YSミニ辞典(こ)
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豪農の館(ごうのうのやかた) : 昔の農民富裕層の住居。
江戸時代において、
18世紀半ば以降の特産物生産地帯の形成、あるいは小商品生産の発展に伴って成長した
村方地主
(むらかたじぬし)が居住していた大庄屋といわれるような大邸宅のこと。
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北方文化博物館(ほっぽうぶんかはくぶつかん) : 新潟市江南区沢海2丁目15−25にある
豪農の館。農から身を起こした越後随一の大地主「伊藤家」。建物は明治22年に出来上がったもので、
敷地8800坪、建坪1200坪、部屋数が65ある。 参 :
北方文化博物館(HP)
豪農の館「伊藤家」の庭園
夜空に浮かぶ「豪農の大藤」
越後随一の大地主として栄えた伊藤家の歴史を伝える北方文化博物館「豪農の館」で、
満開となった「豪農の大藤」がライトアップで浮かび上がり、多くの市民らでにぎわっている。
フジは伊藤家の家名にちなみ植えられ、樹齢は推定150年。
1960(昭和35)年に西門外の果樹園にあったフジを邸内に植え替えたところ、
近くの大井戸から水を吸収して幹周り約160センチ、たたみ80畳分に成長したという。
ライトアップは2006年からで、満開の約1000房が甘い香りを放ち、家族連れらを楽しませている。
伊藤英之副館長は「年々来てくれる人が増えている。みんなが笑顔になってくれるのがうれしい」と
喜んでいた。ライトアップは2009年5月13日までで午後5時半〜午後7時半。入場無料。
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渡辺邸(わたなべてい) : 新潟県関川村下関904番地にある国指定重要文化財の豪農の館。
木羽葺き石置屋根の母屋や6棟の土蔵と国指定の名勝庭園が残され、当時の暮らしぶりが偲ばれる。
尾登美子原作のNHKドラマ『蔵』のロケにも使われた。 参 :
渡辺邸(HP)
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目黒邸(めぐろてい): 新潟県北魚沼市須原892ある豪農の館。
1797(寛政9)年に建てられた割元庄屋の役宅を兼ねた豪農の館。
桁行16間・梁間6間の豪壮な茅葺屋根、寄棟造りで、さらに野面石で塀が築かれ、
また冠木門が設けられるなど、中世武士の屋敷構えとなっている。
豪雪地帯ならではの生活用品やユニークな民具、農具など、
その当時の暮らしが見えてくる品々が1万点程展示されている。
1955(昭和30)年に新潟県の指定文化財となり、
その後1974(昭和49)年に国の重要文化財として指定を受けた。 参 :
目黒邸(HP)
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椿寿荘(ちんじゅそう) : 新潟県南蒲原郡田上町大字田上丁2402−8にある豪農の館。
明治から大正時代にかけて反映を極めていた越後屈指の豪農・田巻家(原田巻家)の建坪約140坪、
敷地約880坪の離れ座敷。日本三大名工の一人、宮大工・松井角平により
1918(大正7)年に建立された。釘を使用しない寺院様式で、最高の材料を集めて造られた。
3年半の歳月をかけて完成した建築費は今の金額で8億円といわれている。
1987(昭和63)年10月に田上町の文化財に指定された。 参 :
椿寿荘(HP)
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郷思館(きょうしかん) : 新潟県村上市温出289−1にある豪農の館。 参 : 郷思館(HP)
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市島邸(いちしまてい) : 新潟県新発田市天王にある豪農の館。 参 : 市島邸(HP)
福島潟などの開発で、北越屈指の豪農となった市島家建物は戊辰戦争後に造営した気品と
格調がただよう造りになっている。見どころは市島家の住居として使われていた「南山亭」で、
8畳3間と3畳1間の仏壇のある間を中心に回廊がめぐらされているのが特徴である。
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内山邸(うちやまてい) : 富山市宮尾903番地にある豪農の館。 参 :
内山邸(HP)
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真壁家住宅(まかべけじゅうたく) : 宮城県柴田郡村田町小泉にある豪農の館。
参 : 真壁家住宅(HP)