YSミニ辞典(L)
[ホーム]
[索引]
[前項]
[次項] 用語:13
L&G事件(エル・アンド・ジーじけん) : 健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」
(東京都新宿区、破産手続き中)による組織的詐欺事件で、「円天事件」とも呼ばれる。
L&Gが出資を募り始める1年前の2000年に既に破綻
(はたん)状態だったことが警視庁などの
特別捜査本部の調べで分かった。配当の見込みのないまま、全国の約3万7000人から
出資金約1260億円を集めた。捜査本部は、会長の波 和二
(なみ・かずつぎ)容疑者(75)らが
当初から詐取する目的で虚偽の投資話を持ちかけていたとみて調べを進める。
L&Gは寝具など健康商品や食品の販売業として1987(昭和62)年に設立された。
当初から商品の販売額に応じて会員に報奨金を出す制度はあったが、売り上げが低迷したため、
2001年に会員を「株主社員」と呼び、配当を「社員への手当て」とするなど独自の用語を使い始め、
出資金集めを本格化させた。3年後に入会金元本の倍額を返還するとした「あかり価格」や、
「100万円を出資すると3カ月ごとに9%(年利36%)を配当し、
1年後の満期には元金も返還する」などとうたった「協力金」名目などで募集した。
しかし、捜査本部や破産管財人によると、2000年6月期の決算は資産が
約47億9000万円だったのに対し、負債は約57億5000万円で、債務超過になっていたという。
にもかかわらず、出資の募集を続け、2004年ごろからは10万円以上を預けると
毎年同じ額面の電子マネー「円天」が携帯電話に振り込まれる「円天受取保証金」制度を導入し、
出資額に応じて付与し、年1回補填
(ほてん)されるため「使っても減らないお金」と宣伝し、
警視庁などの家宅捜索直前の2007年10月まで資金を集めていた。現在は営業していない。
捜査本部は集めた資金の大半を配当に回す自転車操業を続けていたとみている。
一方、捜査本部によると、集めた約1260億円の内訳は▽協力金845億円▽あかり価格207億円
▽円天受取保証金6億円▽その他の協力金など202億円、となった。
このうち会員が出資した元金約423億円が未返還となっている。
資産は、波容疑者や親族の預金やゴルフ会員権を含め計約14億円しか残っていなかったという。
円天の会長ら22人逮捕、組織的詐欺の疑い
東京都新宿区の健康寝具販売会社「エル・アンド・ジー(L&G)」が、
「円天」と称する疑似通貨の付与や高配当をうたって多額の資金を集めた事件で、
警視庁と宮城、福島両県警の特別捜査本部は2009年2月5日、会員6人から
出資金1億1800万円をだまし取ったとして、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の疑いで、
同社会長波和二(かずつぎ)容疑者(75)と幹部ら計22人を逮捕した。
捜査本部は、L&Gが2000年から2007年までに約3万7000人から総額約1260億円を集め、
2000年から破綻
(はたん)を認識していたとみて、使途などの全容解明を進める。
捜査本部によると、波容疑者は「組織を使って金は集めたが、だますつもりはなかった」と否認している。
ほかの21人は10都道府県に住むL&Gの役員や営業担当者、子会社の役員ら。
逮捕容疑では、波容疑者らは2006年7〜12月、鹿児島県霧島市の自営業の男性(69)ら6人に対し、
預かり金の利息支払いをする意思も能力もないのに、年利36%の高配当と元本保証を約束。
「L&Gには数十億円の売り上げがある。10数年間違いなく利息を払い続けている」などとうそを言い、
出資金計約1億1800万円を組織的に詐取した、としている。
捜査本部によると、L&Gは2001年から、5万9000円を支払うと
3年後に10万円が支払われる「あかり価格」の名称で入会を募る一方、
1口100万円で年利36%の配当をうたう「協力金」の募集を本格化させた。
これとは別に「預かった現金と毎年同額の円天を支払う」とする「円天受取保証金」名目でも
資金集めを開始。全国各地で円天が使えるバザーを開いて評判を呼び、2005年ごろから会員が急増した。
勧誘した人数や出資金額に応じて会員をランク付けし、報酬を与えるなど、
マルチ商法の仕組みも導入して入会を競わせた。
しかし、2007年1月、資金繰りに行き詰まり、現金の配当を円天に切り替えると発表。
これを機に会員から資金返還の請求が相次いだ。同年10月、警視庁などが出資法違反容疑で、
L&G本社などを家宅捜索。同社は破綻し、現在破産手続き中。
破産管財人によると、同社の集金額は約2260億円。
逮捕前には行きつけの日本料理店で1000円の弁当を注文し、ビールのグラスを傾けながら
「逮捕は向こうから来るんだからしょうがない。日本人は法律を守らないといけない」と余裕を見せた。
さらに、「詐欺師だったらこんなところで堂々としていない。破綻は認識していないし、
いまも失敗だと思っていない」と持論を展開し、集めた巨額の資金についても
「事業につぎ込んでいることは調べれば分かる」「申し訳ないという気持ちはない。冤罪(えんざい)だ」
などと話した。その上「自己破産しているから法的には返す必要はないが、
世界の国が僕のノウハウを採用すれば、返ってくる可能性はあるんじゃないか。
希望を捨てないで待っとれ」と波容疑者は、こんな捨て台詞まで残した。
多くの人をだました金は幹部に4億円ずつ分配し、ゴルフなどで1日100万円も使っていたという。
過去に詐欺罪で逮捕されているのに懲りない悪党だ。
言動がふてぶてしく、大罪を犯したのに罪の意識がまっくない波容疑者には死刑を願いたいくらいだが、
組織的詐欺罪で裁かれれば、死ぬまで刑務所暮らしだろう。
LBO(Leveraged BuyOut)レバレッジド・バイ・アウト
「レバレッジ=てこ」の名の通り、小さな力(少ない自己資金)でも大きな力(多額の資金)を生むことから、
少ない資金しか持たない買収者が、買収予定先の会社や部門の資産・キャッシュ・将来収益などを担保に、
金融機関や市場から買収資金を調達する手法のこと。1980年代の米国で盛んに使われた手法で、
対象企業に多額の借金をさせる形になるため、対象企業の経営には負荷がかかるうえ、
倒産した場合には資金の出し手が巨額の損失を負うことになるので、
主に安定収益型の企業を買収する際や、経営難に陥った企業を、同業者などが買収する時に使われる。
しかし、資金調達に使われたジャンク(ゴミくず)債と呼ばれる高金利債券市場の縮小や
企業防衛策の普及で、1990年代には急速に沈静化した。 参 :
M&A、
TOB、
MBO
LCA =
ライフサイクルアセスメント
LD(learning disability)ラーニング・ディスアビリティー、がくしゆうしようがい : 学習障害。
全般的な知能の水準や身体機能に障害は見られないが、
読み書き・計算や注意の集中といった能力に欠けるために学習が困難な状態をいう。
参 :
特別支援教育
LD(laser disc)レーザー-ディスク : ビデオ-ディスクの方式の一つ。
円盤上に記録してある音声・画像を、レーザーを用いて再生する。
LDLコレステロール →
コレステロール(別掲)
LED電球(エルイーディーでんきゅう) : 電球型LED。
LEDは電気を通すことで光を放つ半導体のことを指す。日本語では「発光ダイオード」と表現されるが、
英語では「Light Emitting Diode」という表記になり、頭文字を取ってLEDと呼ばれている。
LEDはそれほど新しい技術ではなく、赤く光るLEDが1960年代に開発され、
家電製品の表示ランプなどに利用されてきた。LEDの使い道が今のように広がったのは
ごく最近のことで、青色LEDが1993年に日本で開発されたのがきっかけである。
青色LEDが実現したことで、光の3原色である赤、青、緑の光を出すLEDが出そろい、
それらを組み合わせて様々な色の光を作り出せるようになった。
照明用途としてLEDが注目されている最大の要因は、
白熱電球・蛍光灯と比べて消費電力が非常に少ないという点で、同じ明るさの蛍光灯と比べた場合、
理論的には消費電力は約半分になると言われている。そのため、現在使われている白熱電球や
蛍光灯が全てLEDに置き換わったとなれば、電力不足、
CO2排出による
地球温暖化といった問題を
一気に解決できるのではないか、ということで大いに注目されている。
また、寿命が非常に長いという点も特徴のひとつで、LEDはもともと故障しづらいうえに、
理論上は発光素子自体はほとんど劣化しないので、ほぼ永久的に利用できる。
実際には、発光素子を保護する樹脂や電極部分の劣化が要因で、ある程度の期間で使用できなくなるが、
それでも寿命は蛍光灯よりも長く、例えば松下電工の「新型MFORCE搭載LEDシーリングライト」では、
同程度の明るさを持つ電球形蛍光灯の5倍長持ちするとされている。
そのため、低消費電力で電気代が抑えられるだけでなく、交換のコスト、手間も大幅に低減できる。
さらに、発熱が少ない、サイズが小さいという点も見逃せない。
発熱量は蛍光灯の1/4ほどしかないので、熱に弱い場所で照明として利用できるのはもちろん、
部屋の温度上昇もおさえられるので、空調コストもおさええられると考えられる。
そして、LEDの電光掲示板などを見るとわかるように、LED素子は非常に小さいので、
照明器具の省スペース化が容易に実現でるし、デザイン性の自由度も高くなる。
電球型LEDランプは、電球と同様の口金タイプでAC100Vに対応しており、
既存の照明器具を取り替える手間なく使用することができる。
このように、さまざまな利点のあるLEDは、省エネルギーやCO
2排出量削減が叫ばれる現在、
白熱電球や蛍光灯を置き換える存在として期待されている。
LED電球は、電球型蛍光灯に比べて電気代43%削減、6倍長持ちし、
白熱電球と比べると電気代87%削減、40倍長持ちする。
もし、LED電球が耐久できるとする4万時間(1日10時間で約10年間)使用したとすると、
白熱電球と比べてなんと41400円も電気代が安くなる。
LED電球の大きな欠点として、明るさがまだ十分でないことで、現在市販の家庭用LED電球の
明るさは、最も明るいものでも60ワット形白熱電球ぐらいのレベルしかないことである。
だが、社会の中では、1994年から設置が始まった車の信号機のほか街頭スクリーン、
カメラ付き携帯電話のフラッシュなどにLED利用は広がっている。
紫外線などをほとんど含まないLEDの光は優しく、
傷みやすい文化財を保管する博物館や、医療現場などへの活用も期待されている。
消費電力と寿命の比較
60W形(約810ルーメン)
相当のランプ |
W数
(配光角) |
1日6時間
使用時の
年間電気代 |
寿命
(時間) |
実売価格 |
白熱電球 |
54 |
2380円
(1) |
1000
(1) |
1
150円前後 |
電球型蛍光灯 |
12 |
530円
(約1/5) |
6000
(6倍以上) |
約11倍 |
L
E
D
電
球 |
一般 |
6.9 |
300円
(約1/6) |
40000
(40倍) |
約25倍 |
アグレッド
ローム
(旧・丸善電機) |
LDA6N−G(昼光色)
LDA6L−G(電球色) |
5.5
(270度) |
265円 |
〃 |
2380円前後 |
3Dモデル
(LDA8L−G/3) |
8 |
|
〃 |
5980円
(通販) |
ワイドパワーモデル
(LDA9L−G) |
9 |
|
〃 |
3480円
(通販) |
E−CORE
東芝ライテック |
LDA8L−G |
7.7
(260度) |
|
〃 |
3200円前後 |
EVERLEDS
パナソニック |
LDA7L−G |
7.2
(300度) |
|
〃 |
3000円前後 |
アグレッド(AGLED) : AGLAIA(アグライア)+LED(エル・イー・ディ)の造語。
A Good Lighting Every Day!。アグライアは、ギリシャ神話で輝き(光)を象徴する女神のこと。
アグライアのように輝きのある毎日であるようにという願いを込めて名づけられた。
約270度の広配光を十分な光速で、そのうえ、消費電力はわずか5.5W。
さらに約4万時間の長寿命、スイッチオンですぐに点灯するのも魅力。
オン/オフ切り替えにも強くて、樹脂カバーの使用で割れにくい。
シャープと東芝ライテックが激突 電球型LEDの4000円巡る攻防
白熱電球に代替可能な「電球型LEDランプ」は高価格がネックだったが、
2009年7月にシャープが4000円を切る商品を投入。
業界をリードする東芝ライテックも従来の約半額の新モデルで対抗し、普及が加速しそうだ。
省エネで評価の高い電球型蛍光灯と比べても、消費電力、寿命ともに上回る電球型LEDだが、
1個約1万円(希望小売価格)という価格が最大の課題だっ た。
ところが、東芝ライテックは2009年3月に鳴り物入りで新商品を投入したにもかかわらず、
発売からわずか4カ月という短期間で、その半額以下の新モデルを 投入せざるを得なくなった。
その理由は、シャープが実売価格4000円を切る電球型LEDで家庭用照明事業に
7月から参入すると発表したからだ。「照明事業ではシャープは後発。
だからこそ、戦略的な価格で参入する」。
シャープでLED照明事業を統括する健康・環境システム事業部の高橋興三本部長は、
4000円という価格に大 きな意味を込めたと言う。
白熱電球の寿命は1000時間で、実売価格はおよそ100円。電球型LEDは寿命が4万時間だから、
価格も40倍の4000円以下であれば消費者に支持されるというのが価格設定の根拠だ。
LEDチップは外部調達、生産は中国の協力工場に委託して実現した価格だが、
「利益を確保するのは正直なところ厳しい」とシャープのマーケティング担当者はこぼす。
シャープの400シリーズの 400シリーズの「DL−L401L」
「DL−L401N」昼白色タイプ 電球色相当
参 :
東芝ライテック株式会社(HP)、
シャープ(HP)
LHC(Large Hadron Collider)ラージ・ハドロン・コライダー : 大型ハドロン衝突型加速器。
高エネルギー物理実験を目的として
CERN(欧州合同素粒子原子核研究機構)が
約5千億円をかけてスイス・フランスの国境の地下約100メートルに建設した
世界最強・最大の衝突型円型加速器(巨大粒子加速器)の名称。
スイス・ジュネーブ郊外にフランスとの国境をまたいで設置されている
全周27km(東京JR山手線の周長34.5kmより長い)にもおよぶ物理実験施設で、
2008年9月10日に稼動開始した。また、LHC実験はそこで実施されている実験の総称。
LHC実験は周長27kmの加速器リングで加速した陽子を
14TeV(14,000,000,000,000電子ボルト)という膨大なエネルギーで衝突させるという、
世界一のエネルギーを誇るエネルギーフロンティア実験である。
ノーベル賞(物理学)の
受賞者の一人、南部陽一郎・シカゴ大名誉教授(87)の理論の裏付けをめざすものでもある。
2008年9月20日、電気系統の欠陥による大電流で装置の一部が溶けて
大量の
ヘリウムが漏洩したため、運転再開には2カ月を要する見通しだが、
冬期はCERNの定期的な保守点検作業にあてられるため、運転再開は
2009年4月末頃にずれ込んだが、いったん動き始めると実験は24時間体制で半年以上続く。
LHC計画は1994(平成6)年12月に承認され、 ATLAS実験とCMS実験の汎用実験、
LHCb実験、ALICE実験の特定の物理に絞った実験から構成され、
ATLAS(アトラス)実験には日本の研究者約100人が参加し、現在の参加メンバーは、
高エネルギー加速器研究機構、筑波大学、東京大学、首都大学東京、信州大学、名古屋大学、
立命館大学、京都大学、京都教育大学、大阪大学、神戸大学、岡山大学、広島大学、
広島工業大学、長崎総合科学大学の15の研究機関に所属している。
日本は1995(平成7)年5月に第1次建設協力として加速器に50億円、
1996年12月に第2次建設協力として加速器に38.5億円、1998年5月に第3次建設協力として
加速器に50億円を出資し、加速器協力合計138.5億円の資金協力を行っている。
参 :
LHCアトラス実験日本グループ(HP)、
LHC加速器の概要(PDF)、
「
YouTube」、「
YouTube」、「
YouTube」(ラップで紹介)
世界最大粒子加速器(LHC)故障は人為的ミス、CERN
CERNは2008年10月6日、トラブルを起こして停止中の世界最大の粒子加速器(LHC)について、
故障の原因は人為的ミスによるものだとの見解を示した。
CERNによると実験中に、長さ27キロのLFCをつなぐ1万個の接続のうち1個が過熱し、
穴が開いたことが原因と見られ、大量のヘリウムがトンネル内に流出した。
LLP =
有限責任事業組合
LNT仮説(Linear Non−Threshold) : しきい値無し直線仮説。
1939(昭和14)年にショウジョウバエの精子を使った実験により、
放射線の
被ばく線量との影響の間には、突然変異の発生確率に「しきい値」がなく、
直線的な関係(比例)が成り立ち、どんなに微量でも有害であるいう考え方で、
細胞の中にある
DNAは放射線などで傷つけられると突然変異を起こし、
一部の細胞ががん化する可能性があるという。
国際放射線防護委員会(ICRP)の防護基準勧告に1960年代に取り入れられ、
世界各国の基準になっており、基準を単純化できるほか、放射線の影響の過小評価が避けられる。
電力中央研究所では、DNA修復機能を持つ精子を使い再実験を行った結果、
低線量放射線を浴びた場合は突然変異率が低下することを判明した。
つまり、細胞はDNAの自己修復、変異した細胞の自殺、免疫系によるがん細胞の除去など
多重の安全機構を持っていることがわかり、実際にがんに結びつく確率は仮設よりも小さいとも考えられ、
LNT仮説は放射線影響を過大評価しているとして議論となっている。
LNT仮説の問題点 : 各種の線量限度等を勧告しているICRPでも、
「この仮説は放射線管理の目的のためにのみ用いるべきであり、すでに起こったわずかな線量の
被曝についてのリスクを評価するために用いるのは適切ではない」としている。
それにもかかわらず、微量の被ばくに対してLNT仮説を用いてリスクが評価される場合が後を絶たず、
このような情報を受け取った一般の方々に誤解を与え、放射線に対する恐怖感、
不安感を助長する結果になっているという。
LOHAS(Lifestyle Of Health And Sustainability)ロハス、ローハス : 頭文字を取った造語。
健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生活スタイルのこと。
健康や環境問題に関心の高い人々のライフスタイルとされる。
LOHASは1990年代の後半にアメリカの中西部、
コロラド州ボールダー周辺で生まれた新しいビジネス・
コンセプトである。
ボールダー周辺には、地球環境問題や農薬汚染の問題に危機意識を持ち、
オルターナティブな生き方やLOHASな事業を始めた人たちが誕生した。
国の政策と地球環境の持続性に危機感を持つ、社会企業家や
クリエイティブな人たちが
ビジネスを通じて新しい
パラダイムの創造を志した、これがLOHASの源流である。
1998年、アメリカ合衆国の社会学者ポール・レイと心理学者のシェリー・アンダーソンが、
15年にもわたる調査により、カルチュアル・クリエイティブズ(Culturall Creatives)と
呼ばれる環境や健康への意識が高い人々が「伝統派」「近代派」に続く第3の市民層として
存在を確認したことを元に、レイと起業家のジルカ・リサビ(後のGAIAM創立者)が協力して
開発したマーケティングコンセプトが「LOHAS」である。
アメリカでは毎年LOHAS市場を拡大するためのLOHAS会議が開催されている。
日米欧では国民の2〜3割を占めるとみられ、マーケティングの観点から注目されるようになった。
健康や環境だけでなく、政治、経済、文化、地域社会などへの意識も高いとされる。
2002年に大和田順子が日本人として初めてLOHAS会議に参加し、
日経新聞などでLOHASを紹介した。2004年後半からマスメディアに頻繁に登場するようになり、
雑誌「ソトコト」や女性ファション誌に最近では環境誌にも登場するようになった。
日本では一時、商標権をめぐりトラブルになったが、現在は一般名称化し、
40%の人がLOHASを知っているといわれている。
NPOローハスクラブでも2005年10月からLOHASアカデミーを開講し、
本格的なLOHAS学の普及に努め、ビジネスに、生活に役立つことから大変人気を博している。
LRT(Light Rail Transit)ライトレールトランジット : 「ライトレール」ともいい、軽量軌道交通のこと。
低床式車両(LRV)の活用や軌道・電停の改良による乗降の容易性、定時性、速達性、
快適性などの面で優れた特徴を有する「次世代型路面電車システム」である。
本来は都市間路線や国際路線など、大型車両を用いる本格的鉄道(Heavy Rail)に対し、
都市計画・地域計画等で位置付けられ、都市内やその近郊で運行される中小規模の鉄軌道全般を指す。
しかし、車道と併用した(併用軌道)
路面電車として走行できるため、
近年、都市内交通との親和を図った一部の路線が低床式の新型路面電車として注目され、
新交通システムという認識が強い。
参 :
路面電車の日、
DMV
LSD(エルエスディー)
@(Limited Slip Differential)ノンスリップ・デフ。差動制限装置。
自動車の左右の駆動輪が荷重変化や路面変化などにより片方が空転すると残る車輪も
回転力を失うことから、双方の回転力や回転速度の差が大き過ぎるとき
ディファレンシャル・ギアの作動を抑制したりロックさせて回転力を確保するもの。
A(LySergic acid Diethylamide)リセルグ酸ジエチルアミド。
麦角(ばつかく)中のアルカロイドから合成的に得られる強力な幻覚誘発剤。
視覚・触覚の幻覚が顕著。
麻薬に指定され法律で規制されている。