YSミニ辞典(る)

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累を及ぼす(bring trouble、involve、affect)るいをおよぼす : 巻き添えにする。迷惑を懸ける。
    悪い影響を及ぼす。
類は友を呼ぶ(るいはともをよぶ) : 同類は自然に集まること。
    性格の似た者や気の合う者同士は自然に集まり、仲間を作るということ。
    また、気が合うものは自ずから集まるものである。
    【類語】●類を引きて友を呼ぶ●牛は牛づれ馬は馬づれ●類は類を呼び友は友を呼ぶ
        ●類は友を以って集まる●同類相求む●同性相親しむ●同気相求める●蓑の傍へ笠が寄る
累犯加重(るいはんかじゅう) : 刑法56条1項と57条に規定され、
    法定刑以上に刑罰を重くすることで、他に「併合罪加重」がある。同様の犯行を繰り返した場合、
    刑法で規定された懲役上限の2倍以下を加算できるというもので、
    これが認められた場合、通常よりも長い懲役期間が命じられることになる。
ルーバー(louver) : @ヨーロッパ中世の住宅で、採光・排煙のために、羽板状の格子を備えた小塔。
    A天井または壁の開口部に備えたよろい戸。羽板の向きを調節して雨や日光をさえぎる。
      開口部に一定の間隔と角度で取り付けた羽目板のことで、日よけ・雨よけ・通風・目隠しなどの
     効果がある。羽目板が固定したものと動くものがある。固定したものは木製が多く、
     クローゼット扉などに使用される。動くものはガラス製が多く、ハンドル操作で連動して開閉する。
    B照明調整器具。薄い金属(または樹脂)板を格子状に組み光源をおおって光をやわらげる。
ルーブル美術館(muse du Louvre:フランス)ルーブルびじゅつかん : ルーヴル美術館。
    ルーブル宮殿内に置かれているフランスの国立美術館。ルーブル宮は1200年に要塞として設置され、
    その後、宮殿となったことから、壁や柱までもが芸術作品である。
    1793年にルーブル宮の一部を「諸芸術中央美術館」として開館した。
    地下通路だけでも15kmあり、東西1km南北300mで6万mの広大なる建物で、原始・
    東洋部門を除く西洋美術の全領域に及ぶコレクション30万点を収蔵する世界最大の美術館である。
    王家の美術コレクションとしてルイ14世時代には2500点、ルイ16世時代には膨大な数に上り、
    一時はナポレオン美術館と命名され、19世紀に入ってギリシャ、ローマ、オリエントなど
    古代芸術部門に力が注がれ、今日のルーブル美術館の姿になったと言われている。
    ルーブル美術館の展示面積は3万mで、@ルネッサンス時代の工芸品や他国の絵画を展示している
    「ルシュリュー翼」、A古代ギリシャやファラオ時代のエジブト美術を展示の「シュリー翼」、
    Bイタリアやフランス絵画などを展示している「ドゥノン翼」の3つの建物に別れ、
    ドゥノン翼の2階にあるレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」やルーブル最大の
    ヴェロネーゼの「カナの婚礼」、1階の通路の真ん中に置かれている
    愛と美の女神「ミロのビーナス」をはじめとする数々の名作を所蔵し、
    「世界のギャラリー」と呼ばれ、世界遺産にもパリのセーヌ河岸に包括登録されている。
    
    ルーブル美術館の夜景(Wikipediaより)
    
    同上
    1990年、フランス映画、ニコラ・フィリベール監督の「パリ・ルーブル美術館の秘密」によると、
    ルーブル美術館職員1200人のうち警備375人、修復部54人。古代エジプト・オリエント・ギリシア・
    ローマ各部の装飾品・彫刻・絵画職人105人。設営・電気・画家・額縁製造・整備工・鉛管工・修復家・
    物理科学者・音響学者・調理人・清掃人・写真家・医師・消防士21人ほか庭師などが働いている。
    参 : ルーブル美術館(HP)、シャンゼリゼ通り
ルーム・サービス(room service) : ホテルの客室で、飲み物や食事がとれること。
ルーム・チャージ(room charge) : ホテルの宿泊料金。
ルクセンブルク(Grand Duchy of Luxemburg)
    @ルクセンブルク大公国(ルクセンブルクたいこうこく)の通称。
     ヨーロッパ西部、南のフランス、西と北のベルギー、東のドイツに囲まれた小さな内陸国。
     
     ルクセンブルクの国旗
     ベルギー、オランダと併せて「ベネルクス」と呼ばれる。
     1868年制定の憲法は世襲の大公による立憲君主制を採用し、アンリ大公は2000年に即位した。
     敬虔(けいけん)なカトリック信者として知られる。鉄鉱石を産出、製鉄業が盛ん。
     首都ルクセンブルク市。面積2586平方キロメートル。人口約47万人(2009年)。
     オフショア金融センター設置国であり、欧米及び日本から220以上の銀行が業務を行っているように、
     銀行・金融業が盛んで、1人当たりのGDPは世界一で、生活水準は高い。
     非居住者は所得税、キャピタルゲイン課税、相続税、源泉税が免除されている。
      国家元首の大公が持っていた立法にかかわる権限を制約する憲法改正が2009年3月に実現し、
     総選挙を受けて2009年7月20日に発足したユンケル首相(54歳)の第4次内閣は、
     「大公の縛り」がなくなったことで、同性間の結婚の合法化や妊娠中絶の条件緩和など、
     賛否はあるものの、国民の間に議論を求める声があるテーマについて、
     タブーなしに検討を始める方針という。
     住民 : ドイツ系で、ケルト人、ゲルマン人などの混血が主である。外国人の割合は高く、
      3分の1程度である。主な外国人はポルトガル人、イタリア人、フランス人、ドイツ人である。
     軍隊 : 陸軍のみを有し、総兵力は4個中隊、約450名。空軍・海軍はない。
      北大西洋条約機構(NATO)に加盟し、欧州合同軍にも兵力を提供している。
     言語 : フランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語の3つが公用語とされているが、
      法令などの公文書には主にフランス語が使われ、家庭内、友人間、地元に密着した店では
      ルクセンブルク語(母語)が使われる。また、言語学的にルクセンブルク語は
      ドイツ語の一方言と言ってよいほどドイツ語に似ているため、
      テレビや映画などはドイツ語放送のほうが人気があるようである。
      またその他、街やレストランなどではポルトガル語やイタリア語などを耳にする機会も多い。
     宗教 : ローマ・カトリックが87%、プロテスタント、ユダヤ教、イスラム教などが13%である。
    A@の首都。鉄道交通の要地。金属・機械工業が発達。
ルクセンブルクの安楽死 → 安楽死
縷紅草(るこうそう) : カボチャアサガオ。学名は「Quamoclit pennata」。
    花言葉は「常に愛らしい」、「情熱」、「私は忙しい」。7月20日の誕生花。
    南アメリカ原産のヒルガオ科の蔓性(つるせい)の一年草。
    観賞用に栽培し、アーチなどにからませる。葉は深く切れ込んで羽状をなし、互生し、
    夏、腋生の細い花柄上に、漏斗状で先が星形の赤い花を開く。
    白や橙色の種類もあるが育ちにくい。葉が細い線状のものは「縷紅草」で、
    もみじのような形のものは「もみじ葉縷紅草(もみじばるこうそう)」と呼ぶ。
    葉っぱの形状が丸い丸葉縷紅草(まるばるこうそう)と縷紅草の交配種の
    「羽衣縷紅草(はごろもるこうそう)」 という種類もある。[季語]夏−植物。
    
    自宅の庭に種も蒔かないのに毎年生えてくる縷紅草。白のものはいつの間にか生えなくなった。
    小さくて可愛い花だが、植木や他の花など何でも巻き付くので好きな花ではない

    
    星形ではなく上の写真の右端のように、4枚の花弁のものも毎年生える
ルチン(Lutin) : 植物に含まれる色素成分フラボノイドの一種で、1930年代に発見された。
    蕎麦(ソバ)・エンジュの新鮮なつぼみなどに含まれる配糖体の一種で淡黄色の結晶で無味。
    皮膚内や粘膜下などに出血を起こす紫斑病の治療に有効だったため「ビタミンP」とも呼ばれるが、
    欠乏症が見出されていないため、現在は独立したビタミンとは考えられておらず、
    ルチンという名称で統一されている。ルチンは毛細血管を強化して内出血を防ぐ、
    血圧降下作用、膵臓機能を高める働きがあり、高血圧や出血性の病気の予防薬としても用いられる。
    ビタミンCと同時に摂取すると、毛細血管の強化作用がいっそう強められる性質がある。
    ソバに多く含まれているが、トマトグリーンアスパラなどの野菜にも含まれている。
ルテイン(Lutein) : 葉の葉緑体や動物の卵黄・黄体などに含まれる黄色の天然色素カロチノイドの1種。
    特にほうれん草など、色の濃い葉物野菜や木の実に多く含まれている栄養素。
    少量ながらトウモロコシや卵黄にも含まれている。
    ルテインは、太陽(青色光など)のダメージ作用から眼を保護する光フィルターとしても、
    酸化ストレスというダメージ作用から眼を保護する抗酸化物質としても、
    長い目で見た眼の健康を促進してくれる。視野に黒い斑点が見えたりする黄斑変性症や、近視、
    乱視、白内障など、目の中の活性酸素が原因だとされる病気の予防や軽減に効果があるとされる。
    1日1カプセル摂ることで高齢で発症しやすい加齢黄斑変成症(AMD)を予防できる。
流転(transmigration of souls)るてん : @仏教用語で、六道四生の迷いの生死を繰り返すこと。
     生まれ変わり死に変わって迷いの世界を惑(まど)い歩くこと。【類語】●輪廻(りんね)
    A状態や境遇などが、絶えず移り変わること。同じ状態に留まらず変化していくこと。
    B次々と受け継がれ伝わること。流れ伝わること。
ルドベキア(Rudbeckia:ラテン) : キク科オオハンゴンソウ属の植物の総称。
    7月21日、10月14日の誕生花。花言葉は「立派な」、「正義」、「公平」、「あなたを見つめる」。
    別名に「大反魂草・大判言草(おおはんごんそう)」、「荒毛反魂草(あらげはんごんそう)」、
    「松笠菊(まつかさぎく)」、「乃木菊(のぎぎく)、「衣笠菊(きぬがさぎく)」、
    「ブラックアイドスーザン」、「コーンフラワー」などがある。
    
    植物Q&A画像掲示板より「真冬之薔薇」さんの投稿(尾瀬〜尾瀬沼にて)
    北アメリカ原産の一年草、越年草または多年草で、世界で約30種があり、15種ほどは自生種であり、
    ほとんどが多年草である。戦前観賞用に導入されたオオハンゴンソウ(大反魂草)は、
    日本に自生するハンゴンソウ(Senecio cannabifolius)に葉の様子が似ていて、
    背丈が大きいことから命名されたが、多年草で非常に強健で繁殖力旺盛な草花であるため
    中部山岳や北関東以北を中心に日本各地に野生化し、今や邪魔者になっているところもある。
    特にオオハンゴンソウは特定外来生物に指定されている。
     ヒルタ(アラゲハンゴンソウ:R.hirta L)は一年草または越年草で、高さ50〜90センチメートル。
    葉は下部のものは大形で披針(ひしん)形、長さ10cm以上、
    上部のものは小形で長楕円(ちょうだえん)形または披針形。頭状花は単生で頂生し、
    中心花は黒色または暗褐色、辺花は基部は暗褐色で中央部から先は黄金色。
    1990年代から多く栽培されるようになった矮性種は、和名を「アラゲハンゴンソウ」という
    ヒルタ種の改良種で、品種名を「グロリオサ・デージー(Gloriosa gaisy)」という。
    草丈は40〜50cm。本来は多年草だが、耐寒性一年草として扱われている。
    全体に梳毛があり、開花期が長い。花径は5cmくらいだが、多花性である。
    
    ルドベキア・カプチーノ?
    北海道の利尻島の道端で(2007.9.4撮影)花びらが少なく細いので違うかも

    八重の「ダブル・グロリオサ・デージー(double gloriosa daisy)」がある。
    ビカラー(R.bicolor Nutt.は一年草で、茎はほとんど分枝せず、高さ50〜60cm。
    花は7〜8cmの大輪で、中心花は黒色、辺花は基部は褐紫色でほかは黄色のものが多い。
    前種とともに花壇、切り花用にする。
    根生葉(ロゼット)には柄があり、へら形で長い。草丈は1〜1.5mくらいになり、
    花は大きいものでは直径20cm以上になる。一重咲きの他に、見事な八重咲きもある。
    繁殖は、一、二年草のものは実生(みしょう)で4月下旬〜5月上旬に播種(はしゅ)し、
    多年草は一般に株分けによる。他の品種には、「ルドベキア・ゴールドストレイン」、「ルドベキア・マヤ」、
    「ルドベキア・ヒルタ・マヤ」、「ルドベキア・プレリーサン」、「ルドベキア・トリローバ」などがある。
ルピナス(a lupine、Lupinus:ラテン) : @ルーピン。ルピヌス。羽団扇豆(はうちわまめ)
     花言葉は「貪欲」「空想」。4月20日の誕生花。学名は「Lupinus」。
     マメ科ハウチワマメ属の植物の総称。原産地は南北米、地中海沿岸などで、
     温帯を中心に世界に約300種ある。一年草または多年草。
     長柄の掌状複葉を根生。茎先に花穂を直立する。観賞用・飼料・緑肥などにするものもある。
    A@のうち観賞用に栽培される「昇り藤(ノボリフジ)」や立藤(タチフジ)と呼ばれる園芸上の通称。
     花の様子が下がるフジに似ており、花が下から咲き上がるため、昇り藤の名が付いた。
     [季語]夏−植物。
     
     周南市鹿野「石船温泉」にて(2008.5.22撮影)
     管理 : 種まきは3月中旬〜4月中旬か、9月下旬〜10月下旬で、一晩水に浸けてからまく。
      植え付けは3月か、10月上旬〜11月中旬で、移植を嫌うので、根鉢を崩さないこと。
      乾き気味に管理し、水やりは土の表面が乾けば与える。
      肥料は3月と、10月に、固形肥料の置き肥でよい。マメ科植物なので、窒素分は控えめにする。
るみ子の酒 → 日本酒(酒関連に別掲)
ルミナリエ(Luminarie) : 神戸ルミナリエ(こうべるみなりえ)の略称で、
    兵庫県神戸市において元町の旧居留地から三宮・東遊園地をメイン会場に、
    1995(平成7)年から毎年12月に行われている「光の彫刻」の祭典のこと。
    通りや広場を独特の幾何学模様で構成されたイルミネーションで飾り、
    昼間とは異なる風景を現出させてその景観を楽しむ。
    この装飾は、イタリア人のヴァレリオ・フェスティ(Valerio Festi)と
    神戸市在住の今岡寛和の共同作品である。
    一般的に、「ルミナリエ」とは、神戸ルミナリエの祭典のこととして著名ではあるが、
    語源のイタリア語では、「luminaria」の複数形「luminarie」であり、
    小電球などによる光の装飾(イルミネーション)のことを言う。
    
    南京町側の入り口(2007.12.16撮影。翌日が最終日でした)
    
    東遊園地のスパッリエーラ(光の壁掛け)の外部
    
    同上の内部
    
    同上
    
    南京町の広場
     当初は、東京で開催するイベントとして企画されたものであった。
    しかし、阪神・淡路大震災の発生を契機に鎮魂と追悼、街の復興を祈念して震災で激減した神戸への
    観光客を呼び戻す目的もあり、今岡の故郷である神戸に開催地を変更して毎年開催されている。
    東京では、1999(平成11)年から追悼の目的ではなく
    年末年始のイベント「東京ミレナリオ」として丸の内で光の祭典が実施されている。
     しかし、これらの種の企画としては1995(平成7)年の夏に
    和歌山マリーナシティ(和歌山市)で行われた和歌山ルミナリエが最初である。
    参 : (神戸ルミナリエ組織委員会HP)
ルリカケス(Lidth’s jay) : 瑠璃懸巣。学名は「Garrulus lidthi」。
    鹿児島県奄美大島の方言でヒューシャ、ヒョウシャや、ショーシャと呼ばれる。
    動物界脊索動物門鳥綱スズメ目カラス科カケス属に分類される鳥で、
    ハトと同じくらいの大きさのカラスの仲間である。奄美(あまみ)大島と徳之島だけに
    生息する日本の固有種で、1921(大正10)年に種として国の天然記念物に指定されている。
    翼長15〜18cm、全長約38cm。頭部と翼と尾が光沢のある濃い瑠璃(るり)色で、
    他の部分は栗(くり)色。尾羽や翼は濃青色で、尾羽先端や風切羽先端は白い。
    また尾羽に黒く細い横縞が入る。嘴は象牙色で、基部は青みを帯びる。
    過去には羽毛目的や標本目的の乱獲、現在は開発による生息地の破壊、
    人為的に移入されたネコやマングースによる捕食などにより生息数は減少している。
    
    ルリカケス
    
    同上(朝日家庭便利帳1991年3月号より)
    山地のよく茂った林にすみ、林のまわりや農地にもあらわれて、
    カラスのようにギャーギャーと鳴き、雑食性で畑のサツマイモを掘り出して食べたりする。
    他の鳥の真似をするときは、きれいに澄んだ声で鳴く。
    繁殖期は2〜4月ごろで、巣は草むらのなかや木の洞などにつくり、1回に4個の卵を生む。
    繁殖期以外は群れでくらしている。幼鳥は羽衣が褐色がかり、尾羽や翼の白色部がない。
    1965(昭和40)年に鹿児島県の県鳥に指定された。
瑠璃菊 = ストケシア
ル・レクチェ(Le Lectier) = ル・レクチェ(梨に別掲)
ルワンダ虐殺(ルワンダぎゃくさつ) : アフリカ東部にあるルワンダで、
    1990(平成2)年から1994(平成6)年にかけ、インテラハムウェと
    ツチ族のルワンダ愛国戦線(Rwandan Patriotic Front、RPF)と
    フツ族の政府軍との間で行われた武力衝突。50万人以上の住民が虐殺され、
    大量の難民がザイールなどの周辺諸国に流出、国際問題となった。
    1994(平成6)年4月にフツ人のジュベナール・ハビャリマナ(Juvenal Habyarimana)ルワンダ大統領
    (当時)と隣国ブルンジのシプレン・ヌタリャミラ(Cyprien Ntaryamira)大統領を乗せた航空機が
    撃墜された事件が引き金となったとみられ、多数派のフツ強硬派の民兵らが少数派のツチ人や
    フツ穏健派住民を山刀などで襲う虐殺が100日間あまりにわたって続き、
    犠牲者の9割以上がツチ人とされる。その後ツチ主体の新政権が発足すると、
    報復を恐れた約200万人のフツ人がコンゴなどに逃げた。国連(UN)は、1994年のルワンダ大虐殺で、
    少数派のツチ人とフツ人穏健派合わせて約80万人が殺害されたと推定している。
    虐殺を阻止できず、事実上ツチ人らを見殺しにした国際社会にも批判が集中した。
    
    ザイールのゴマ市郊外に広がるルワンダ難民キャンプ
    参 : [YouTube](ルワンダ大虐殺)、ルワンダ共和国(外務省HP)

    ルワンダ大虐殺の中心人物に終身刑、国際犯罪法廷
     1994年に起きたルワンダ大虐殺の責任者を裁<国連(UN)の
    ルワンダ国際犯罪法廷(International Criminal Tribunal for Rwanda、ICTR、
    タンザニア・アルーシャ<Arusha>)は2008年12月18日、80万人が犠牲となった大虐殺の
    首謀者とされる元ルワンダ軍大佐、テオネスト・バゴソラ(Theoneste Bagosora)被告(67)に
    終身刑を言い渡した。同法廷は、バゴソラ被告の起訴事実であるジェノサイド(集団殺害)、
    人道に対する罪、戦争犯罪のすべてについて有罪と認めた。
     バゴソラ被告のフランス人弁護士は、判決言い渡し後、被告が判決について「失望した」と述べ、
    控訴の意向を示していると語った。同日の裁判では、バゴソラ被告のほかに
    元ルワンダ軍幹部3人についても判決言い渡しがあり、2人に終身刑判決が言い渡された。
    残る1被告は無罪となった。ジェノサイド共謀罪については3被告とも無罪とされた。
ルンバ(rumba) :  19世紀初頭、キューバのアフリカ系住民の間からおこった舞曲。また、その踊り。
    活気にみちた速い4分の2拍子のリズムに特色がある。























































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