YSミニ辞典(お)

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大原美術館(おおはらびじゅつかん) : 岡山県倉敷市中央1−1−15にある私立美術館で、
    財団法人大原美術館が運営している。倉敷美観地区の一角をなす。
    1930(昭和5)年同県出身の洋画家・児島虎次郎(こじまとらじろう)の画業を記念し、
    あわせて美術の研究発達を図るため倉敷紡績2代目社長・大原孫三郎(まごさぶろう)により創立された
    わが国最初の西洋近代美術館である。収蔵作品は児島の作品のほか、
    児島自身が創立者の委嘱を受けてヨーロッパで集めた西洋絵画、エジプト古代美術に加えて、
    第二次世界大戦後、孫三郎の嗣子(しし)総一郎によって西洋現代美術、
    日本近代・現代美術が集められた。
    本館 : 創立当初の建物でギリシア神殿風の外観の正面入口の左右にロダンの彫刻2点が置かれている。
     展示室にはエル・グレコの『受胎告知』をはじめ、モネ、ゴーギャンからカンディンスキーなど、
     大原コレクションとして広く知られる現代美術の先駆をなす作品が展示されている。
    
    大原美術館のアーチ状の入口
    
    本館正面
    
    本館前左側の銅像で、ロダン作の「洗礼者ヨハネ」(1878年、ブロンズ)
    
    本館前右側の銅像で、ロダン作の「カレーの市民」
    
    新渓園(しんけいえん)そばの「游心亭」
    
    右側が出口
    分館 : 藤島武二、岸田劉生(きしだ・りゅうせい)、安井曽太郎(やすい・そうたろう)など、
     近代日本洋画の代表作が展示されている。古い土蔵を改造した工芸館は浜田庄司(はまだ・しょうじ)
     富本憲吉、河井寛次郎、バーナード・リーチの作品を収めた陶器室と板画の
     棟方志功(むなかた・しこう)室、染色の芹沢(せりざわけいすけ)室が並ぶ。
    
    分館前広場(中庭)のモニュメント
    
    同上
    
    同上。奥の銅像は、1976年に作られたムーアの「横たわる母と子」
    
    同上。1877年に作られたロダンの「歩く人」
    
    分館中庭にあるモニュメント
    工芸館・東洋館
    
    工芸館・東洋館の入口
    東洋館 : 中国を中心にした先史から唐代に至る古美術を展示、旧倉敷紡績工場跡の
     倉庫を改造した児島虎次郎記念館には虎次郎の絵画と古代エジプト、先史イラン、
     中世イスラムの美術が展示されている。
    
    左側の建物は分館、右側が東洋館
    
    建物は分館
    休館日 : 毎週月曜日と12月28日から1月1日。
    
    何十年前かの入館券(原寸は6.5×18cm)
    
    同上(裏面)
    
    2009年5月15日現在の入館券(原寸は5.8×17.8cm)
    
    同上(裏面)
    参 : 大原美術館(HP)、ギャラリー

    展示作品一部紹介
    エル・グレコ(El Greco)スペイン(ギリシャ)。1541〜1614
    
    「受胎告知」(1590〜1603年頃)
    ゴーギャン:ポール・ゴーギャン(Paul Gauguin)フランス・パリ。1848.6.7〜1903.5.8
    
    「かぐわしき大地」(1892年)
    ピサロ:カミーユ・ピサロ(Camille Pissarro)デンマーク。18307.10〜1903.11.13
    
    「リンゴ採り」(1886年、124.5×124.5cm、油彩・画布)
    モロー:ギュスターヴ・モロー(Gustave Moreau)フランス。1826〜1898
    
    「雅歌(がか)」(1893年、37.5×19.5cm、水彩・紙)
    ルノワール:ピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre−Auguste Renoir)
     フランス。1841.2.25〜1919.12.3
    
    「泉による女」(1914年)





















































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