川下り関連(YSミニ辞典)
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川下り(かわくだり) : 川を下ることであり、上流から下流へと、船、カヤック、筏
(いかだ)などで、
水の流れとともに移動することである。現在では「川下り」には、船頭の操る小舟に乗って
川を下り周囲の景観と添乗員による話やパフォーマンスを楽しむタイプと、
また、木材を筏に組んで川の流れにのせて運ぶタイプと、
アウトドア活動やスポーツとして自然とのふれあいやチームワークを楽しむタイプがある。
前者は全国の川のある景勝地・観光地で行われており、たいてい有料である。
観光好きの中高年層にとっては、「川下り」はこれを指すことが多い。
後者には様々なスタイルがあり、カヤックやカヌーなどの1人もしくは2人程度でボートを操縦するものや、
6〜8人乗りのゴムボートを使ったラフティングと呼ばれる激流下りもある。
これらの自力でパドルを操って川を下るものの他、ボートなどのツールを使わずに川の流れに乗ったり
滝つぼに飛び込むキャニオニングと呼ばれるスポーツも近年若者を中心にプレイされており、
商業化された体験ツアーのほか、競技会なども開かれている。
日本の主な川下り : ●阿賀野川ライン舟下り(阿賀野川)●阿武隈ライン舟下り(阿武隈川)
●鬼怒川ライン下り(鬼怒川)●
球磨川下り(球磨川)●げいび渓舟下り(砂鉄川)
●隅田川ライン下り(東京水辺ライン下り)(隅田川)●只見川ライン下り(只見川)
●
天竜ライン下り(天竜川)●
長瀞ライン下り(荒川)●
日本ライン下り(木曽川)
●芭蕉ライン船下り(最上川)●
保津川下り(保津川)●
柳川川下り(矢部川水系)
球磨川下り(くまがわくだり) : 人吉城跡から渡までの清流コースと渡から球泉洞までの急流コースがある。
球磨川下り
参 :
くま川下り株式会社(HP)
天竜ライン下り(てんりゅうラインくだり) : 天竜川の川下り。長野、愛知、静岡県を通る天竜川では
観光客向けの川下りがある。天竜峡を中心に二系統の観光川下り船「天竜舟下り」と
「天竜ライン下り」が運行されている(ただし現在「天竜舟下り」の時又港〜天竜峡温泉港間は運休中)。
1隻に船頭とこぎ手がおり、20〜30人の客が景色を楽しみながら約6キロを約50分かけて下る。
下流の浜松市では地元の観光協会が天竜浜名湖鉄道に業務委託し、
毎年3月中旬から11月末まで通常は平日1日2本運航し、
県内外から毎年1万人ほどが訪れる人気の観光スポットとして知られる。
天竜ライン下り
参 : [
YouTube](天竜ライン下り7月)
天竜川下り船転覆、2人死亡3人不明=操船ミス認める
2011年8月17日午後2時15分ごろ、浜松市天竜区の天竜川で、23人が乗った
観光用の川下り船が転覆した。女性2人が死亡、2歳児を含む3人が行方不明となっている。
ほかに20〜60代の男女6人が負傷。運営する天竜浜名湖鉄道(同区)は同日夜の記者会見で、
操船ミスが原因との認識を示した。静岡県警は業務上過失致死傷の疑いで捜査を始めた。
転覆した船には乗客21人(大人14人、小学生以下7人)と船頭2人が乗っていた。
他の2隻とともに計3隻で午後1時50分ごろ、浜松市天竜区の船明(ふなぎら)ダム下流の乗船場を出発。
50分ほどで同市浜北区の飛龍大橋まで約6キロ下る予定だった。
船の長さは約12メートルで、幅は最大約2メートル、重さは1.3トン。エンジン付きで、
船首と船尾に乗った船頭が櫓(ろ)で操船していた。県警や天竜浜名湖鉄道などによると、
船は川面に広がっていた渦に巻き込まれてバランスを崩し、数人が船外に放り出された。
その後、岩壁にぶつかって転覆したとみられるという。
同社の名倉健三社長は本社で会見し「このような大変な事故を起こしてしまい誠に申し訳ございません」
と謝罪。「原因は操船ミスだと思う。ある程度流れが激しい場所で、
船頭がかじを切れなかった可能性がある」と述べた。
長瀞ライン下り(ながとろラインくだり) : 国の特別天然記念物に指定された埼玉県秩父郡長瀞町の
長瀞渓谷の岩畳の中をゆったりのんびりと、ときにはスリリングに、3〜6kmほど舟で下る。
長瀞ライン下り
参 :
秩父長瀞荒川ライン下り(HP)
日本ライン下り(にほんラインくだり) : 木曽川の13km(美濃太田から犬山橋下まで)を、
迫る岩の間を縫って下るスリリングな遊覧コース。
この間は日本八景河川の部で第1位に選ばれ、雄大な河川美がドイツのライン川にたとえられる。
多くの奇岩・怪岩を作りだし、轟々とした早瀬と鏡のような深淵の流れを壮快に下る。
日本ライン下り
参 :
木曽川観光株式会社(HP)
保津川下り(ほづがわくだり) : 川下りはおよそ2時間。激流のスリルも、四季折々の渓谷美も、
売店船での買い物も、船頭さんの名調子も楽しい「船旅」で、終点は「嵐山・渡月橋付近」である。
保津川下り
参 :
保津川遊船企業組合(HP)
柳川川下り(やながわかわくだり) : 柳川市掘割川下り。
水郷の掘割をめぐる川下りが柳川随一の観光名所となっている。
どんこ舟の乗船場は、西鉄柳川駅から歩いて5〜10分のところに4カ所と、
車で5〜6分のところに2カ所ある。全部で160隻余りのどんこ舟が用意されており、
乗船者が10名前後になり次第、随時出発する。
コースは通常は乗船場〜水門〜並倉〜うなぎ供養碑〜白秋道路〜お花〜
沖の端(内堀コース)で約70分の行程です。また逆のコースもある。
柳川川下り
参 :
柳川観光開発株式会社(HP)