海外(YSミニ辞典)

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海外移住(かいがいいじゅう) : 移住とは他の土地に移り住むこと。
    特に、開拓・商売などの目的で、海外に居住地を変えることをいう。したがって国内では、
    「転居」、「引っ越し」、「屋移り」などといい、移住は用いない。日本人の海外移住は、
    1866年に海外渡航禁止令(鎖国令)が解かれてから、すでに100年以上の歴史がある。
    ハワイ王国における砂糖きびプランテーションへの就労に始まって、アメリカ、カナダといった
    北米への移住、そしてその後1899年にはペルー、1908年にはブラジルへと日本人が渡った。
    そして、1924年にアメリカで日本人の入国が禁止されると、大きな流れが北米から南米へと移っていく。
    その結果、第二次世界大戦前には約77万人、大戦後には約26万人が移住している。
    移住するためには、長期居住や就労などそれぞれの目的にかなったビザや永住権を合法的に取得する
    必要がある。そのためには、移民法で定められている規定や条件を満たしていなければならない。
    企業の駐在ビザを除き、個人的にビザや永住権を取得する方法は、以下の4つに大別される。
     @親族を通じて取得する方法
     A自己の能力により取得する方法
     B金銭により取得する方法
     CDV(Diversity Visa)抽選永住権により取得する方法(米国)
     ビザ・永住権の取得を希望する人は、上記の2あるいは3の方法で取得することになる。
    リタイアメントビザ : 退職後に移住する年金受給者を対象とした特別なビザで、
     残高証明の提示を求められる国もあれば、申請だけでいい国もある。
     詳しくは渡航先に考えている国の在日大使館・領事館のホームページなどで調べてみましょう。    
外国に住んでみたいですか?
「はい」の人は56%。最も住んで
みたい国・地域は?(三つまで選択)
回答者
数(人)
「いいえ」の人は44%。
その理由は?(二つまで選択)
回答者
数(人)
カナダ 776 現地の言葉ができない 985
オーストラリア 674 慣れぬ土地での生活に不安 728
米国本土 592 治安が心配 700
ニュージーランド 577 衛生面や医療体制が心配 447
英国 472 お金がない 254
イタリア  384 大切な人やペットと離れたくない 220
北欧(スウェーデン、ノルウェーなど)   380 外国の食事を好まない、
毎日和食が食べたい 
 184
西欧(スイス、オランダなど)   364 気候が心配   28
フランス   341 子育て、子供の教育環境が心配   24
スペイン   318 その他   243
ドイツ   313    
太平洋の島(グアム、パラオなど)   306    
シンガポール   152    
南欧(ポルトガル、ギリシャなど)   145    
タイ   133    
その理由は?(二つまで選択) 若い人が内向きで、海外に行きたがらない
傾向はよくない?(全員回答)
現地の食事、自然、気候が好き 1262 「はい」  49%
リタイア後の余生を暮らしたい   1088 「どちらともいえない」   41%
その国の言葉を身につけたい  555 「いいえ」   10%
物価が安く、経済的に豊かに暮らせる   367    
趣味やスポーツを始めたい、深めたい   318    
現地に住んだ経験があり、戻りたい   205    
現地の学校で学びたい  140    
現地で研究したい、教えたい   103    
現地で仕事を見つけたい、起業したい   97    
その他   202    
2010.11.20、朝日新聞「be」より。「アスパラクラブ」会員によるアンケート。
回答者数:4722人。私は「いいえ」の一人で、5位までの5つすべてが理由。
海外移住の日(かいがいいじゅうのひ) : 6月18日。1908(明治41)年、ブラジルへの第1回移民として
    158家族781人が笠戸丸でブラジルのサントス港に到着したのがこの日である。それを記念日として、
    総理府(内閣府)が1966(昭和41)年に制定、国際協力事業団移住事業部が実施を開始した。
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海外渡航関連情報(かいがいとこうかんれんじょうほう) : 仕事や観光で海外に行く人のために
    諸外国の治安情報等を提供する制度。これまで、渡航に関する情報は
     (1)特別な注意が必要な国の治安情勢を総合的に評価した「海外危険情報」
     (2)突発的な事件や事故などをスポット的に知らせる「海外安全相談センター情報」
     (3)安全に旅行・滞在するための基礎的情報をまとめた「国・地域別海外安全情報」
    の3種類に分かれていたが、これらの情報を一本化し、内容をわかりやすく改めることによって、
    渡航者が使いやすいものにしようしたもの。
    新しい海外渡航関連情報では、例えば、外務省のホームページ上で自分が調べたい国のページを
    開くと、その国の治安情勢や渡航・滞在にあたって注意が必要な事項等を示した「渡航情報」や、
    防犯・トラブル回避などに役立つ基礎的情報をまとめた「安全対策基礎データ」、
    その国の昨年のテロ情勢をまとめた「昨年のテロ情勢」などが、一目でわかる。
    「渡航情報」では、従来の数字による5段階の危険度表示に代えて、
    文章によって治安情勢がよりきめ細かく記述されることになる。渡航者自身が、こうした情報を参考に、
    「自分の身は自分で守る」との意識をもって、渡航の是非や渡航先での行動を決めることが大切です。
    参 : 海外安全のための情報提供の見直し(外務省海外安全HP)
海外旅行(a travel abrord)かいがいりょこう
    国内旅行以外の旅行すること。つまり日本以外の場所(国外)へ旅行をすることをいう。
    日本では見ることのできないものを見、日本ではできない経験をすることに価値がある旅行。
    JTBが2003年に海外旅行をした人に、自分にとって「海外旅行とは何か」という質問をしたところ、
    回答は、OLやファミリー層では「日常からの脱却」、「癒し、休息」という内容が大半を占めた。
    一方、シニア層では「元気のシンボル」、「生きがい」、「人生の思い出作り」、
    「夢」、「感動」、「好奇心を満たしてくれるもの」、「勉強のやり直し」など、
    積極的に海外旅行を人生のなかに位置づける思いが、多種多様な言葉で表現している。
    海外旅行の知恵と注意点
    @カバンの選び方 : 飛行機の荷物室に預ける頑丈なスーツケース(キャリーバッグ)と、
           パスポートビザ、現金などの貴重品、機内で使う小物や常備薬、
           本などを入れる機内持ち込み手荷物用のバッグを二つ用意する。
           また布やナイロン製の折りたたみ可能なバッグを用意しておくと、
           帰りにみやげが増えたときに便利。
           私はキャリーバッグ自体が重い金属製の物は避けて、布製のものを用いている。
    A荷造りのコツ : 重い物、かさばる物はスーツケースの底(キャスター側)に、
           軽いものは上にというのが鉄則で、ポーチやジッパー付きビニール袋などを活用して、
           必要な物はすぐに取り出せるよう、スーツケース内のスペースを最大限に活用するように
           できるだけ隙間を作らないようにすることがコツ。
    B衣類は必要最低限に : 衣類はポロシャツのように乾きやすく、しわになりにくいものを用意する。
           こまめに洗濯できるうえ、動きやすく、上着をはおればレストランも利用できる。
           しかし、暑い国でもカーディガンなど軽くはおれるものや、スラックス、
           ロングスカートは用意していたほうがよい。冷房のききすぎや、
           夜冷え込んだ場合に対応できるほか、寺院など肌を露出できない場所にも役立つ。
    Cレンタル品で出費を抑える : 海外旅行のためにだけ新たに購入するような物は、
           レンタル専門業者を利用したほうがお得になる。ただし、
           レンタル時に、盗難や破損のための保険を必ずかけておくこと。
    D非常時の電話番号などを控えておく : 現地の領事館や旅行代理店、
           宿泊先のホテルや観光協会の日本語テレホンサービス、
           クレジットカード会社の現地支店など、緊急時の電話番号リストをメモにまとめておいたり、
           身分証明書を求められた場合や盗難に備えて、パスポートのコピーを常に携帯しておくとよい。
           私の「海外旅行メモ」を参考にするには、ここをクリックしてください。
    E多額の現金は持ち歩かない : 移動の運賃やチップに必要な小銭以外は、再発行可能な
           トラベラーズチェックやクレジットカードを持つ。クレジットカードは、
           身分証明書の役割を果たすほか、加盟店などで割引サービスがが受けられたり、
           さまざまな無料サービスに利用することもできるが、使う際には、次の点にも注意しよう。
            ●正しい金額の記入のチェック●記入された金額が現地の通貨単位か
            ●記入ミスの用紙は破り捨てられたか●カードは見える場所で確認してもらう
    F海外旅行傷害保険をかけておく : 海外で事故やけが・病気、
           盗難にあった場合などの安心料としてそれらに伴う保険をかけておく。
           一部のクレジットカードには、自動的に海外旅行傷害保険が付いているので内容を確認し、
           また事前に必ず保険の適用範囲や保険可能範囲も確認しておくことも大切。
    G旅先での風習・習慣に注意 : 日本では普通の動作や習慣が、
           外国では重大なマナー違反になる場合がある。以下はマナー違反の一例である。
            ●欧米では、人前で鼻をすすったりゲップをするのは厳禁。鼻をかむことはよい。
            ●むやみに人を指差したり、女性に年齢を聞くのはマナー違反。
            ●手の甲を上に向けておいでおいでと手招きするのは、
             欧米では「あっちに行け」という意味を表すので注意が必要。
            ●笑うときに口に手をあてるのは、国によっては人をバカにしていると思われたり、
             何かをたくらんでいると誤解されることがある。
            ●OKやVサインなどの合図も、異なった意味を持つ国があるので気をつける。
            ●イスラム圏の多くの国では、飲酒酩酊が禁じられていて、ある国の人が酒に酔い、
             ムチ打ち100回の上に1年の禁固刑になった例もある。その国にある
             大使館に泣きついたが、「この国のルールを守らなかったあなたが悪い」と相手にされず、
             みみずばれの体で牢に入り、1年も服役したそうである。
    H麻薬には絶対手を出さない : 終身刑や死刑になる国もある。

    ハワイ旅行をしたときに、あるバーの場所を、年配の女性に手振りを交えて英語でたずねたところ、
    「あんた何を言ってんの」といわれた。ハワイや韓国などではカタコト言葉を使う前に、
    「日本語を話せますか」と聞いてみましょう。
    
海外旅行に持参して役立ったもの    
順位 持参品 票数 記事
スリッパ  1148 400円弱のタオル生地のものが人気。海外旅行用品店では、
折りたたんで専用ケースに収納できるタイプもよく売れている
ウエットティッシュ 719 レストランの食器やトイレの便座をふくという人も。「ウイルス
感染が怖いので、お守りの代わり」(静岡、46歳女性)
折りたたみ傘 623 紫外線カット効果をうたう晴雨兼用タイプも売られている。
「現地のものは品質が悪い」(東京、43歳女性)
洗濯ロープ 602 室内で洗濯物を干せば、乾燥防止にもなる。洗剤や
洗濯バサミも入った「洗濯セット」も千円ほどで販売されている
日本茶 469 手軽なティーパックや粉末タイプが人気。「海外のお茶は
甘かったり花の香りがしたりで日本と違う」(福岡、47歳女性)
貴重品入れ 451 現金やパスポートを入れる。腰に巻くタイプが主流。
「汗を吸って現金が湿った」(山口、62歳男性)との失敗談も
目覚まし時計  446 海外旅行向けに2カ国の時差が一目で分かるものや、
厚さが1センチほどで持ち運びしやすいタイプも出ている
梅干し 421 おなかの薬として服用している人も多かった。
「食欲だけでなく、元気も出る」(東京、61歳女性)
ひげそり 415 ホテルに常備されていないことも。あったとしても、
「肌に合わなくて傷がつきそう」(千葉、67歳男性)
10 救急セット  386 「海外の薬は強過ぎることも」(福岡、31歳女性)
長い距離を歩く予定の人は、靴ずれ対策にばんそうこうを
朝日新聞「アスパラクラブ」会員によるアンケートより。調査の方法は、海外旅行に持参して
役に立ったものについて、「せっけん」「レトルトみそ汁」など51の選択肢から3つを選んだうえで、
どんな状況で利用したかを自由に書いてもらった。
選択肢は、東京都内の海外旅行用品専門店「トコー有楽町店」と
「J’s旅道具池袋店」での取材をもとに作成した。
(2009.4.25の朝日新聞土曜「be」に掲載、回答総数3793人)  参 : 海外旅行メモ 






























































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