和ませ、精神的な支えにもなってくれる。
     聴導犬はパートナー(聴覚障害者や高齢者)の代わりに音を聞き、それを知らせる。
     しかし、すべての音に対してパートナーにとって必要か必要でないかを判断ることは出来ない。
     なので、あらかじめ、パートナーが教えて欲しい音を決め「この音が聞こえたら、知らせてね」と
     訓練されている。つまり、ユーザーによって聴導犬の仕事は少し違ってくる。
     例えばFAXの着信音、やかんの沸騰した音、玄関のチャイムやインターホン、
     火災報知器の音、赤ちゃんの泣き声等を聞くと、前足で飼主をかいて音源まで誘導する。
     また目覚まし時計が鳴ると、寝ている飼主の顔をなめて起こすなど、生活をサポートしてくれる。
     また、家の外では、自転車のベル・主人の名前を呼ぶ声などを教えてくれる。
     1975(昭和50)年、アメリカでヒアリングドッグ(Hearing Dog)として開発され、
     車椅子の介護犬や盲導犬とともに市民権を得て、バスや列車に乗ったりするのも認められている。
     日本でも1981年(国際障害者の年)に、アメリカの技術を真似て作出が始められた。
     聴導犬は現在日本では18頭ほどしか活躍していない。2003(平成15)年10月1日から
     身体障害者補助犬法が全面施行され、認知度も高まっている。
    参 : 身体障害者補助犬法(法律)、日本補助犬協会(HP)、ジョブコーチ制度
補助犬法(ほじょけんほう) : 身体障害者補助犬法の略称で、
    良質な身体障害者補助犬の育成及びこれを使用する身体障害者の施設等の利用の円滑化を図り、
    もって身体障害者の自立及び社会参加の促進に寄与することを目的に、
    2002(平成14)年10月1日から施行された法律のこと。盲導犬、介助犬、聴導犬を総称した
    「身体障害者補助犬」の同伴受け入れが義務づけられ、公共施設や公共交通機関に施行された。
    翌年の2003(平成15)年10月1日には、飲食店やホテル、スーパー、
    病院など「不特定多数が利用する民間施設」へも適用され、完全施行が始まった。
    職場での受け入れも2008年10月から義務化される。
    拒んだ場合の罰則はなく、職場や住居は「拒まないよう努めなければならない」とする
    努力義務にとどまっており、職場への同伴受け入れ義務化などに向けた法改正の動きがある。
     補助犬法による認定数は盲導犬952頭(2006年3月現在)、
    介助犬36頭(2007年3月1日現在)、聴導犬12頭(2007年3月1日現在)で、
    
    補助犬と一緒に生活している身体障害者のアクセス権を保障する補助犬法を理解し、
    身体障害者を暖かく見守ってあげましょう。
    誰もがある日突然、事故や病気で失明や肢体不自由になることはあるのです。

    参 : 身体障害者補助犬法(法律)、日本補助犬協会(HP)
北海道犬(ほっかいどうけん、ほっかいどういぬ) : 昔は「アイヌ犬」と言われていたが、
    1937(昭和12)年に天然記念物に指定された時に北海道犬と改称された。何千年と言う昔から、
    人為的に一切改良されず、その原始の姿を保ちアイヌの人々と共に生活をして来た。
    体高45〜50cm。頭は大きめで発達した顎、頬をもつ。目は三角形でややつりあがり、耳は小さい。
    アイヌに繁殖され、クマ狩り猟に用いられてきた。猟犬として優れた素質をもつ。
    
    北海道犬。北海道犬協会・三重支部の展覧会より
    
    北海道犬の仔犬(価格.comより
    参 : 北海道犬協会(HP)、社団法人・天然記念物北海道犬保存会(HP)
麻薬探知犬(まやくたんちけん) : 増大する麻薬類の密輸入を防止する目的で導入されたもので、
    東京税関で1979(昭和54)年6月に米国税関の協力を得て麻薬探知犬2頭を導入したのが始まり。
    その後、麻薬探知犬の導入が麻薬類の摘発に効果的であったことから 、
    国内で訓練・育成することとなり、麻薬探知犬訓練センターで一括して行っている。
    現在、麻薬探知犬として使われている犬の種類は、
    ジャーマン・シェパード、ラブラドール・リトリバー、ゴールデン・リトリバー の3種類である。
盲導犬(もうどうけん) → 補助犬(ほじょけん)
琉球犬(りゅうきゅうけん、りゅうきゅういぬ) : 沖縄県原産の日本犬の犬種のひとつである。
    琉球犬のルーツは縄文時代初期に、九州地方から沖縄方面へ渡った人々に同伴した、
    マタギ犬(山岳狩猟犬)と同系統の犬とされる。沖縄県では琉球犬をトゥラー(虎毛の琉球犬)あるいは
    アカイン(赤毛の琉球犬)と呼び、イノシシ猟や鳥猟の猟犬として使役した。トゥラーの場合
    その毛の色に応じて赤トゥラー(赤虎毛)、黒トゥラー(黒虎毛)、白トゥラー(白虎毛)と呼ばれる。
    
    琉球犬





























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