(C)人体につけるものや人体から出るものによるもの

染みのもとや
状態
応急手当や材料、
状態
染み抜き・汚れ落し

化粧品


★下に布を敷き中性洗剤を水で薄めたもので叩き落とす。

口紅
そのままにしておく。

★歯ブラシにベンジンかアルコールをつけて、油分を叩きだす。
 色素は中性洗剤を付けて叩き出す。落ちなければ
 普通の石鹸か温石鹸液でもみとる。
★グリセリンを直接もみ込んで約30分放置。液体石鹸水を
 水で薄めたものをしみの部分につけて普通に洗濯する。

ファンデー
ション

ティシュペーパーで
摘み取る。

★歯ブラシか綿棒にベンジンを付けて叩き出す。
 ベンジンが完全に乾いてから脂肪分解酵素入り洗剤液で
 叩く。こすらないこと。

香水

★ティシュペーパーなどでよく吸い取らせた後、歯ブラシか
 綿棒にエタノール水溶液をつけて、染みが落ちるまで叩く。
 エタノールが無ければ消毒用のものでもよい。
 ただ香水は、時間が経過すると落ちないので要注意。

汗じみ

★ついてすぐとか、1日位のうちでしたら、家庭で使う酢を
 2倍に薄めて霧吹きで吹きつけるか、タオルにしめらせて
 たたくかすると、酢に溶解するので、そのあと水を
 吹きつけてたたく。日が経った古い汗じみは、
 メチルアルコールを倍に割った液にしめらした後、残った
 色素をオキシフル10パーセント液で酸化漂白する。

エリ汚れ

★エリ汚れは首の汚れ、つまり身体の脂なのでシャンプー
 で簡単に溶かすことができる。汚れにシャンプーを
 たっぷりかけて、よく揉み、普段通りに洗濯する。

血液
付いたばかりで
乾いてない状態
ならば、濡らした
ティッシュやハンカチで
つまむようにして
吸い取る。
少量ならば
唾液で分解させる
ことができますので、
乾く前であれば
試してみる。
★衣類を水(お湯は絶対に使わない事)で濡らし石鹸で
 こするか、酸素入り洗剤をつけた歯ブラシで叩く。
 それでも落ちない時は、オキシドールか液体酸素系
 漂白剤を使用する。
★2カップ(400cc)のお水(お湯は絶対に使わない事)に
 大さじ1杯(15g)の塩を溶かした塩水にしばらく漬け置き、
 しみが取れたら普通に洗濯する。
★大量に血液が付着してしまった場合は薄い
 過酸化水素水(オキシドール)を染み込ませてから
 水(お湯は絶対に使わない事)で洗い流し、その後で
 通常の洗濯をする。古い血痕は薄めたアンモニア水で
 叩き出してから洗濯する。
精液 付いたばかりで
乾いてない状態ならば、濡らしたティッシュや
ハンカチでつまむように
して拭き取る。
★衣類を水(お湯は絶対に使わない事)で濡らし石鹸で
 こするか、酸素入り洗剤をつけた歯ブラシで叩く。
 それでも落ちない時は、オキシドールか液体酸素系
 漂白剤を使用する。
着物のしみ
乾いた布で軽く叩き
汚れを布にうつしとる。
(強くこすったり、水分
の多い布で拭くと、
生地を痛めたり
汚れを広げることに
なる事もある。)
★着物の生地の絹は非常にデリケートな素材で、汚れを
 落とそうとこすりすぎるだけで生地の目を痛めてしまう
 こともあるので、応急処置だけにしておき、
 呉服店などの専門店にお任せしよう。
ネックレス 汗の汚れは、使用後
軽くぬるま湯洗いする
だけで酸化を防げる。
★黒ずんでしまったものは、木綿の布に重曹をわずか
 しめらせて、人差し指と親指の間にはさみもち、その中で
 チェーンを弱く引張って何度もみがいてゆく。きれいに
 なったら、水かぬるま湯で重曹をきれいに洗い落とし、
 木綿の布でよくふき上げておく。
★油の汚れがひどい場合は、台所で使う中性洗剤を食器を
 洗う場合よりかなり濃く溶いたぬるま湯の中に、チェーンを
 しばらく浸してから、やわらかい毛の歯ブラシで、たたく
 ように汚れを洗い落とす。最後はぬるま湯で洗剤をよく
 洗い落とし、木綿の布でよく水気をふく。

パール
   (真珠)

パールの最大の弱点
は水分や汗などの酸
なので、使用後は、
その日のうちに汚れを
取ることを習慣にする。
★購入時に同封されるパール用のシリコンクロス(メガネや
 カメラ用のものでもOK)か、乾いたやわらかい布で軽く、
 一粒、一粒をなでるように拭く。パールは硬度が低くキズ
 つきやすいので、万が一落としたときのためにやわらかい
 布の上で作業する。

★ドレッシングやジュースなどの酸性の強いものがかかって
 しまった場合でも、不純物の多い水道水で洗うことは厳禁
 で、固く絞ったやわらかい布で拭いた後、専門店へ。
★パールのネックレスは中心に1本の絹糸が通っていて、
 1〜2年くらいの年月でその糸が伸びてくるので、隙間が
 できたら購入店で糸の交換をしてもらおう。
時計 ステンレスタイプ以上
に水に弱い革ベルトは
、使ったあとは毎回、
乾いたやわらかい布
で内側、外側ともに
拭いておく。
★ステンレスベルトの場合、汚れの激しい部分は中性洗剤
 を薄めた溶液を使って、豚毛などのやわらかい歯ブラシ
 などで磨き、やわらかい乾いた布で拭いておく。
★風防(時計部分)は、セーム革やポリシング・クロスを使用し、
 風防の中心から円を描くように磨く。防水処理の施された
 モデルなら、歯磨き粉や研磨剤を使った洗浄もOK。
毛皮えり巻 毛皮は汚れと湿気が
禁物なので、外出から
帰ったら、パッパッと
振って指先ではじく
ようにほこりを払って
おく。雨にあたった
日は、すぐガーゼで
水気をふいておく。
★@陰干しにしてほこりをハタキ出す。
   毛皮を通気のよい日陰に30分ほど吊るして湿気をとる。
   次ぎに毛並みをさかさになるよう、つまり尾の方を持って
   細かい棒やハタキの柄で軽くたたく。
 A汚れを落とす。
   軽い汚れは、熱いオシボリで毛並みに添って、そっと
   ふく程度でも落ちるが、油あかはベンジンか四塩化炭素を
   少量ガーゼにつけ、毛並みに添って軽くふく。汚れのひどい
   アゴに当る部分などは、毛並みに逆らって根本までふく。
 B毛並みをととのえる。
   全体が乾いたら、目の荒いクシで静かにそっととかす。
   目の細いクシでは毛が抜けやすいから注意。
 Cくせ直し。
   一部分の毛が逆方向にねてしまったり、ヨレヨレになって
   いたら、その場所にオシボリをのせて2〜3分おき、
   次ぎに2、3度バッパと空中で振り動かすと、自然に毛先が
   のびる。あとは目の荒いクシで、丁寧に毛並みどおりに
   とかしておき、最後に陰干しにして湿気を抜く。
 Dしまい方。
   変な折りグセを付けないように、たとえ二つ折りにしても
   ゆるいカーブに曲げるようにする。そして、ゆったりとした
   紙袋か布袋に入れて、セロハンテープでぴったりはる。
   次ぎにポリ袋に入れて、防虫剤、乾燥剤と一緒に、
   カンかプラッチックの箱などに入れて、封をし、湿気の
   少ない天袋などにおくとよい。小さい毛皮のカラー、
   ミンクのブローチのようなものは茶筒に、長い一匹ものは
   丸い洗剤の缶やクッキーの缶などに、くるっと大きく巻いて
   しまっておく。 
   
   

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