シンビジューム(YSミニ辞典し)

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シンビジューム(Cymbidium) : シンビジュームという名前の由来は、ギリシャ語のKymbe「舟」とeidos「形」という
    2つの意味から出来、唇弁(リップ)の形が、正面から見ると丸く、くぼんでいて舟底の形に似ているところから
    付けられた。ラン科シンビジューム属(シュンラン属)の常緑多年草で、花言葉は、「飾らない心」、「素朴」である。
    シンビジュームの原種はベトナム、インド、ネパール、ミャンマー、中国、日本などアジアの熱帯から
    温帯にかけて、また南はニューギニア、オーストラリアにかけて約60種が広く分布し、
    小さいもの・大きいもの・茎が真直ぐなもの・下垂するものなど様々である。
    生息している標高も、0m〜3000m位までと幅広く、暑さ・寒さに強いのがシンビジュームの特徴である。
    日本でも春蘭や寒蘭など東洋蘭と呼ばれるシンビジュームの原種が確認されており、
    着生、地生、半地生とさまざまな形で自生している。
    狭義のシンビデュームとは、東洋ランにとして扱われるシュンラン(日本春蘭、中国春蘭)、カンラン、
    ホウサイランなどを除いたもので、洋ランとして園芸市場に出回っているものをいう。
    現在、花屋さんで販売されているシンビジュームは、これらの原種の一部を改良したもので、
    今後、今まで見たことが無いようなシンビジュームが生まれて来る可能性を秘めている。
    洋ランの中でも特に低温に強くて花もちも良く、初めて育てる人でも比較的とっつきやすいランである。
    ほとんどの品種が秋から冬に咲くが、たまに初夏に咲く品種もある。
    花茎が長く伸びて、数輪から数十輪の花を付け、花姿が非常に豪華で見映えするため、
    シクラメンと並び冬のフラワーギフトに欠かせない花であり、葉もすらっとして美しく、
    花と葉のバランスが良く、鉢植えとしても完璧なバランスを保っている。
    シンビジューム・福だるま(ラッキーグロリア) : この品種は、1990(平成2)年に出願者(河野通郎氏)の
     温室(徳島県美馬郡脇町)において、「ラッキーレインボー」に「レッドグロリア」を交配し、
     その実生の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、
     2000(平成12)年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。
     花はセパル及びペタルがピンク白の地色に紫赤色のぼかし及び条線が入り、
     リップは円形でピンク白の地色に濃紅色の楔が入る中型種である。草型の大きさは中、草姿は中間型である。
     
     シンビジューム・福だるま
     鉢植え、切り花のどちらでも楽しめ、花もちがとても良く、鉢植えの場合概ね2カ月以上咲き続け、
     ゆっくりと花が開いてくるので、ツボミから開花する様子をじっくり楽しむことができる。
     管理方法 : 室内の明るい場所で育てる。暖かい部屋では花が傷みやすいため、
      暖房が効いていない場所に置いた方がより長く花を楽しむことができる。
      水やりは用土が乾いてから行う。水をしっかりやった時の重さを覚えておき、
      鉢を持ち上げて軽く感じたら水をやるようにしましょう。
      肥料は、花が咲き終わる3月頃からバッドグアノなどのリン酸分の多い洋ラン用の固形肥料を与える。
      開花中は肥料を与える必要はない。



















































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