YSミニ辞典
(り)
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良観寺
(りょうかんじ) : 東京都葛飾区柴又3−33−13にある真言宗豊山派の寺院で、
もと東金町金蓮院の末寺であった。正式名は「弘誓山観音院良観寺」。本尊は「聖観世音菩薩立像」。
柴又七福神
のうちの宝袋尊、江戸川七福神の布袋尊、また南葛八十八カ所霊場の52番札所でもある。
七福神
の一つですべてを包容する和合成功の神様「宝袋尊」が祀られているが、
「布袋尊」ではなく「宝袋尊」と記すのが特徴である。
境内には風車に彩られた小さなやすらぎ地蔵が100体ほど並んでいる。
良観寺の案内用立て札
当山の宝袋尊は、江戸時代初期に商人が都からの帰りに、山中で日が暮れ、
民家の宿を借り一夜を明かしたが、民家と思ったのは大木のうろの中で、
驚いてうろの中を見渡すと布袋尊がおられた。尊像を店に持ち帰ったところ、商いは大いに繁盛した。
この御利益を大勢の人々のお役に立てたいと発願し、宝袋尊と称して良観寺に奉納せられるに至った。
良観寺山門。単線の京成金町線踏切のすぐそばにある。左方向が柴又駅。
境内よりの山門
本堂
本堂近影
良観寺大師堂
大師堂そばの石碑
境内の布袋石像
布袋石像近影
布袋石像そばの高さ20cmくらいの七福神石像。
左より、寿老神、布袋尊、大黒天、恵比寿、弁財天、毘沙門天、福禄寿
布袋石像は大きな袋を引きずり童子に手傳わせて鼠が乗る
やすらぎの碑
永代供養墓。
入り口右側に100体ほどある、やすらぎの地蔵(白色の石仏)は、
それぞれ風車に彩られている。良観寺は水子供養のお寺でもあるペット供養の案内用立て札も見える