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三社祭（さんじゃまつり） ： ①浅草神社（旧称、三社明神）例大祭の通称。浅草祭り。
東京都台東区浅草公園内の浅草神社の祭礼で、江戸・東京の年中行事として名高い。
「三社祭」とは名前が示す通り、一之宮（西部方面）、二之宮（南部方面）、
三之宮（東部方面 ）の三社のことで、それぞれが渡御（とぎょ）の行事を行う。
「三社」とは３柱の神様のこと。浅草神社は、明治政府により神仏分離令が出されるまで、
浅草寺と一体だった。浅草寺は、隅田川で漁をしていた兄弟の網にかかった観音像を、
土地の文化人が自宅を寺として奉安したことが起源とされている。
浅草神社は、観音像を発見した兄弟と、文化人の３人を「三社権現」と称して神としてまつっており、
かつて「三社神社」と呼ばれていた。
祭り前の町内展示の神輿（みこし）
この当時は問題になっていなかった神輿の上に人が乗る行為は、
禁止後に改善されなかったために２００８年の本社（ほんじゃ）みこし渡御は中止された
現在は、５月１７・１８日を含め、それに近い土、日曜を加えた３日間行われる。
神輿渡御のほかに、古式の田楽を舞う神事があり、
この祭りがくると、東京は夏の季節に入るとされる。［季語］夏－行事。
参 ： 三社祭（浅草神社奉賛会ＨＰ）、鳥越祭、浅草神社（ＨＰ）、［ＹｏｕＴｕｂｅ］、［ＹｏｕＴｕｂｅ］
たまたま映画かコマーシャルの撮影があり、フラッシュを使用しないことで写真撮影の許可がでた
小雨の降るなかお疲れさま
「神輿乗り」厳禁。三社祭、宮出し中止も検討
浅草神社（矢野泰良宮司）と氏子４４カ町でつくる同神社奉賛会（鈴木秋雄会長）は２００７年２月２０日、
５月の「三社祭」で、禁止されている神輿の上に人が乗る行為が改善されない場合、
宮出し宮入りの中止を検討することを明らかにした。
三社祭の神輿渡御には、全国から同好会が集まり、例年、興奮した参加者が神輿に乗るなど、
祭りの趣旨から逸脱した行為が目立ち、以前から神社側は問題視していた。
同神社と奉賛会は、参加団体に「神聖な神輿の上には絶対乗らない」ことを盛り込んだ誓約書を
提出させてきた。しかし、祭りで興奮した参加者が神輿に乗るなど、誓約は守られないことが多く、
平成１８年の祭りでは、神輿の担ぎ棒が折れる事故が起きた。
事態を重く見た奉賛会は、今年の祭りでもルール違反が改善されない場合は、
２０年度以降の宮出しを中止する方針を決定。４４カ町もこれを了承した。
三社祭みこし、乗った男逮捕
浅草神社（台東区）の三社祭で複数の担ぎ手がみこしに乗った問題で、
警視庁生活安全特別捜査隊は２００７年６月７日、都迷惑防止条例違反の疑いで、
同区西浅草、入れ墨師、木本稔容疑者（３２）を逮捕した。容疑を認めているという。
ほかにもみこしに乗った男が確認されており、同隊は捜査を続ける。
調べでは、木本容疑者は５月２０日午後０時１０分ごろ、同区千束の路上で、みこしに乗り、
警察官の再三の警告を無視して、掛け声を出すなどして担ぎ手をあおり、祭りを混乱させた疑い。
木本容疑者は地元のみこし同好会の代表を務めている。
２００７年の三社祭をめぐっては、みこしに乗った別の男（５６）が逮捕されたほか、
木本容疑者を逮捕しようとした警察官を邪魔した男２人も公務執行妨害の現行犯で逮捕されている。
三社祭 ２００８年の宮出し中止 主催者「正常な形に戻したい」
浅草の「三社祭」で、みこしに乗った担ぎ手が騒ぎを起こし、相次ぎ７人が逮捕された問題で、
主催する浅草神社と同神社奉賛会は２００７年７月２４日、総会を開き、
来年（２００８年）５月の「宮出し」など本社（ほんじゃ）みこし渡御を中止することを決めた。
昭和天皇崩御などを除き、宮出しを中止するのは初めてとなる。
②歌舞伎舞踊の一つ。善玉悪玉。清元。本名題「弥生（やよい）の花浅草祭」。
二世瀬川如皐（じよこう）作詞。１８３２年江戸中村座初演。
浅草三社祭の山車（だし）人形を舞踊化したもので、神功皇后と武内宿禰が
漁師の浜成・武成にかわり、さらに善玉悪玉が乗り移って踊るというもの。