季語の花木(YSミニ辞典き別掲)

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秋の田村草(あきのたむらそう) : シソ科アサギリ属の多年草で、茎が四角張っているところや、
    花のカタチ(唇形花)などシソ科共通の特徴を持っている。秋の名前がついているが、
    必ずしも秋咲きの野花というわけでなく、早いものでは、梅雨が空けたあとの7月頃から花を咲かせる。
    その後、秋が深まる11月頃まで花を見ることができる。[季語]秋−植物。
    
    秋の田村草。野に咲く花の写真館(フリー素材)より
    参 : 田村草
通草(an akebi)あけび : 木通(あけび)。山地に自生するアケビ科の蔓性落葉低本で、
    葉は五枚の小葉から成lり、4月ごろ、薄紫色の小花が咲く。
    秋に長楕円形の果実を結び、熟すと縦に口を開け、果肉は甘く食べられる。
    葉が三小葉から成るものを「ミツバアケビ」という。つるを利用して、椅子(いす)や細工物などを作る。
    木部は利尿・鎮痛剤とする。[季語]秋−植物。「あけびの花」は[季語]春−植物。
    
曙草(あけぼのそう) : 学名は「Swertia bimaculata (Sieb.et Zucc.) Hook. et Thoms」。
    花言葉は「初恋」、「今日も元気で」。リンドウ科センブリ属の越年草。
    越年する葉はオオバコに似たスプーン形で長い柄があるが、開花時には枯れてみられない。
    茎は直立した四稜(しりょう)形で高さ0.3〜1.2m、上部は多くの枝に分かれる。
    葉は対生し、楕円(だえん)形または卵状披針(ひしん)形で、平行に走る3〜5脈がある。
    9〜10月、多数の白色の花が上向きに開く。
    花冠は深く5裂し、裂片は中央部より上に2個の黄緑色の円い腺体(せんたい)と紫黒色の細点がある。
    名は、細点をちりばめた花を夜明けの星空に見立てたものといわれる。
    北海道南西部、本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯の草地や水辺に生え、
    さらに朝鮮半島、中国、ヒマラヤに分布する。[季語]春−植物。
    
    アケボノソウ(岡山のK.Iさん提供)
朝顔(あさがお) = 朝顔(別掲)
(あざみ) = (別掲)
アザレア = アザレア(別掲)
紫陽花(あじさい) = 紫陽花(別掲)
小豆(あずき) = 小豆(別掲)
馬酔木(あせび) = 馬酔木(別掲)
アネモネ(an anemone:ラテン)あねもね : 別名に、牡丹一華(ぼたんいちげ)
    はないちげ、紅花翁草(べにばなおきなぐさ)がある。花言葉は「あなたを愛します」、
    「君を愛す」、「真実」、「儚い希望」、「恋の苦しみ」、「儚い恋」、「見放される」。
    3月6日、3月13日、4月2日(白)、4月4日(赤)、4月6日の誕生花。
    学名は「Anemone coronariaa」。アネモネは風とともに咲き風とともに散る花から、
    ギリシャ語で「風」のこと。キンポウゲ科で多年草の球根植物。ヨーロッパ南部〜
    地中海沿岸地方の原産で、観賞用に栽培する。茎の高さ10cm〜1m、葉は羽状複葉に分裂する。
    秋に球根を植え付け、翌年の早春に1つの球根から数本の茎が出て、
    先に1個ずつ花をつける秋植小球根で、品種によって花の大きさや草丈は様々である。
    一重咲きと八重咲きがあり、3〜5月頃開花し、鮮やかに色づく花びらに見える部分は、
    がくが大きくなって変化したものである。色は白・桃・赤・紫などがあり、
    咲き方も一重、八重など数多くの品種がある。[季語]春−植物。
    
    赤いアネモネ(ゆんフリー写真素材集より)
    管理方法 : 球根で増やし、10〜11月頃に植え付ける。
     土質は特に選ばないが、排水と日当たりのよい所に植える。水を与えすぎると球根が腐ってしまうので、
     土の表面が乾いてから与える。耐寒性はあるが、寒冷地ではやや遅めの植え付けがよい。
     長期間次々と咲き続け、花壇、鉢植えとして多く利用される。葉が枯れる6月頃に球根を掘り上げる。
     アネモネの球根は多湿に弱く腐りやすいので、梅雨前に掘り上げるようにする。
     掘り上げたら、根や茎を切り取り、日陰で乾燥させ、涼しい場所で夏越しさせる。
甘野老(あまどころ) : 別名に「萎(いずい)」、「えみぐさ」などがある。
    湿り気のある明るい林に自生するユリ科の多年草。山野に生え、高さ40〜 70cm。
    茎を斜めに出し、長楕円形の葉を互生する。初夏、緑白色で筒形の花を下向きにつける。
    根茎はトコロに似て甘みがある。[季語]夏−植物。
    
    アマドコロ
    
    アマドコロ(2010年、朝日新聞カレンダーより)
アマリリス = アマリリス(別掲)
菖蒲(あやめ) = 菖蒲(別掲)
アロエ = アロエ(別掲)
錨草(いかりそう) = イカリソウ(薬草に別掲)
虎杖(いたどり) : 学名は「Polygonum cuspidatum Sieb.et Zucc.」。
    茎が食用になる山野に自生するタデ科の多年草。地下茎は横走して所々に新苗を出す。
    茎は直立し、高さ1.5mに達し、中空で紫紅斑(はん)があり、上部はよく分枝し、微小突起がある。
    葉は互生し、卵状楕円形で長さ6〜15cm、先は短く鋭くとがり、基部は切形(せっけい)
    脈上に粗毛があるほかはほぼ無毛。葉柄は1〜3cm、鞘(さや)は乾膜質。花は7〜10月、
    葉腋(ようえき)から出る枝の先に円錐(えんすい)状で、白色の小花多数を穂状につける。雌雄異株。
    花被(かひ)は白色、長さ1.5mm。雄花には8本の雄しべがある。
    雌花は外側の花被3枚が花期後に大形となり背部に翼が出て果実を包み、倒卵形で先端はへこみ、
    長さ8〜10mm。果実は三稜(さんりょう)形で長さ2.5mm、黒または黒褐色で光沢がある。
    北海道から九州にかけての荒れ地に普通にみられ、朝鮮、中国にも分布する。
    春出る若芽は酸味があって食用となる。また、若葉は乾燥してたばこの代用とし、
    根茎は漢方で緩下・利尿・通経剤とする。花が紅色のものを明月草(めいげつそう)と呼んで区別する。
    本州の日本海側には葉の裏面の脈上に毛の集まるものがあり、変種毛虎杖(へんしゅけいたどり)という。
    [季語]春−植物。虎杖の花は[季語]夏−植物。
    
    虎杖(周南市内にて2009.4.17撮影)。遠い昔のことだが、この茎で水車を作って小川で遊んだ。
    
    虎杖の新芽(同上)。終戦前後にこの酸っぱい茎をよく食べた。
    
    虎杖の花(北海道の利尻島にて、2007.9.4撮影)
(いちご) = (別掲)
無花果(いちじく) = 無花果(別掲)
銀杏(a ginkgo、a maidenhair tree)いちょう : ちちのき。公孫樹(こうそんじゅ)は、
    孫の代に実る樹の意の銀杏の漢名。「いちょう」は「鴨脚」が明代に「ヤーチャオ」と発音され、
    それの転じた形で鴨脚樹ともいう。歴史的仮名遣いを従来「いてふ」としてきたのは、
    江戸時代に行われた「一葉(いちえふ)」の訳という語源説によったため。
    @イチョウ科の落葉高木。中国原産。高さは20メートル以上になる。葉は扇形で切れ込みがある。
     雌雄異株。花は春に新葉とともに生じ、雄花は穂状で、雌花は花柄の先端に二つ咲く。
     花粉から精子を生じて受精するなど古代植物の形質が見られる。
     秋、黄色の種子が実る。白色の核を「銀杏(ぎんなん)」といい、食用にする。
     花言葉は「鎮魂」 「長寿」「しとやか」のほか、「危険」「崩壊」などがある。10月26日の誕生花。
     材は木目が密で加工しやすく、建築や彫刻に用い、器具や碁盤などに作る。
     銀杏の花の[季語]春−植物。銀杏散るの[季語]秋−植物。銀杏紅葉の[季語]秋−植物。
     銀杏枯るの[季語]冬−植物。銀杏落葉の[季語]冬−植物。
     
     日比谷公園の首賭け銀杏
     下城大イチョウ(しもじょうおおいちょう) : 熊本県小国町の国指定天然記念物で、
      樹齢1000年以上とされ、高さ約25メートル、幹回り約10メートル。
      樹皮をせんじて飲むと乳の出がよくなるとの言い伝えがあり、「ちちこぶさん」と呼ばれ親しまれている。
      10月中旬から11月中旬頃まで夜間にライトアップされる。 参 : 小国ツーリズム協会(HP)
    A「いちょうがしら」の略。江戸時代の男の髪形の一つ。
     髷(まげ)の先をイチョウの葉のように平たく広げたもの。
    B紋所の名。いちょうの葉を図案化したもの。
    C銀杏(ぎんなん) : 銀杏(いちょう)の種のこと。小粒でも栄養豊富な「ぎんなん」は、
     カリウムビタミンB1ビタミンCを多く含み、高血圧予防や疲労回復、風邪予防などに効果がある。
     しかし、ぎんなんの実の可食部分には、4−O−メチルピリドキシンという、食べすぎるとまれに
     けいれんなどを引き起こす中毒性物質が含まれているので、食べすぎには注意が必要で、
     食が進みがちなぎんなんだが、子供は多くても4〜5粒、大人でも10粒程度にとどめるようにしましょう。
     [季語]秋−植物。
     
     上野公園の銀杏
     
     
犬ふぐり(Cat’s eye)いぬふぐり : イヌノフグリ。学名は「Veronica persica」。
    別名に、ルリカラクサ(瑠璃唐草)、ヒョウタングサ(瓢箪草)、テンニンカラクサ(天人唐草)など)や
    「タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢)」などがある。花言葉は「信頼」「神聖」「清らか」「忠実」。
    「花ではなく」二つ並んでできる実の形が後ろから見ると
    犬のふぐり(陰嚢、睾丸、きんたまの意の古語)に似ていることから付いた名で、
    春の訪れを知らせる胡麻葉草(ゴマノハグサ)科の花。
    ちなみに、「松かさ」も「ふぐり」と呼び、「まつぼっくり」の「ぼくり」は、「ふぐり」が語源という。
    欧州原産の帰化植物で、高さ15〜30cmのオオイヌフグリを指し、
    在来種のイヌフグリの方は生存競争に負け個体数がどんどん減り、
    今では山間部の畑の隅や農家の庭前などでごく希に目に付く程度で、
    絶滅危惧種になっている。オオイヌノフグリの花はるり色で大きい(7〜10mm)が、
    イヌノフグリの花は小さく(3〜7mm)淡いピンク色で紅紫色の条がある。
    早春、葉腋に花をつける。4弁のうち1片だけが大きい。
    オオイヌフグリは明治初期に渡来したヨーロッパ原産の帰化植物で、
    我が国の自生種で淡紅色の小花をつけるイヌフグリより大きい空色の花をつける。
    現在、俳句でイヌフグリと言えばオオイヌフグリのことを指す。[季語]春−植物。
伊予柑(いよかん) = 伊予柑(別掲)
岩鏡(いわかがみ) : 高山植物でイワウメ科の常緑多年草。[季語]夏−植物。
     

隠元豆(いんげんまめ) → サヤインゲン(豆関連に別掲)
岩煙草(いわたばこ) : 若葉が食用・薬用になる岩壁に生えるイワタバコ科の多年草。[季語]夏−植物。
     

茴香の花(ういきょうのはな) → 茴香(別掲)
鬱金の花(うこんのはな) → ウコン(薬草に別掲)
卯の花(a deutzia:ウツギ、bean−curd refuse:豆腐の)うのはな
    @正式には「空木(うつぎ)」といい、「アジサイ科」の落葉低木で、
     観賞用として庭木や生垣に使われていて、枝が中空なので「空木」と呼ばれている。
     5月〜6月頃5枚の花弁を持つ小さな白い鐘状の花を咲かせ、葉は鋸歯になっている。
     全国の山野に自生しており、染料にも薬用にもなる有益な植物である。
     桜に代わって、4月下旬あたりから白い花を咲かせ始めるため、
     季節の花として俳句や詩などにも多数登場する隠れた人気者である。こんな花を
     旧暦4月の代表花に選んだ先人の文才にはいつも妙に感心させられるのである。[季語]夏−植物。
      卯の花
    Aおから。きらず。豆腐のしぼりかす。
    Bうのはながさね。襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は萌黄(もえぎ)。4月頃に用いた。
(うめ) = (別掲)
浦島草(うらしまそう) = 浦島草(別掲)
狗尾草(えのころぐさ) = 狗尾草(別掲)
化偸草(えびね) = 化偸草(別掲)
楝の花(おうちのはな) : 庭園用にもされる暖地に自生するセンダン科の落葉高木で、
    5、6月ごろ、淡紫色の美しい五弁花が集まって咲く。楝は栴檀(せんだん)の古名。
    ビャクダン科のセンダンとは別物である。[季語]夏−植物。
黄梅(おうばい) : 黄梅(別掲)
大葉子(おおばこ) = オオバコ(薬草に別掲)
オキザリス = オキザリス(別掲)
苧環(おだまき) = 苧環(別掲)
鬼百合(a tiger lily)おにゆり : 天蓋百合(テンガイユリ)。花言葉は「賢者」。8月30日の誕生花。
    学名は「Lilium lancifolium」。ユリ科ユリ属の芳香のある耐寒性多年草。
    山野に自生し、高さ1〜1.5メートル。
    茎には紫褐色の斑点があり、葉は細長く、葉腋(ようえき)に黒紫色のむかごと呼ばれる珠芽をつける。
    夏、茎頂付近に、赤黄色で内側に黒紫色の斑点のある花を数個から20個内外下向きに開くき、
    先端が反り返っている。結実はしない。地下の白い鱗茎(りんけい)は大型で百合根として食用。
    観賞用に栽培される。[季語]夏−植物。
    
    鬼百合(2011.7.13撮影)
    
    鬼百合(ふれあいサロン館より)
女郎花(おみなえし) : 女性の艶姿のようなことから名の付いた秋の七草の一つ。
    日本全土の日当たりのよい草原に生えるオミナエシ科の多年草で、
    8月から10月に小さな黄色い花を咲かせる。[季語]秋−植物。
沢瀉(おもだか) = 沢瀉(別掲)
オリーブ = オリーブ(別掲)
オリーブの花 → オリーブ(別掲)
カーネーション = カーネーション(別掲)
ガーベラ = ガーベラ(別掲)
帰り花(かえりばな) : 春に咲いた桜が、冬の小春日のころにもう一度、開花することを「帰る」といい、
    冬に桜などの季節はずれの花が咲くこと。最近は桜に限らず、
    時期を外れて冬に咲いた花なら帰り花と呼ばれる。
    花時を過ぎているのに、そっと咲くことから寂しい風情を表わす。[季語]冬−植物。
貌佳草(かおよぐさ) → 芍薬(薬草に別掲)
(かき) = (別掲)
燕子花(かきつばた) = 燕子花(別掲)
垣通(かきどおし) = カキドオシ(薬草に別掲)
霞草(かすみそう) = カスミソウ(別掲)
片栗の花(かたくりのはな) → 片栗(別掲)
カボス = カボス(別掲)
南瓜(かぼちゃ) = 南瓜(別掲)
カラー = カラー(別掲)
カラジューム = カラジューム(別掲)
烏瓜 = カラスウリ(薬草に別掲)
カリフラワー = カリフラワー(別掲)
刈萱(かるかや) : [季語]秋−植物。
    
    岡山県倉敷市の友人提供
    
    山口県の防府天満宮裏で(2008.9.28撮影)
カンナ(a canna:ラテン)かんな : カンナ・リリー(Canna lily)。花言葉は「尊敬」。7月15日の誕生花。
    学名は「Canna indeica hybrida」。南北アメリカ原産でカンナ科カンナ属の半耐寒性大型多年草。
    コロンブスのアメリカ大陸発見によって、最初にヨーロッパにもたらされたといわれる花の一つである。
    日本における原種は、江戸時代初期に渡来したダンドクとされ、日本全国に広まった。
    現在、鑑賞用に栽培しているカンナは、ほとんど原種の交配によるものである。
    大きく鮮やかな花を咲かせる夏の花で、暑さにも、病虫害にも強く大変育てやすい。
    茎は肥厚した根茎から出て、高さ約50〜250cmになる。
    葉は横幅があり長く、光沢に富んでおり、バショウにやや似て先端が長楕円形をしている。
    葉色は、通常、緑色だが、黄と緑のストライプが入った品種や、
    葉脈が白い品種など多数の園芸品種が育種されている。
    夏から秋にかけ花茎を出し、色鮮やかな独特の大きな花が次々と開く。
    花の色は鮮やかな赤・黄・絞りなどで、品種が多い。
    
    2008.7.6撮影
    
    同日、上のカンナとは別の場所のものを上から撮影した
    カンナ属には根茎(こんけい)が食べられるものもあるため、観賞用のものは「花カンナ(はなかんな)
    とも呼ばれる。現在、広く親しまれているカンナは、19世紀中頃から、フランス、イタリア等で、
    交配が繰り返されてできた園芸種で、総称して「ハナカンナ」と呼ばれている。[季語]秋−植物。
    種類
    フレンチカンナ : 背丈が1〜1.5mくらいでやや低く、栽培されている品種の大部分はこの系統で、
     「アメリカン・レッド・クロス」「ノコミス」「クイーン・シャルロット」などの品種がこの系統になる。
    イタリアンカンナ : 背丈が2〜2.5メートルくらいで、花はフレンチカンナより小さくなる。
     「ルイジアーナ」「インディアナ」「イエロー・キング・ハンバート」などの品種がこの系統になる。
    管理方法 : カンナは丈夫なので、追肥をときおり与えるほかは、あまり手をかける必要はない。
     家庭の庭にはわい性品種がよく、十分肥料を与えると美しい花を眺めることができる。
寒牡丹(かんぼたん) : 冬季に開花する牡丹。 [季語]冬−植物。
    

桔梗(ききょう) = キキョウ(薬草に別掲)
(きく) = (別掲)
木立ベゴニア(きだちべごにあ、こだちべごにあ) : [季語]夏−植物。
    
    我が家の木立ベゴニア。中央部にピンクの花がついている
    
    きらら博で撮影した木立性ベゴニア
    参 : ベゴニア
夾竹桃(きょうちくとう) = 夾竹桃(別掲)
麒麟草(きりんそう) : ベンケイソウ科の多年草で、6月ごろ、黄色い五弁花が枝ごとに集まって咲く。
    [季語]夏−植物。
金柑(きんかん) = 金柑(別掲)
金魚草(きんぎょそう) = 金魚草(別掲)
銀杏(ぎんなん) = 銀杏(いちょう)
九蓋草(くがいそう) = 九蓋草(別掲)
枸杞(くこ) = クコ(薬草に別掲)
梔子(くちなし) = クチナシ(薬草に別掲)
熊谷草(くまがいそう) = 熊谷草(別掲)
茱萸(ぐみ) = 茱萸(別掲)
グラジオラス = グラジオラス(別掲)
(くり) = (別掲)
クリスマスローズ(Christmas rose)くりすますろおず : 和名に「雪起こし(ユキオコシ)」、
    「寒芍薬」などがある。別名に「ヘレボラスニガー」。花言葉は「慰め」。
    ヨーロッパ原産でキンポウゲ科の常緑多年草。
    草丈20〜60cmで、根生葉は掌状。晩秋、高さ20cmの花茎を出し径5cmほどの花をつける。
    紫白色を帯びた花弁状の萼片が5個ある。花色は、白、黄、緑、ピンク、赤、紫などの一般的な色から、
    グレーや黒といった個性的な色、2つの色がミックスされた複合色、さらに、縁取りがはいったものや、
    網目状にスポットやブロッチが入ったものまである。また、花の形もシングル、セミダブル、
    ダブル咲きのものから、カップ咲き、剣弁咲きものまで、その種類は豊富で、原種だけでも約20種ある。
    寒さに強く、排水のよい半日陰地を好む。繁殖は11月ころの株分けが普通で、実生(みしょう)もできる。
    [季語]冬−植物。
    
    山口県下松市にて(2009.4.23撮影)
    
    同上
    
    同上
    管理方法 : 10〜5月は生育期、6〜9月は半休眠期となるので、生育期のの水やりは、
     土の表面が乾いたらたっぷりと、冬は夕方に水をやると根が凍結してしまうので
     晴れた日の午前中に与える。半休眠期は水を与え過ぎず、少し乾かし気味に管理する。
     生育期は「置き肥」をして、10日に一度くらいの割合で液肥を与える。半休眠期には肥料は必要ない。
     有茎種は花が咲き終わった、根元の「新芽」残して剪定すると翌年も美しい花を咲かせる。
胡桃(くるみ) = 胡桃(別掲)
クレマチス(Clematis:ラテン) :  @キンポウゲ科センニンソウ属のテッセン・カザグルマなどの
     交配によって作られた園芸品種。学名もClematis。11月1日の誕生花。花言葉は「心の美しさ」。
     中国原産のキンポウゲ科の蔓性植物で、鉄のような強い蔓が巻きついて伸び、
     六弁の花を咲かせる。[季語]夏−植物。
    
    錦織梨園 錦織さん提供
     つる性。花は萼辺(がくへん)が発達したもので、車輪状に平たく開く。
     園芸品種として様々な種類が出回っているが、総じて薄い紫や白など上品な色合いが
     美しい大きな花が特徴で、漂う色香、情緒を味わえる大人向きの花である。
     鉢植えなどで楽しむことが多いが、つるの線の美しさを生かして、
     かごからつりさげるなど、活け方を工夫して室内に飾るのもよい。
    Aキンポウゲ科センニンソウ属の総称。
桑の実(くわのみ) : クワ科の落葉高木で、蚕のえさとして栽培されていた。5、6月ごろ、
    淡黄色の小花を付け、間もなく実を結ぶ。この実は緑色から紅色に変わり、
    熟すと濃紫色になり、クワイチゴと言われるように甘くて食べられる。[季語]夏−植物。
君子蘭(Gentlemzn orchis)くんしらん : 「受け咲き君子蘭(ウケザキクンシラン)」の通称。
    クリビア(Clivia)。学名は「Clivia miniata(クリビア・ミニアータ)」。
    花言葉は「気高さ」「情け深い」。2月8日・4月11日の誕生花。
    南アフリカ原産のヒガンバナ科クリビア属の常緑(半耐寒性)多年草で、
    春、太い花茎の頂に広漏斗状の直径7cmほどの大形の花を十数個散形花序につける。
    花の色は朱赤のほかに赤紅、橙黄、黄、クリーム、白、ピンク、アプリコット、緑などがあり、
    葉は濃緑色の剣形で、種類も細葉、中葉、広葉、斑入り、斑なしなど、たくさんある。
    気品のある姿から「君子蘭」と名づけられているが、蘭の仲間ではなくヒガンバナ科で、
    主に観賞用に温室で栽培される。[季語]春−植物。
    ちなみに「紫君子蘭」という花があるが、これはユリ科アガパンサス属で、別科属の花である。
    また、本来の君子蘭は下向きに花が咲くが、現在、君子蘭の名で多く出回っているのは、
    上向きに花が咲く受咲君子蘭になる。生ける場合はその鮮やかな色合いや、
    花の塊の具合を生かすようにするとよいでしょう。
    管理方法 : 育て方は簡単で、油粕などの固形肥料を置いて、
     ほじほどに水をやるぐらいでよく、夏場は半日陰でほったらかしの状態でも虫は付かない。
     水やりは葉の脇からそっと与え、くれぐれも与え過ぎには注意し、受皿に溜まった水は必ず捨てる。
    参 : 日本君子蘭協会
    

鶏頭(a cocks−comb)けいとう
    韓藍(からあい)。鶏頭花(けいとうか、けいとうげ)。鶏冠花。槍鶏頭(やりげいとう)
    学名は「Celosia cristata」で、「Celosia」は、ギリシャ語のkaleos(燃やした)から来ている。
    花言葉は「色あせぬ恋」。9月3日の誕生花。ニワトリの鶏冠(とさか)のようなのでこの名前がついた。
    ヒユ科ケイトウ属の一年草。熱帯アジア原産と推定され、古く日本に渡来し、「万葉集」にも登場する。
    茎は高さ20〜100cm、広披針形の葉を互生。夏から秋にかけ、花の柄の上部は著しく広がって
    鶏のとさか状または円錐状になり、その両面に赤・紅・黄・白色などの小花が密集して咲く。
    園芸品種が多い。[季語]秋−植物。
    
    山口県周南市須々万にて(2008.10.30撮影)
    
    同上
    
    周南市鹿野にて(2009.10.29撮影)
    
    ミニケイトウ(2010.5.9撮影)
    効能 : ケイトウの薬用部位は花と種子で、花を乾燥させたものは生薬名を
     「鶏冠花(けいかんか)」と呼び、乾燥した種子の生薬名は「鶏冠子(けいかんし)」と呼称されている。
     鶏冠花や鶏冠子には、収斂作用や止血作用などがあり、
     下痢止め、痔病、子宮の止血などに効用があるとされている。
芥子(けし) = 芥子(別掲)
月下美人(Dutchmans pipe cactus、A Queen of the Night)げっかびじん : 花の強い芳香の為、
    「月来香(ゲツライコウ)」の別名もある。学名は「Epiphyllum oxypetalum」。7月18日の誕生花。
    花言葉は、「ただ一度の恋」「はかない美」「儚い恋」「繊細」「快楽」「艶やかな美人」。
    メキシコ南部原産で中南米に自生するサボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物(多年草)。
    下部の茎は木質、上部の茎は葉状で良く分枝し、高さ3メートルにまで達する。
    夏の夜8時頃から、長さ30cmほどの白色漏斗状の白い大輪の豪華な花が開き、
    4時間ほどで萎む。花には芳香があり、まさに美人薄命。しかし、比較的簡単に栽培でき、
    強健な植物である。[季語]夏−植物。
    

現証拠(げんのしょうこ) = ゲンノショウコ(薬草に別掲)
コスモス = コスモス(別掲)
御前橘(Bunchberry)ごぜんたちばな : 学名は「Cornus canadensis L」。
    ミズキ科ゴゼンタチバナ属で小形の越冬性常緑多年草。茎は高さ5〜15cmで細長い地下茎がある。
    葉は楕円(だえん)形で、頂に4〜6枚が互生して輪生状につく。花は6〜8月、
    頂生する頭状花序に小さな白い花が多数つき、花序には4枚の白い花弁状の総包片がある。
    秋になると球形の赤い実を結ぶ。名は、発見地の石川県白山(はくさん)の御前峰(ごぜんみね)と、
    唐橘(カラタチバナ)に似た赤い果実にちなむ。
    北海道から本州・四国の亜高山帯から高山帯の針葉樹林下の林床や林縁に生え、
    樺太(からふと:サハリン)、千島、カムチャツカ、朝鮮半島、北アメリカに分布する。[季語]夏−植物。
    
    コゼンタチバナの花
    
    コゼンタチバナの実(2010年、朝日新聞カレンダーより)
小手毬(こでまり) = 小手毬(別掲)
小梅尅(こばいけいそう) : ユリ科の多年草。[季語]夏−植物。
    

辛夷(こぶし) = 辛夷(別掲)
駒草(こまくさ) : 高山帯の砂礫地に生えるケマンソウ科の多年草。[季語]夏−植物。
    
サイネリア = サイネリア(別掲)
鷺草(さぎそう) = 鷺草(別掲)
(さくら) = サクラ(桜関連に別掲)
桜草(さくらそう) = 桜草(別掲)
石榴(ざくろ) = 石榴(別掲)
笹百合(ささゆり) : ユリ科の多年草で、中部地方以西の山地に自生する。
    笹に似た葉をつけ、花は淡紅色、独特の芳香を放ち、サユリとも呼ばれる。[季語]夏−植物。
座禅草(ざぜんそう) = 座禅草(別掲)
杜鵑花(さつき) = サツキ(別掲)
甘薯(さつまいも) = 甘薯(別掲)
里芋(さといも) = 里芋(別掲)
さびたの花 = 糊うつぎ(別掲)
サヤインゲン = サヤインゲン(別掲)
百日紅(a crape myrtle.)さるすべり、、ひゃくじつこう : @「猿滑」や「紫薇花」とも書く。
     「くすぐりの木」、「こちょこちょの木」、「なまけものの木」などの別名もある。9月11日の誕生花。
     中国南部の原産で、ミソハギ科の落葉高木。原産地の中国では、次から次へと花を咲かせ、
     百日にもわたってどこかに花を咲かせているので「百日紅」と呼ぶが、
     日本では、幹がつるつるで、木登りの上手な猿でさえ滑って登れないということからこの名がついた。
     庭木として栽植される。高さ2〜8メートル。樹皮は褐色で皮ははげやすく、跡が白くなる。
     枝は四稜があり、楕円形の葉を対生。
     夏から秋の長期にわたって枝頂に円錐花序を出して紅・白・淡紫色などの六弁花をつける。
     [季語]夏−植物。
     

    Aヒメシャラの別名。
サルビア = サルビア(別掲)
珊瑚樹の花(さんごじゅのはな) → 珊瑚樹(別掲)
山椒(さんしょう) = サンショウ(薬草に別掲)
シクラメン : 学名は「Cyclamen persicum」。12月2日の誕生花。赤い花は11月14日の誕生花。
    花言葉は「はにかみ」「清純」で、赤い花は「嫉妬」、白い花は「清純」、ピンクの花は「内気な恋」。
    地中海沿岸原産のサクラソウ科の球根植物で、鉢花の女王と言われる。
    メシベとオシベは、水に弱い花粉が雨に濡れないように、上向きの花の下部に下向きについている。
    冬を代表する鉢花で、年末から翌年4月頃まで、色とりどりの鮮やかな花を数多く咲かせ、
    辺りを華やかにしてくれる。お歳暮やクリスマスのギフトとしても非常に人気の高い鉢花である。
    室内の暖かい場所に置くと、冬の間、次々と美しい花を楽しめる。[季語]春−植物。
    

    和名は篝火花(かがりびばな)といい、赤いシクラメンの花びらが上に反り返るのが
    篝火に見えることから、牧野富太郎博士によって名づけられた。
    別名に、篝火草(かがりびそう)があり、ほかに、豚の饅頭(ぶたのまんじゅう)、修道女の花、
    聖母の心臓などがある。「バッハ」「ハイドン」「ベートーベン」「シューベルト」など作曲家の名前や、
    「ビクトリア」「スカーレット」「ブリジッド」「かぐや姫」など女性の名前が付いている。
    花の形も色々あり、花びらの縁がギサギザしているフリンジ咲き、華やかなロココ咲き、
    花びらに少し違う色のアクセントが入るクリスタータ咲き、
    ボリューム感と花持ちに優れた八重咲きなどがある。
    管理方法 : 日光を好むが、暖房には弱いので、日当たりのよい部屋で
     エアコンなどの温風などが直接当たらない場所におくと、長く楽しむことができる。
     傷んだ花、咲き終わった花は、茎を回転させながら上に引き抜く。
     株に余分な負担がかからず、次の花付きが良くなる。
     水やりは根元に優しくかけ、中心部はできるだけ避ける。
     葉色が悪くなったり、花が少なくなったり、小さくなったりしたら、液体肥料や緩効性肥料を与える。
    シクラメン「ランジェリーピンク」 : 美しい透けるような優しいピンク色をしたシクラメンで、
     近年人気の高い注目の品種である。
     
     第28回(2004年)東北鉢物生産組合品評会で最優秀賞を受賞した「ランジェリーピンク」
     
     我が家のシクラメン
     管理方法 : 屋内の日当たりの良い暖かな場所での管理が最適で、
      花色がしっかりと出て綺麗に咲いてくれる。10℃以上の暖かい日には
      昼間屋外に出して日光浴させると、より元気に育つ。水は土の表面が乾いてからたっぷりと与える。
      底面吸水鉢の場合は完全に水がなくならないように注意し、半分程度まで水を入れておく。
      花が終わる春までは、鉢花用の固形肥料を月1回程度与えるようにすると、繰り返し花を咲かせる。

    原種にはあった香りは、改良を重ねていくうちに無くなったそうで、
    
布施 明の「シクラメンのかほり」は小型で原種のシクラメンのことでしょうね。
紫紺野牡丹(しこんのぼたん) : 学名は「Tibouchina semidecandra」。
    10月23日の日の誕生花。花言葉は「冷静」「平静」。ブラジル地方原産で、
    野牡丹(のぼたん)科、シコンノボタン属の紫色の五弁花を咲かせる常緑半低木で、
    ボタンとはなんのゆかりもないが、ボタンと肩をならべる美しさにその名がついたとされる。
    枝を多く出し、8〜12月に咲く。花径6センチ程度で、フワリとした厚い葉で表面に毛がある。
    他の野牡丹はしべの一部が黄色く、紫紺野牡丹はすべてが紫色をしている。
    花弁が散ったあと、残ったしべがやや丸まって鮮やかな色を見せる。熱帯性のため保温すること。
    [季語]夏・秋−植物。
    
    自宅の紫紺野牡丹
    
    自宅の紫紺野牡丹(2008.11.10撮影)
紫蘇(しそ) = シソ(薬草に別掲)
著莪(しゃが) : 射干(しゃが)。胡蝶花(こちょうか)。6月22日の誕生花。花言葉は「反抗」。
    学名は「Iris japonica」。日本、中国原産でアヤメ科の常緑多年草。山野の日陰の斜面に群生し、
    また庭園などに植えられる。葉は剣形。5月頃、高さ50〜60cmの花茎が出て枝を分かち、
    中心が黄色い斑点のある淡紫色の花をつけるが、朝開いて、夕方には閉じる。結実しない。
    
    シャガ
    生薬名は「白花斜干(シロバナシャカン)」で、。根茎を扁桃腺炎などに用いる。
    [季語]夏−植物。
    姫著莪(ひめしゃが) : 学名は「Iris gracilipes」。花言葉は「悲しみ」。
    日本原産でアヤメ科アヤメ属の多年草。北海道西南部から九州北部までに分布。
    葉は剣形で薄く小型。高さは20cmほど。やや明るい乾燥した林や岩の上に生え 
    著莪より小さな柔らかな薄い紫の花をつける。
    
    ヒメシャガ。山口県下松市にて(2009.4.28撮影)
石楠花(しゃくなげ) : 石南花。学名は「Rhododendron」。
    ツツジ科ツツジ属のうちシャクナゲ亜属の総称であるが、花冠は漏斗(ろうと)形で、
    先が七裂するホンシャクナゲや花冠の先が五裂するアズマシャクナゲを単にシャクナゲということもある。
    
    京都・天竜寺の曹源池庭園の石楠花(2011.4.15撮影)
    
    ホンシャクナゲ(Yahoo!百科事典より)
    
    京都・天竜寺の曹源池庭園の石楠花(2011.4.15撮影)
    
    アズマシャクナゲ(Yahoo!百科事典より)
    
    京都・天竜寺の曹源池庭園の石楠花(2011.4.15撮影)
    山野や深山に自生する常緑低木または小高木で、葉は全縁で互生し、革質で光沢がある。
    花は漏斗状の合弁花で、四、五月、枝先に10個内外の総状花序につくが、
    花序が球状に、その下に葉が輪状についてみえるのが特徴である。
    シャクナゲ類はヨーロッパ、アジア、北アメリカに分布するが、ヒマラヤ東部、
    ネパールから中国の雲南省、四川(しせん)省に種類が多い。
    日本には高山帯から亜高山帯に分布するキバナシャクナゲ、ハクサンシャクナゲ、
    それより低い山地に分布し、花冠の先が七裂するツクシシャクナゲ、ホソバシャクナゲの4種と、
    その変種、品種がある。[季語]夏−植物。
    
    奈良橿原の岡寺に咲いていた石楠花(大阪のK.Kさん提供)
    
    阿寒湖の滝口付近のシャクナゲ(ポストカードより)
    
    金剛三昧院の石楠花(絵葉書より)
    
    同上
芍薬(しゃくやく) = シャクヤク(薬草に別掲)
ジャスミン → 茉莉花(別掲)
車輪梅(しゃりんばい) : 浜木斛(はまもっこく)。丸葉車輪梅。立ち車輪梅(たちしゃりんばい)
    バラ科シャリンバイ属の耐寒性常緑低木。学名は「Rhaphiolepis umbellata」。
    
    山口県周南市の国道2号線沿いの車輪梅
    本州南西部・九州の海岸に自生する。日当たりが悪くても生育し、
    潮風にも強いことから庭や道路の植込みとする。葉は長楕円形で硬く、枝頂付近に車輪状に密生する。
    4〜6月に、枝頂に白色五弁の梅に似た白または薄ピンクの花を多数つけ、黒紫色で球形の小果を結ぶ。
    樹皮から大島紬(おおしまつむぎ)の染料をとる。[季語]夏−植物。
秋海棠(しゅうかいどう) = 秋海棠(別掲)
猩々袴(しょうじょうばかま) : 学名は「Heloniopsis orientalis」。
    ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。和名は、花が赤いのを猩々(中国の伝説上の猿の一種)の
    赤い顔になぞらえ、根生葉の重なりが袴に似ていることから名付けられたとされる。
    日本各地の山地の、やや湿った場所に生えるが、垂直分布が広く、
    人里近くの田んぼの畦道から高山帯の高層湿原まで生えている。
    葉は広い線形でなめらか、根本から多数出てロゼット状に平らに広がる。
    葉の様子はノギランもやや似ているが、こちらは花が穂状に出る。
    花茎はその中から出て高さは10〜20cm、先端に横向きに花が付く。
    花の色は生育場所によって、淡紅色、紫色、白色と変化に富んでいる。
    花期は低山では3〜4月だが、高山では雪渓が溶けたあとの6〜7月になる。
    なお、花被は花が終わった後もそのまま残り、色あせはするものの、
    咲いたときの姿を残しているので、夏に緑の花が咲いている、といった姿となる。
    繁殖は種子のほか、葉の先にできる不定芽によっても殖えることができる。[季語]春−植物。
    
    ショウジョウバカマ(2010年、朝日新聞カレンダーより)
    
    ショウジョウバカマ。この画像の方が葉の形がよくわかる
菖蒲(しょうぶ) = 菖蒲(菖蒲関連に別掲)
秋明菊(しゅうめいぎく) : 秋冥菊。学名は「Anemone hupehensis var.japonica」。
    中国原産で、漢名は「秋牡丹」。9月14日、9月30日の誕生花。花言葉は「忍耐」。
    キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、名前にキクが付くが、キクの仲間ではなくアネモネの仲間である。
    観賞用に栽培される。また、各地に野生化し、特に京都の貴船山に多いので
    貴船菊(きぶねぎく、きせんぎく)の名がある。高さ50〜100cm。葉は三出複葉で、
    根生および茎に対生し、根本に大きいのがあり、花をつける茎には小さな葉しかない。
    秋、花柄の先にキクに似た紅紫色または白色の花をつける。[季語]秋−植物。
    
    秋明菊(2009年6月25日撮影:壁紙村より)
白梅(しらうめ) : [季語]春−植物。
    

紫蘭(Hyacinth orchid)しらん : 紅蘭(べにらん)。朱蘭。日本・中国原産で、ラン科シラン属の多年草で、
    4〜6月ごろ、紫紅色の花が花茎を伸ば して紅紫色の花を総状にまばらに咲かせる。
    学名は、「Bletilla striata」。わが国の本州、中部地方以西から四国・九州それに朝鮮半島や
    中 国の山地などの東アジアに9種自生し、観賞用にも栽培される。
    偽鱗茎(ぎりんけい)があり、エビネ状に連なる。
    葉は広披針形のササの葉形で4〜6枚互生し、長さ20〜30cm、幅2〜5cm、縦じわが目だつ。
    初夏、葉の間から高さ30〜70cmほどの花茎の上部に紫紅色や白花(園芸品種)の花を数個つける。
    園芸品種としては、白色花のシロバナシラン、葉の縁に白色の覆輪斑(ふ)があるフクリンシランがある。
    また、サワラン、ナリヤランなどとの交雑種も作出されている。
    側花弁は平開し、径約3〜5cmで目だつ。唇弁は内側に巻いて筒状となり、5条の縦ひだがあるが、
    距(きょ)はない。偽鱗茎は漢方で止血・排膿などに用い、根は「白及根(はくきゅうこん)」と呼ばれ、
    漢方ではひびやあかぎ れの薬として利用される。[季語]夏−植物。
    
    我が家のシラン
    管理方法 : 日当たりと水はけの良い場所に植える。丈夫で繁殖力が旺盛な植物だが、
     あまり乾燥させると良くないので湿り気のある腐植質土壌で育てるとよい。
     定植する場合は土をくずさないようにする。土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与える。
     葉が傷むので真夏は遮光する。地植えの場合は毎年地下茎からよく広がる。
     繁殖は3〜4月または10月に地下茎を切り、株分けで行う。
     あまり小さくしすぎると枯れてしまうので、2〜3年に1度を目安に行う。
白妙菊(Dusty−miller、Silver Queen Dusty Miller)しろたえぎく : 別名に「ダスティーミラー」や
    「セネシオ」がある。学名は「Senecio cineraria」でシネラリアの名があるが、
    「シネラリア」や「サイネリア」は別の花である。Senecio(セネシオ)は、
    この種の植物に灰白色または白色の冠毛があることからラテン語の「senex(老人)」が語源である。
    英名の「ダスティーミラー」は「ほこりをかぶった粉屋」の意味で、葉全体が白っぽく
    粉をふいているところから名付けられた。花言葉は「あなたを支える」。11月12日、1月31日の誕生花。
    原産地は地中海沿岸で、菊科、セネシオ(キオン)属の耐寒性常緑多年草であるが、
    若い苗ほど葉色が美しいので一年草として育てる方が良い。
    草丈は10〜100cmと、放って置くと大変伸びるので適宜刈り込む事でこんもり仕立てることもできる。
    茎や深い切れ込みのある葉がビロードのような銀白色の綿毛でおおわれているのが特徴で、
    6〜11月頃、その先端に黄色の散房状の小花を多数付けるが、花よりも葉を鑑賞するのではないかと
    思うほど葉がきれいで、強い霜にさえ当てなければ周年鑑賞できることから、
    ベランダ等に花の少ない秋〜冬には特に重宝がられている。
    同じ白妙菊の一種だが、花がマーガレットのような白色のものはタナセタム属で
    「シルバーレース(silver lace)」と呼び、白妙菊ではない。[季語]春−植物。
    白妙菊の品種 : 切れ込みの深さがそれぞれ異なり、3品種ほどが流通している。
     ★シラス : 丸葉でほとんど切れ込みがない。厚みのある葉が特徴。
             ブーケやアレンジメントに利用される。
     ★シルバーダスト : 草丈30cmほどの矮性品種。深い切れ込みがあり最も白い。
     ★ダイヤモンド : 切れ込みがあり、暑さ・寒さに強い品種。暖地では木質化し大きくなる。
    管理方法 : 日当たりの良い場所で育て、水やりは渇き気味にし、土が乾いたらたっぷりと与える。
     肥料は3、5、9月に固形肥料を置き肥すると良い。2年目以降の5〜6月に花が咲いた後、
     すぐに刈り込んで種子をつけないようにすれば宿根する。病害虫はほとんどないが、
     春から秋の多湿期にアブラムシがつくことがあるので、株元にオルトラン粒剤をまくとよい。
    増やし方 : タネ蒔きは、3月中旬〜5月上旬か、9月中旬〜10月下旬(開花が翌々年になる)。
                     発芽まで2週間ほどかかる。
             挿し芽は、4月下旬〜7月上旬か、9月中旬〜10月下旬。
白薔薇(しろばら) = 白薔薇(薔薇の関連に別掲)
新緑(しんりょく) : 初夏の爽やかな若葉のみずみずしい緑。[季語]夏−植物。
    
    
スイートピー(すいいとぴい) = スイートピー(別掲)
水仙 = 水仙(別掲)
酔芙蓉(すいふよう) : 朝は白・昼は楊貴妃のようなほんのり薄紅・夕は真っ赤に酔った顔色の
    紅に変わることからついた名で、翌朝にはしぼむ園芸品種。[季語]秋−植物。
    
    
睡蓮(すいれん) : スイレン科スイレン属の多年生水草で、花は昼咲き、夕方に閉じる。[季語]夏−植物。
    
    神代植物公園にて(2003.5.13撮影)
    
    神代植物公園にて
    
    神代植物公園にて
    
    新宿御苑大温室の熱帯スイレン(2005.2.11撮影)
    
    「咲くやこの花館」の東南アジア〜オーストラリア原産の熱帯スイレン「ニンファエア・ビオラケア」
    (大阪のK.Kさん提供、2010.10.19撮影)

    
    福岡城跡の大手門のお堀に咲いていた睡蓮(2008.7.17撮影)
    
    光市スポーツ公園にて(2009.6.13撮影)
    
    紅白の睡蓮(周南市の二家本さん提供)
    
    法起寺の池に咲いていた睡蓮(2011.10.11撮影)
ストック = ストック(別掲)
背高泡立草(せいたかあわだちそう) = 背高泡立草(別掲)
ゼラニウム = ゼラニウム(別掲)
仙人草(せんにんそう) = 仙人草(薬草に別掲)
千振(せんぶり) = センブリ(薬草に別掲)
立葵(a hollyhock)たちあおい、ホリホック : @唐葵(からあおい)。花葵(はなあおい)
    梅雨葵(つゆあおい)。小アジア、中国原産のアオイ科タチアオイ属の越年草。地中海沿岸原産。観賞用。
    高さ約2メートル。葉は心臓形で浅い切れ込みがある。梅雨の頃から茎が伸び葉腋ごとに
    紅・桃・白・黄・紫などの大形の五弁花を下から上へ順に開き、長い花穂をつくる。[季語]夏−植物。
    
    
    
    
    Aエンレイソウの別名。
    B葵紋の一つ。茎のある葵の葉三つを杉形(すぎなり)に立てた形のもの。
田村草(たむらそう) = 田村草(別掲)
ダリア(a dahlia:ラテン)だりあ : ダリヤ。日本には1842(天保13)年にオランダ人によってもたらされた。
    花の形がボタンに似ているため、天竺牡丹(てんじくぼたん)と呼ばれた。学名は「Dahlia pinnata」。
    メキシコ原産のキク科の多年草で、観賞用に栽培される。根は塊根で紡錘形に肥厚。高さ1〜2m。
    葉は羽状複葉。夏から秋にかけ、頂に径4〜30cmの頭花をつける。
    花は一重または八重で、紅・白・黄・紫など、花色も花形も種類が多い。[季語]夏−植物。
    以下のダリアは鹿児島県種子島の清水園芸(株)が運営している「園芸ナビ」より一部借用。
    球根を販売していますが、すべて売り切れでした。

     
    祝歌                           祝宝
     
    小舟                           ミッドナイトムーン
     
    日傘(7〜8cmの小輪)                ポヒラーゲスト(15〜20cm)
     
    赤流                           ムーンワルツ
     
    フィダルゴブラッキー(7〜8cm)           神秘の輝
    
    スノーボール
    皇帝ダリア : メキシコ原産のキク科の多年草で、成長すると3〜5mにもなることから名付けられた。
     ダリアの原種でもあり、日照時間が短くなると咲く短日植物で、別名「木立(ツリー)ダリア」とも呼ばれる。
     花茎20cm、直径約20cmのピンク色大輪の花を茎の頂上につける。
     晩秋の頃、空にそびえて立つ姿は圧巻である。
    
    皇帝ダリア
     管理方法 : 直射日光、強光線を好むので、日当たりと水はけの良い場所に
      庭植え(地植え)や大型の鉢(深さ50cm、直径40cm以上)に植え付ける。
      肥料は植え付ける前に元肥(フラワーNo1など)をしっかり混ぜ込んでおく。
      水は、土の表面が乾いたらたっぷり与える。
      花の終わった後、幹を切り、春頃まで水苔で巻いておいて、根が出るのを待つ方法が一般的。
      台風、強風で折れることがあるので、2〜3mに成長したら、支柱を取り付けるとよい。
      晩秋咲きのため、霜の早い地域では花が咲く前に枯れてしまうので注意しましょう。
蒲公英(a dandelion)たんぽぽ : 英名「ダンデライオン」はフランス語の“ライオンの歯”。
    学名「Taraxacum(タラクサカム)」はアラビア語の“苦い草”。花言葉は「再会の夢」。
    4月15日の誕生花。キク科タンポポ属の多年草の総称で、日当たりのよい草地に生える。
    日本在来の関東地方のカントウタンポポ、静岡県東部などのトウカイタンポポ、
    甲信越地方のシナノタンポポ、近畿から九州にかけてのカンサイタンポポ、エゾタンポポの他、
    西洋からの帰化種であるセイヨウタンポポ、アカミタンポポなど、日本全土に20数種類が自生している。
    春だけに花をつけるのは日本在来種で、西洋種(外来種)は夏から冬にかけても開花する。
    また、花の下にある外側の総苞片(そうほうへん)が反り返っているのが西洋種、
    反り返ってないのが在来種である。
    西洋種は、受精がなくても種を付けて繁殖をすることができるという単為生殖の性質をもつことから、
    年中繁殖することが可能で、近年は在来種よりも西洋種が分布地域を広げている。
    葉はロゼット状に叢生し、倒披針形で切れ込みがある。春、中空の花茎を出し、舌状花のみから成る
    黄色の頭花をつけるが白色もある。たんぽぽ色とはタンポポの花のような鮮やかな黄色のことをいう。
    柄のある白色の冠毛がついた小さい実が、風に乗って飛び散る。[季語]春−植物。
    在来種も西洋種も同様に薬草として利用でき、通常、開花前に根ごととり、水洗いして乾燥させて用いる。
    蒲公英(ほうこうえい)は、タンポポの漢名で、タンポポの葉を乾燥させた生薬は、解熱・健胃薬になる。
    花や若い葉はサラダやおひたし、天ぷらなどにして食べたり、乾燥させてお茶として利用する。
    根は干してフライパンでいって、タンポポコーヒーにする。
    葉には、ビタミン類のほか、カルシウムカリウム、リン酸などのミネラル分も豊富に含まれ
    ●利尿効果があり、苦味成分は●健胃などに効果的で、生の葉から出る白い汁は
    ●婦人科系疾患●催乳効果があるとして、古くから民間医療で利用されてきた。
    薬効が最も集中しているといわれる根には、タンニンやアスパラギン、イヌリン、
    リノール酸などの有効成分があり、●体液の流れを促し、●利胆●解熱●便秘●強壮
    ●発汗●母乳不足などに効果があるとされている。根を刻んで乾燥させたものを煎じたり、
    ホワイトリカーなどのアルコールに漬け込んで薬草酒にして服用する。
    
    山口県防府市にて(2005.4.11撮影)
    
    山口県周南市にて(2009.4.17撮影)
    「たんぽぽ」の花びらは1枚なので、花びら1枚が“おしべ”と“めしべ”を持った1つの「花」になっている。
    その花が約200集まり一つの“集合花”となって咲いているため、
    一つの集合花が200近い種・綿毛を飛ばす。
    種は遠くにたどり着き、地中に深く深くごぼうのような根を下ろす。
    深いものは50cmにも達する。ゆらゆら、ふわふわと可憐な「たんぽぽ」は、
    街中のアスファルトの隙間にも根を下ろす、強い生命力のある野の花である。
土筆(つくし) : 筆頭菜。付子。継く子(スギナは継ぎ菜)。筆の花。つくづくし。つくしんぼ。すぎなぼうず。
    花言葉は、「意外」「驚き」「向上心」「努力」。
    スギナ(杉菜)という羊歯(シダ)植物の胞子茎。つくしの頭から胞子が飛散り、
    それから芽が出てスギナになる。そして、次の春にはスギナの根からつくしが伸びる。
    日当たりのよい畦や土堤などに生え、成長しきらない柔らかいものを摘んで茹でて食べる。
    スギナは、最古の陸上植物の末裔で、3億年前の先祖は高さが30mもあった。
    長い地球の歴史の中で、何度も春を迎えて今の形になったのでしょう。[季語]春−植物。
    
    札幌中島公園内に生えていたツクシ(ゆんフリー写真素材集より)
躑躅 = 躑躅(別掲)
椿(つばき) = 椿(別掲)
露草 = 露草(別掲)
鉄砲百合 = 鉄砲百合(別掲)
(どくだみ) = ドクダミ(薬草に別掲)
海桐(tobira、glossy−leaved pittos porum)とべら : 暖地の海岸に多いトベラ科トベラ属の常緑低木。
    高さ1〜3メートルで本州から沖縄の海岸近くに生ずる。密に分枝して全体は円い樹形をなす。
    葉は光沢がある。初夏、白色5弁で筒形の花を開き芳香がある。雌雄異株。
    茎葉に一種の臭気があり、昔、節分や除夜に扉に挟んで疫鬼(えきき)を防ぐ風習があったことから
    「扉(トビラ)」や「扉の木(トビラノキ)」の別名がある。庭木として栽培。[季語]夏−植物。
    
    山口県周南市の国道2号線沿いの海桐
    海桐の実 : 夏の終わりの頃に1cmほどの青い実を付け、晩秋に熟すと裂けて赤褐色の種子を出す。
     [季語]秋−植物。
    
    トベラの実
鳥兜(とりかぶと) = 鳥兜(別掲)
(なし) = (別掲)
撫子(なでしこ) = 撫子(別掲)
菜の花(rape blossoms)なのはな : 3月3日の誕生花。
    「野菜の花」という意味で、アブラナ科の花びら4枚の花の総称。
    アブラナの通称として用いられ、「アブラナの花」も菜の花だが、
    「ブロッコリーの花」「大根の花」「キャベツの花」「白菜の花」「小松菜の花」
    「青梗菜の花」「かぶの花」「わさびの花」なども『菜の花』の一つである。
    菜花(なばな)は菜の花の食材としての呼び名。[季語]春−植物。
    アブラナ科の野菜は、ガン細胞の発生を抑える「イソチオシアネート」を“辛み”に含んでいる。
    また、フラワーセラピーで『菜の花』は、気力を充実させ、活力を与える花だそうです。
    菜の花から取れる菜種は英語でrape oilというが、
    カナダで品種改良された遺伝子組換えでない菜種を原料とした「菜種油」を
    「キャノーラ油(Canola)」といい、Canadaとoilを掛け合わせて作られた造語である。
    品種名はブラシカ・ナパス(Brassica.napas)という。
    ちなみに、日本の在来菜種はブラシカ・キャンペストリスという種だが、
    要するにキャノーラ油とは、西洋菜種でつくった菜種油のことだといえる。
    「キャノーラE」とは、キャノーラ油にビタミンEを加え、栄養を強化した油のこと。
    選び方 : つぼみがギュッとかたくしまっているものが新鮮。黄色の花が開いているものほど、
     収穫から時間が経っている。葉や茎が肉厚でみずみずしく、張りのあるものを選びましょう。
    おいしい食べ方 : 菜の花は、塩を一つまみ入れてサッとかために茹でるのが、
     おいしさを引き出すポイント。子ども向けには、茹でてから水にさらすと苦みがやわらぐ。
     桜えび・あさり・鯛など春の魚介類との取り合わせは、見た目もかわいらしく、
     ホワイトソースやマヨネーズ、バターをつかった洋風メニューにもぴったり。
    上手な保存法 → 食品保存法
    
    
    春の訪れを教えてくれる『菜の花』は、「食べても良し」「見ても良し」の花ですね。
    菜の花に関係のある「朧月夜」でも聴いて見ましょう。

南天(なんてん) = ナンテン(薬草に別掲)
日光黄菅(にっこうきすげ) : カンゾウに似ているが、やや小さいユリ科の多年草。[季語]夏−植物。
    
    ニッコウキスゲ(ゆんフリー写真素材集より)
    
    ニッコウキスゲ
韮の花(にらのはな) : 学名は「Allium tuberosum」。ユリ科ネギ属のに咲く花で、
    8〜9月に、白い小花が球形に集まって咲く。[季語]夏−植物。
    
    ほとんど手入れをしないのに、我が家の庭の隅に毎年咲く韮の花
猫柳 = 猫柳(別掲)
合歓の花(ねむのはな) : ネムノキ。高さ5〜10メートルほどの山野に自生する
    離弁花類マメ科ネムノキ亜科の落葉高木で、6、7月ごろ、薄紅色の花が夕方に開く。
    名は、小葉が夕方眠るように閉じるので眠之木(ねぶるのき)言われ、これがなまった。
    5数性で、5枚の花弁は左右相称の蝶形花(ちょうけいか)にならず、合弁花類のキキョウの花のように
    放射相称に合体する。これはごく小さく見えにくい。雄しべは離弁花類のウメの花のように多数あって
    美しい。これが花弁に代わって虫を招く。雌しべの子房をつくる5枚の心皮は1枚に減る。
    心皮は中肋(ちゅうろく)の両側で内に折れ、緑の合わさった部分(腹縫線:ふくほうせん)に
    胚珠(はいしゅ)をつける。これは成長し豆果(莢果:きょうか)になる。[季語]夏−植物。
    カリアンドラと似た感じがするが、カリアンドラは花が球状になる。
    
    ねむの花(周南市の二家本さん提供)
野薊(のあざみ) = ノアザミ(薬草に別掲)
凌霄(a trumpet creeper、a trumpet flower)のうぜん : 凌霄葛(のうぜんがずら)
    凌霄の花(のうぜんのはな)、凌霄花(のうぜんか)。漢名は凌霄花(りょうしよぅか)
    中国原産でノウゼンカズラ科の蔓性落葉木。気根を出して他物をはい上がる。葉は羽状複葉。
    夏、黄赤色の大きい漏斗状の花を多数つける。花は有毒だが、観賞用とされる。[季語]夏−植物。
    
    偶然にとまったクロアゲハ蝶
    
    自宅でたった1輪咲いた凌霄の花。蜜があるのか蟻が数匹寄ってきていた(2008.7.18撮影)
    
    今年はたくさん咲いた自宅の凌霄の花(2010.7.20撮影)
糊うつぎ(のりうつぎ) = 糊うつぎ(別掲)
ハイビスカス = ハイビスカス(別掲)
貝母の花(ばいものはな) → 貝母(別掲)
(はす、はちす:ハス科の多年草で、水面をおおった葉の間に白や紅色の美しい花をつける。
    [季語]夏−植物。
    
    
    
    福岡城跡の大手門のお堀に咲いていたハスの花(2008.7.17撮影)
    
    同上
    
    同上
花菖蒲(はなしょうぶ) = 花菖蒲(菖蒲関連に別掲)
花韮(Spring star flower:スプリングスターフラワー)はなにら : 西洋甘菜(せいようあまな)
    花言葉は「恨み」「別れの哀しみ」「悲しい別れ」「卑劣」「耐える愛」。学名は「Ipheion uniflorum」。
    中南米原産でユリ科イフェイオン属の球根多年草で観賞用に栽培される。
    卵球形で径1.5cm内外の鱗茎がある。葉は、広線形肉質で鮮灰緑色、長さ15〜30cmで多数束生。
    高さ約20cmになる花茎の頂端に、白または薄紫色の清楚な直径3cm程の6弁花をつける。
    花弁の基部は漏斗状だが上半部は星状に開き、藤青色の脈が目立つ。
    葉っぱの形と匂いが、野菜の韮(ニラ)に似ているが、葉は有毒で食べられない。[季語]春−植物。
    ちなみに、韮の花(にらのはな)は同じユリ科であるがネギ属で、
    葉っぱは、スタミナ野菜のニラそのもので[季語]は夏−植物である。「韮」単独だと[季語]は春−植物。
花水木 = 花水木(別掲)
ハマナス = ハマナス(別掲)
薔薇(ばら) = 薔薇(薔薇の関連に別掲)
半夏生草(はんげしょうそう) : 草丈が1mほどの湿地、沼、水辺などに生えるドクダミ科の多年草で、
    本州、四国、九州、沖縄に自生。台湾、朝鮮半島、中国にも分布する。
    別名に、半夏生(はんげしょう)、半化粧(はんげしょう)、片白草(かたしろくさ)
    中国名の三白草(さんぱくそう)などがある。夏至から11日目の半夏生のころ、
    茎の先の葉が2・3枚白色に変化して花がさきはじめることから 半夏生という名前がついたという説と、
    白い穂状の花が咲く頃、そのまわりの葉が白くなるが、葉の裏は緑色のまんまなので
    半分だけ化粧をしたようだと半化粧とか片白草という名前がついたという説がある。
    花言葉は「内に秘めたる情熱」。水辺に生え、観賞用や薬用に栽培もされる。
    高さ60〜70cm、茎は直立する。葉は楕円形で長さ約10cm。
    6〜8月茎の上部の葉が2〜3枚白くなり、その脇から淡黄色で、長さ10cmほどの花穂を垂れる。
    白い穂状の花は花弁がなく、虫媒花で、全体に一種の臭気がある。[季語]夏−植物。
    
    半夏生草
    採取時期と調整法
     7〜8月の開花期に全草をとり、水洗いしたのち、日干しにする。また生の葉を使用する。
    成分 : 全草にある臭気は精油によるもので、その中にメチルノニ ールケトンを含む。
     フラボノイトのクエルセチンや、その配糖体のクエルチトリンも含まれ、これらには利尿作用がある。
    薬効と用い方 : 利尿に:1日量10〜15gを水600ccで1/3量に煎じて服用する。
     はれものに:軽く一握りを水400〜600ccで1/3量に煎じ、これで洗う。
     また生の葉に少量の食塩を加えて砕き、患部に当てる。
パンジー = パンジー(別掲)
雛罌粟(ひなげし) = 雛罌粟(別掲)
日葵(a sunflower)ひまわり : 向日葵(ひまわり)。日輪(にちりん)草。日車(ひぐるま)草。日回り草。
    学名は、Helianthus annuus。花言葉は、 崇拝・敬慕・愛慕・憧れ・栄光。8月8日の誕生花。
    北米中西部原産のキク科ヒマワリ属の大形1年草だが、
    自生種の花は小さく、これに近縁の種が交雑して大型の栽培品種ができたとされる。
    茎は直立し、高さ2メートル内外。葉は心臓形。
    夏、茎頂に径20センチメートルほどの黄色の頭花をつける。
    太陽を思わせる黄色い花びらは飾りで、褐色の部分に約千の小さな花が並んでいる。
    この一つ一つの花が実を結び、約千の種ができる。
    種子は食用とし、また油を採る。太陽の動きにつれて花が回ると信じられていたことから
    ヒマワリの名がついたが、それほど動かない。[季語]夏−植物。
    

    
    
    
    
    
    我が家のヒマワリ(2011.7.13撮影)
     ひまわりは、紀元以前より北米先住民のネイティブアメリカンの間で食物として広く栽培されていた。
    ネイティブアメリカンの部族では、ひまわりの種を粉末に加工して、菓子・おかゆ・パンにしたり、
    肉や野菜と混ぜて食べられていた。食物としてだけでなく、
    染料・ボディーペインティング・塗り薬・建材など幅広く使われていた。
     ひまわりは画家のモチーフにも使われ、有名なのがゴッホひまわりである。
    ゴッホのひまわりは全部で12点あり、その内7点はゴッホ芸術の最良期であるアルル時代の作品である。
    ゴッホは自身の理想である芸術家村構想を実現させるため、アルルに「黄色い家」を借り、
    そこにゴーギャンを招いた。ゴーギャンを迎え入れる部屋に飾るため描かれたのが「ひまわり」であった。
ヒヤシンス = ヒヤシンス(別掲)
昼顔(Convoluvulus)ひるがお : 鼓子草(ひるがお)。学名は「Calystegia japonica Choisy」。
    ヒルガオ科ヒルガオ属の蔓性(つるせい)の多年草で、丘陵から山地の道端、野原、垣根、耕作地、
    荒れ地などに自生し、日本、および朝鮮半島、中国に分布する。世界に25種、日本に4種分布する。
    名は、朝咲くアサガオに対し、昼に咲くことによる。茎は長く伸び、他物にからまる。
    葉は互生し、長楕円(ちょうだえん)形で基部の側片は耳形になる。
    6〜8月、葉腋(ようえき)から翼のない長い花柄を出し、先に漏斗(ろうと)形で朝顔より
    やや小さな直径6cmほどの淡紅色花を1個ずつ開く。萼(がく)を包む2枚の包葉は卵形、
    先端は丸みを帯びるか、すこしへこむ。普通は結実せず、地下茎で繁殖する。
    
    ヒルガオ
    全草乾燥したものを漢方で「旋花(せんか)」と称し、瀉下(しゃげ)、利尿剤とする。[季語]夏−植物。
ブーゲンビレア = ブーゲンビレア(別掲)
福寿草(an adonis)ふくじゅそう : 別名「元日草(がんじつそう)」「寿草(ことぶきぐさ)
    「朔日草(ついたちそう)」「側金盞花(そくきんせんか)」「報春草」「報春花」「歳菊花」などとも呼ばれる。
    花言葉は「永久の幸福」「幸福を招く」「想い出」「回想」。1月4日、4月6日の誕生花。
    学名は「Adonis amurensis」。キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草。
    春一番新年を祝う花として、福を招き縁起の良い花として喜ばれることから、福寿草の名が付いた。
    日本、韓国、中国北部、東シベリアなどに分布、多くの品種がある。
    すでに江戸時代から園芸品種が開発され、120品種以上あったといわれている。
    現在は黄色系の福寿海、赤・オレンジ色系の秩父真紅といった品種が中心に流通している。
    高さ10〜20センチ。早春、雪の合間からニョキっと生え出し、
    頂生し黄色で多数の花弁がある径約4センチメートルの花を1個開き、
    やがて茎が伸び、羽状に細かく切れ込むニンジンの葉に似る複葉を互生する。
    福寿草の花は太陽が出ていない時はしぼんでいるが、ひとたび太陽の光を受けると10分ほどで開く。
    「春の妖精」と言われるように、生育期は非常に短く、2月〜4月下旬のわずか3カ月ほどで、
    森の木々が葉を広げる6月頃には一年の活動を終えて休眠期となり、土の中で過ごす。
    正月用の鉢植え・盆栽などにするが、野生のものは3月から4月上旬に咲く。
    有毒で、全草が利尿薬、根は強心薬などの漢方薬として用いられているが、根には作用の激しい
    アドニトキシン(強心性配糖体)が含まれているので、家庭での薬用には危険性がある。
    [季語]新年−植物。
    
    福寿草
    管理方法 : 置き場所は11月から翌年5月まで、日当りのよいやや湿り気のある場所に置き、
     後は日陰に置き変える。寒さ暑さにはたいへん強い植物だが、
     暖かい場所で管理すると芽が腐る場合があるので、加温された室内での栽培は避けましょう。
     増殖は株分けと種まきで、株分けは10〜11月頃に行う。
     種まきは「採りまき」といって、花が散って種ができたら、保存せずに、すぐまくが、
     種から育てると、花をつけるまでに、5年以上もかかる。
     植え替えは2〜3年に一度でも大丈夫で、11月に根を切らず大き目の鉢に植替えする。
     肥料は11月からたくさん与えると、草丈が20センチ以上になり、十分切り花として使用できる。
(ふじ) = (別掲)
藤袴(ふじばかま) = 藤袴(別掲)
仏桑花(ぶっそうげ) = ハイビスカス(別掲)
冬苺(ふゆいちご) : バラ科の常緑低木で、クリスマスなどで食するオランダ苺とは異なる。
冬紅葉(ふゆもみじ) : 時雨や風によって色も深まり、立冬を過ぎても枝に残っている紅葉。
    [季語]冬−植物。
ベゴニア(a begonia:ラテン)べごにあ : シュウカイドウ科ベゴニア属の多年草植物の総称。
    花名は、フランス領カナダ総督を勤めた植物学の後援者「ベゴン」に由来している。
    オーストラリア大陸を除く世界中の温帯・熱帯・亜熱帯に分布している。
    ベゴニア(赤)は7月1日の誕生花で、花言葉は「大切な思い出」。
    ベゴニア(白)は9月9日の誕生花で、花言葉は「親切」。
    ベゴニア(ピンク)は12月19日の誕生花で、花言葉は「愛の告白」。
    
    鬼怒川温泉にて(2003.9.23撮影
    
    4種類のベゴニア(周南市のバーデンハウス三丘にて)2008.10.19撮影
    
    
    
    周南市内にて(2009.5.29撮影)
    
    光市スポーツ公園にて(2009.6.13撮影)
    汁液の多い多年草または半低木で、秋海棠より花の枝が短い。オーストラリア大陸を除く
    世界中の温帯・熱帯・亜熱帯に2000種あまりの原種が広く分布しているといわれている。
    葉や花を観賞するため栽培し、多くの園芸品種があり、色彩・模様・形状など変化に富む。
    茎や葉は多肉質で柔らかい。葉は左右非対称の卵形や心臓形で、「ゾウの耳」とも言われ、
    裏面が赤や紫色である。花は4弁および5弁花で、淡紅色、白、黄、赤、紫などがあり、
    同じ株に雄花・雌花が咲く。木立性ベゴニアにも多くの原種があり、
    茎がまっすぐ直立して伸びる「ケインタイプ」とよく枝分かれする「シュラフタイプ」の2種類があるが、
    後者のほうが鉢花などでよく出回っている。花は少し垂れ下がるように咲くので、
    ハンギングタイプの鉢に植えて、下から見上げるような感じの場所においたり、
    つるしたりしておくと見栄えがする。[季語]夏−植物。
    ソレニア(ガーデンベゴニア) : 花壇向けに育成された丈夫なベゴニアで、雨や病気に
     強い性質に改良されている。一般的なベゴニアに比べ、「ソレニア」は直射日光に当たっても
     葉焼けすることが少なく、元気に成長を続ける。雨に当たっても花傷みを心配する必要はない。
     ボリュームのある大きな花と鮮明な花色が特徴で、単独植え、寄せ植えのどちらでも豪華さを演出する。
     管理方法 : 風通しの良い、半日程度日の当たる水はけの良い場所で育てる。
      水やりは土の表面が乾いてから、たっぷり与える。春に植えつければ、梅雨明け頃まで
      旺盛な生育と開花を続ける。7月頃に切り戻すと、10月頃には再び開花する。
      ベゴニアの中でも高温に強い品種だが、強い西日は当たらないようにする。
      とてる肥料の好きな花なので、20日間を目安に液肥または置き肥を与えると良い。
    ボリアス(エラチオール・ベゴニア) : エラチオール・ベゴニアは、球根ベゴニアと球根性ベゴニアの
     「ソコトラーナ」との交配によって作り出された園芸品種で、その中の「ボリアス」という品種は、
     ヨーロッパで大変人気があり、赤と白のコントラストが美しい花で、
     従来のベゴニアに比べて花持ちがよく、長く花を楽しむことができる。本来は秋〜冬咲きだが、
     日長操作をすることでほとんど周年開花させることができる。花付きが多く、株全体が花に覆われ、
     開花期間も長いことから一躍注目を浴び、今や温室鉢花の女王とまで呼ばれている。
     リーガース・ベゴニアという呼び名は、このエラチオール・ベゴニアをもとに旧西ドイツの
     育種家のオットー・リーガー氏が育成した品種群が広く普及したことから使われるようになった。
     管理方法 : 日光が不足すると花やつぼみが落ちたり、茎が伸びすぎたりするので、
      日当たりの良い場所に置く。鉢土の表面が乾いてきたら水をたっぷりと与える。
      底面給水方式の鉢の場合は、常に受け皿に水があるように補給する。
      開花時期が長いので肥料切れをさせないように、月に1回、花鉢用固形肥料(バットグアノ等)を与え、
      2週間に1回程度薄い液体肥料を与える。茎が伸びすぎて姿が乱れてきたら、
      切り戻して挿し木をすると扱いやすい苗の形で冬越しがてせきる。
      挿し穂の切り口はカッターなどで切り直し、下葉をとっておく。
    参 : 木立ベゴニア日本ベゴニア協会(HP)
糸瓜の花(へちまのはな) → 糸瓜(別掲)
ペチュニア = ペチュニア(別掲)
紅花(Safflower)べにばな、こうか : @紅色や赤い色の花。
    Aベニバナ、紅(べに) 。また、その花を陰干しにして乾燥させたもの。6月17日の誕生花。
     古名、末摘花(すえつむはな) ・ 紅藍(べにあい)・呉(くれ)・久礼奈為(くれない)の藍。
     花言葉は「化粧」。花の色は最初は黄色で、後に紅色に変わる。     
 
 エジプト原産で、キク科ベニハナ属の越年草。高さ約1メートル。葉は硬く、縁に鋭いとげがある。
 夏、枝上にアザミに似た黄赤色の頭花をつける。花びらを紅色の染料や食紅とし、
 種子からは良質の油(ベニバナ油・サフラワー油)や石鹸が得られる。
 漢方では紅花(こうか)という生薬名で、腹痛・月経不順・浄血・血行促進などに用いる。
 日本には原産地のエジプト・地中海沿岸からシルクロードを経て、飛鳥時代に渡来し、
 古名を末摘花(すえつみはな)、クレノアイとも呼んで、紅を採取するために栽培した。
 黄色の花を揉んで水で黄色を流し、鮮やかな紅を作る。江戸時代には同量の金と取引きされた。
 秋田や尾花沢から山形市にかけて古くからさかんに栽培され、紅花商人が京阪地方から往来して、
 山形市はベニバナで栄えたといわれ、河北町には「紅花資料館」がある。
 松尾芭蕉の「奥の細道」には尾花沢の紅花商人を訪ね、宿泊と句作をしたことが記されている。
 [季語]夏−植物。
紅薔薇(べにばら) = 紅薔薇(薔薇の関連に別掲)
ポインセチア = ポインセチア(別掲)
鳳仙花(ほうせんか) = 鳳仙花(別掲)
朴の木(ほおのき) = 朴の木(別掲)
牡丹(ぼたん) = 牡丹(別掲)
布袋葵(Water hyacinth)ほていあおい、ウオーター・ヒヤシンス : 布袋草。
    学名は「Eichhornia crassipes Solms」。花言葉は「幸福の時間」、「恋の愉しみ」、「恋の悲しみ」。
    7月13日の誕生花。熱帯アメリカ原産で、ミズアオイ科ホテイアオイ属の多年生の浮遊性水草。
    日本へは明治中期に導入され、暖地では野生化している。葉は細く根生し水中に垂れ、
    腎形で光沢があり、葉柄の基部近くが膨らんで気嚢(きのう)となり、水面に浮かぶ。
    夏、高さ約30cmの漏斗(ろうと)状鐘形で径約3cmの花茎に青紫色の六弁花を
    10個内外穂状につける。花被(かひ)は6枚で淡青紫色、上片は大きくて濃い斑紋(はんもん)があり、
    その中央は黄色である。池・金魚鉢・水槽などに浮かせ観賞用とする。
    栽培は水面に浮かべるか、泥土で鉢植えし、鉢のみを水中に沈める。
    栄養がよいと匐枝(ふくし)で猛烈に繁殖して水面を覆い、世界十大害草として、
    「青い悪魔(blue devil)」の名で恐れられている害草ともなるが、水中の窒素や
    リンを吸収する能力が高く、プランクトンの発生を防ぐので、富栄養湖の浄化も試みられている。
    また、家畜飼料とするほか、発酵させたガスのエネルギー利用の面でも注目されている。
    [季語]夏−植物。
    

    

    

ポピー = 雛罌粟(別掲)
松葉菊(まつばぎく) = 松葉菊(別掲)
松葉牡丹(まつばぼたん) : 南アメリカ原産のスベリヒユ科の一年草で、松葉に似た肉質の葉を持ち、
                  小さな牡丹のような花をつける。[季語]夏−植物。
茉莉花(まつりか) = 茉莉花(別掲)
マリーゴールド = マリーゴールド(別掲)
水引草(みずひきぐさ) → 水引(別掲)
ミセバヤ = ミセバヤ(別掲)
都忘れ(みやこわすれ) : 別名に「野春菊(ノシュンギク)」、「東菊(アズマギク)」がある。
    花言葉は「しばしの憩い」、「また逢う日まで」、「別れ」。学名は「Gymnaster savatieri」。
    日本原産のキク科ミヤマヨメナ属の多年草で、深山嫁菜(ミヤマヨメナ)から作り出された花である。
    春から初夏にかけて、野菊に似た白、薄紅、紫、青などの花をつける。花径は、2〜3cm程度。
    名前の由来は、承久の乱にて佐渡に流された順徳天皇がこの花を見て
    「都への思いを忘れさせてくれる花」と言ったことからこの名がついたとされる。[季語]春−植物。
    
    我が家のミヤコワスレ(2004.4.23撮影)
    管理方法 : 耐陰性があるので、日が当たる場所ではなくて、木陰や半日陰などで管理する。
     耐寒性は強く露地で越冬する。ただし、耐暑性がやや弱く、暖地では西日の当らない半日陰程度の
     ところで管理する必要がある。乾燥に弱いので、土が乾いていたら、水をタップリとやる。
     真夏は蒸発が激しく水切れが起きやすくなるので気をつける。
     肥料は、植え付け時にゆっくり効く緩効性肥料を与え、追肥としては3〜4月と10月に1回ずつ
     緩効性肥料を株元にばらまく。一度植え付けると、数年間は植えっぱなしできる。
     株分けは、花の終わった5〜6月頃か、9〜10月頃に行う。
紫式部(むらさきしきぶ) = 紫式部(別掲)
木蓮(もくれん) = 木蓮(別掲)
(もも) = (別掲)
柳蘭(やなぎらん) : 蘭ではないが、紅紫色の花が咲くアカバナ科の多年草。[季語]夏−植物。
    
山吹(やまぶき) = 山吹(別掲)
山百合(やまゆり) = 山百合(別掲)
鴨足草(ゆきのした) = ユキノシタ(薬草に別掲)
雪柳(ゆきやなぎ) : 中国原産のバラ科の落葉小低木で、米粒ほどの純白の五弁花が雪のように群がり咲く。
    [季語]春−植物。
    
山桜桃(ゆすらうめ、ゆすら) = 山桜桃(別掲)
(よもぎ) = ヨモギ(薬草に別掲)
辣韮(らっきょう) = 辣韮(別掲)
ラベンダー = ラベンダー(別掲)
りんご = りんご(別掲)
竜胆(りんどう) = 竜胆(別掲)
縷紅草(るこうそう) = 縷紅草(別掲)
ルピナス = ルピナス(別掲)
勿忘草(わすれなぐさ) = 勿忘草(別掲)
吾亦紅(われもこう) = 吾亦紅(別掲)





























































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